フィレンツェの午後。スーパーマーケットを探せ! | |
[旅行] | |
2008年12月8日 13時21分の記事 | |
|
|
ウフィツ美術館でツアーは一時解散。 フィレンツェ観光の午後はフリータイムです。 ツアーでは駆け足だったウフィツ美術館。 僕とあっちゃんはウフィツ美術館のバールでランチを済ませ、再び美術館で美術鑑賞。 同じツアー客の皆さんは、そそくさと美術館を後にして、街中に買い物に行きました。 ・・・日本人観光客って、観光に来ているんだか買い物に来ているんだか? Top写真は「ポン・デ・ヴェッキオ」 さぁ! 今日もスーパーマーケットを探すぞ!
改めてみると、ウフィツ美術館の収蔵品は半端な数ではありません。 美術的審議眼や美術知識なんて持ち合わせていないけど、これをツアーの駆け足説明だけで終わらせるのは勿体無いことです。 もっとも、僕とあっちゃんは「入場料を払ったのに、全部見ないと損!」ってことで観てまわったのですが・・・。 ウフィツ美術館を出た僕たちは、美術館につながっている「ポン・デ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)」に向かいます。 美術館の撮影可能場所から見えていたあの橋です。 ポン(橋)・デ・ヴェッキオ(古い)という意味だそうです。 橋の欄干には宝飾店が立ち並び、金銀財宝がまばゆい輝きを放っています。 雲が空を覆った薄暗い日でも、橋の上だけは黄金色の輝きに包まれていました。 橋の上の一番最初のお店で、ショーウィンドウ越しに指輪やネックレスの価格を見て・・・足早に通過することに決定。 ホントはウィンドウショッピングをしながらゆっくり歩いたんですけどね。 ここでのお土産は、橋を渡りきったところにあった露天。 チープなビニールバッグだけど、想い出はpriceless。 便利な言葉がはやってくれて助かります。 それにしても気軽にアレもコレもと買い物できる、こういった売店のほうが我々庶民には楽しめます。 売店のオヤジさんは、ダビデ像の股間がプリントしてあるトランクスをやたら薦めてきましたが却下! ここではビニールバッグとエプロンを二つづつ購入。 露天から、ウフィツ美術館〜ポン・デ・ヴェッキオ〜ビッティ宮へと続く通路を追いかけて、雨のスキマを狙ってビッティ宮へ向かいます。 幸いポン・デ・ヴェッキオ〜ビッティ宮の間は商店街になっていて、雨が降っても避難場所には困りません。 そして到着したビッティ宮。 実物は「ふざけんな!」って叫びたいくらい巨大な宮殿なんですが・・・この写真ではいまひとつ伝わりませんね。 現在はビッティ宮も一部を美術館として一般公開しています。 が今回は時間の関係で中には入らず、引き返します。 商店街でど派手な折り畳み傘を買って、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局へ。 ここは最近日本にも支店を出したとか。 サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の修道院で、薬草などを調合していた最古の薬局。 現在はハーブなどを調合して、香水や石鹸、お酒などを販売しています。 ポプリなどを買いたかったのですが、どの商品が何なのか? 日本語の商品目録もあるのですが・・・チンプンカンプン。 周りの人が買い物をしているのを観ていると、価格もそれなりの模様。 お小遣いなし旅行なので、ここでの買い物は中止。 同じツアーの人にも遭遇しましたが、やっぱり「わかんない」っていって、早々に店を出て行きました。 本日午後は自由行動のため、夕食も自分たちで。 B級グルメが大好きなあっちゃんは「マクドナルド!イタリアの!!」ということで、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅近くのマクドナルドへ向かいますが・・・ マクドナルドの隣にあるピザのファーストフード店にあっちゃんの目は釘付け。 「日本にはないよね?ね?ね?」 ということでこの日の夕食は、ここでピザ。 食事を済ませたし、帰りのバスの時間もあるし・・・そろそろお土産&夜食を買わなければ! そのためにはスーパーマーケットへ行かなければ。 町の中心で花の聖母大聖堂がある広場なら近くにスーパーくらいあるだろう。 と散々歩き回りましたが、発見できず。 道を尋ねようにも・・・観光客ばかり。 お土産屋さんはただでは教えてくれない。 きょろきょろと「親切な」地元の人を探していると・・・いました!! 消防署のまえに消防士さんが二人!それぞれの家族と談笑しています。防火服を着ているから、現場から帰ってきたばかりなのかな? ま、いいや。 「えくすきゅーずみー。ぷりーずてるみーうぇい。」 もう、哀れなくらい道路も言葉も分からなくて困り果てている風で声をかけました。 「ああ。いいとも。どこへ行きたいんだ?」(たぶんこんな感じでいわれた気がする。) と、快くOKしてくれました。 さすが、市民の守り神。 「あいるっくふぉー・・・すーぱーまーけっと」 「・・・スーパーマケット?」 「いえす。すーぱーまけと。」(なんで のだめ風?) 「なんでスーパーマーケットなの?観光じゃないの?」(なんとなくそんな感じのことを言われた・・・気がする。) 「え〜と・・・あいうおんとばい・・・きゃんでぃー。おんりーわんいたりー。」 「わはははは、OK!わかった。で、歩いていくの?タクシーで行くの?」 「おんふっと。」 「OK!ここからだと、あの道をまっすぐ行って・・・」 「じすうぇい?」 「nono。右から2本目の道だ。あそこに見えるだろう?う〜ん、説明が難しいなぁ。」 「ぷりーずぽいんてぃんぐまいまっぷ。」 「おお!いいアイデアだ。いいかい、この道をまっすぐテクテク歩く。テクテクだ。テクテク。」 「てぃくてぃく?」 「そう、テクテクだ。で交差点を三つ超える。そこからしばらく行けば左手にコナドというスーパーマーケットがあるよ。」 「コナド?」 「nonono。コナドゥッ」 「コナドゥッ」 「ああ、そう。コナドゥッ」 「おーきーさんきゅーべりーまっち」 留学生にふざけて「いけない言葉」を教えたときのような表情で、僕を見送る消防士たち。 そして、消防士から見えないところに来るとあっちゃんが駆け寄る。 「分かった?」 ・・・自分が行きたいんだから自分で聞けよな。 「え〜だって、大卒でしょ?私高卒だもん。」 小学校でローマ字を習って、中学高校と6年間。大学でも一年間必須科目で英会話。都合7年以上英語を習ってマスターできないなんて、日本の英語教育はどうなっているんだろう? 日本の英語教育はさておき、三つといわれた交差点が4つだったことを除いて、スーパーマーケットは消防士さんの言ったとおりの道順で・・・って、結局まっすぐじゃん! ま、とにかく珍しいお菓子や食材をたくさん買い込んで、またしても同じツアー参加者からうらやましがられ・・・翌日からこのツアーのみんなはスーパーマーケットを探すようにw モンティカティーニ・テルメのホテルはこの夜でお別れ。 明日はいよいよローマへ。 ポン・デ・ヴェッキオ付近は道も狭く、人も多いのでいつも混雑しています。 | |
このブログへのチップ 0pts. [チップとは] [このブログのチップを見る] [チップをあげる] |
このブログの評価 ★★★★★ [このブログの評価を見る] [この記事を評価する] |
◆この記事へのコメント | |
コメントはありません。 | |
◆この記事へのトラックバック | |
トラックバックはありません。 トラックバックURL https://kuruten.jp/blog/tb/sukima/57068 |