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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第27期受験直前講座 (9)アンテナと給電線の整合の解答 |
2021年1月24日 9時30分の記事 |
第27期受験直前講座 (9)アンテナと給電線の 整合の解答 今回は、 アンテナと 給電線の整合についての 演習問題の 解答と解説を行います。 前回、この問題は、珍しく、出題の度に問題が違うと申し ましたが、給電線と空中線の整合について理解していれば 、どの様な問題でも答えられる様に出来ています。 (過去問とその答えの暗記では、対応出来ませんネ) 解説を理解して、整合について正解出来る様にしておいて 下さい。 それでは、問題から見てみましょう。 [演習問題13] 次の記述は、アンテナと給電線の接続について述べたもの です。( )内に入れるべき字句を下の番号から選んで下 さい。 (1)アンテナの( ア ) と給電線の特性インピーダンス を整合させて接続する必要がある。 (2)整合がとれていないと、給電線に定在波が( イ )。 (3)一般に 半波長ダイポールアンテナは、( ウ )形で あり、同軸給電線は、 ( エ ) 形であるので、両者 を接続するための変換器として( オ )が用いられる 。 1 生じる 2 平衡 3 生じない 4 バラン 5 サーキュレーター 6 方向性結合器 7 不平衡 8 放射抵抗 9 入力インピーダンス 10 進行 11 反射 [演習問題13の解答と解説] ア 答えは、”9(入力インピーダンス)”。 下の図をご覧ください。 電池を送信機。r を給電線の特性インピーダンス。 そしてR を空中線の入力インピーダンスとします。 負荷:R で消費される電力が最大になるのは、 R が 何[Ω] の時か考え見て下さい。 R で消費される電力 :P は、以下の式で求める事が出来ます。 P = {4 [V]/( 2 [Ω] + R [Ω] ) }^2 x R この式は、 最初に電流を求めて、電流を 2乗して R を掛けていますので、電力になります。 R に色々の値を入れて グラフを描いてみますと一目 瞭然で結果が出ますが、時間がない方は R に0.5 [ Ω] 、 1 [Ω] 、2 [Ω] を代入しで計算してみて下さ い。 Rが2 [Ω]の時が、最大の電力になると思います。 抵抗だけで考えましたが、図で言いますと電源側(送 信機と給電線)と 負荷( アンテナの入力) インピーダ ンスを同じにした時に電力を一番多く負荷(アンテナ ) へ伝える事が出来ます。 これは、給電線とアンテナを繋ぐ場合だけでなく 電 子機器どうしを繋ぐ場合も同じです。 身近なところでは、 皆様が使用しているフマフォの 出力インピーダンスと イヤフォンのインピーダンス は 同じになってます。 イ 答えは、”1(生じる)” 。 下の図は、 給電線の先に 給電線のインピーダンスと 同じ値の抵抗:Rを繋いだ場合の様子を示しています。 図-1 図-1の様に送信機からの高周波は、進行波となって 、抵抗:Rに吸収(消費)されてゆきます。 続きは、記事をお買い求めの上、お読み下さい。 [受験クラブより] 貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に値しな い資格なのでしょうか? 新コロナ・ウィルスで中々外へもだ掛けられい 今だからこそ、受験勉強をしてみるのも良いの では、ないでしょうか? 合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えています か?。 本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いてありま す。 特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変 重要な試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み下 さい。 |
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[カテゴリ:無線工学] |
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