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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第29期無線工学第2章航法支援施設 (1)VORとDMEその2
2021年9月18日 9時30分の記事
 
                 第2章航法支援施設
                 (1)VORとDMEその2

各航法支援施設の原理については、 ネット上でも書か
れていますが、肝心な部分が書かれていなかったり 原
理そのものが 不正確なものであったりし 正確なものを
見る事ができません。
又、残念ながら 受験参考書でも 肝心な部分が ボヤか
されて書いてありますので  読者には、理解しがたいも
のになっています。
曖昧な事は、記憶に残りません
航法支援施設の曖昧な説明の例としましては  以下の
様なものがあります。
”ローカライザーは、 滑走路に向かって左側で VHF帯
の内の1つの周波数の搬送波を 90 [Hz]で変調した電
波を輻射し、そして同じ周波数の搬送波を150 [Hz] で
変調した電波を滑走路の右側から輻射する”と言う 説
明がありますが、同一周波数の電波を同じ施設から輻
射する事は、 電波が干渉してしまいますので通常、 そ
の様な事は、 出来ませんので 不正確な説明と 言えま
す。
この様に不正確な説明が多いのは、 航法支援施設の
製作するメーカーや それを使用するお役所の 極一部
の人しかきちっと書かれた書籍の存在を知らない為で
す。 
また、その書籍の内容は、 非常に高度で、単に、航法
支援施設に興味がある程度の人では、 難解すぎて理
解できません。 

今回のお話は、受験以外で 航法支援施設に興味をお
持ちの方にも 分かりやすくお話をしていますので大変
貴重な内容となっています。


なお、各施設の写真の掲載には、 国土交通省航空局
の許可が必要ですので掲載出来ません。 写真をご覧
になりたい方は、当ブログの東海総合通信局のブック
・マーク又はCQ出版社殿の「RF WORLDNo.7}のブッ
ク・マークをクリックしてご覧下さい。 

それでは、今回はVORの構成のお話を致しますが、そ
の前に多くの予備知識が必要です。
その1つに電波がどの様な物かと言う事がありますが、
その点については、 第1章の空中線と電波を参照して
ください。
ここでは、 電波を使ってどの様に音楽やデータを伝え
るかと言う事を 簡単にお話します。
(正確には、電波としてアンテナから輻射される前の高
周波をどの様に音声やデータで変化させアンテナから
電波として輻射するかと言う事です。)
電波を音声信号やデータで変化させる事を変調と言い
ます。その変調方式の基本は、 以下の4通りです。

 (1)電波の強さを信号の大きさで変化させる

   電波の強さを音声信号(以下送るべき音声やデー
   タを音声信号と言います。)の大きさに比例した大
   きさに変化させる。 受信側では、 電波の強さに応
   じた電圧を取り出す回路で音声信号を得る事が出
   来ます。
   この変調方式を振幅変調 又はAM変調と言います
   。
      皆様が使用する事になる航空無線で主に使用され
   る変調方式がこの方式です。 

  
(2)電波の周波数を信号の大きさで変化させる

   この変調方式は、電波の周波数を音声信号の大き
   さに比例して変化させる方式です。
      周波数変調又は、FM変調と言います。
      携帯電話も初期の頃は、 この変調方式を使ってい
   ました。 現在でも FM 放送や空港内で地上職員の
   方が持っている トランシーバー等の 変調方式とし
   て使用されています。

   (3) 電波の位相を信号の大きさで変化させる

   位相とは、正弦波や パルスの始まりの時間又は、
   始まりの角度を言います。
   例えば、X軸と Y軸の交点から伸びる 長さ L の棒
   が交点を軸としてグルグル 回っているとします。
   回る向きは、左廻 りです。
   1秒間に 1 回転するとしまして 0 秒の時は、 原点
   の右側の X軸上にいるとします。 この角度は、 0°
   です。
   1/4 秒後には、90°進む事になります。
   今、 お話した X-Y 平面を長さ L の棒が 回るセッ
   トをもう一つ用意します。
   最初のセットは、0 秒の時、棒の角度が0°でした
   。
   次のセットは、0秒の時、棒の角度が 90°とします
   と二つのセットの棒の最初の角度は90°違います
   。
   それぞれの時間における角度を位相と言います。   
   又、二つの棒の角度の差を 位相差 と言います。 
   音声信号の大きさにより電波の位相を変えるのが
   、位相変調 又は、PM変調と呼ばれる変調方式で
   す。
   主に VHF 帯以上の周波数を用いて陸上を移動す
   る移動体通信で使用されます。

(4)その他

    (1)と(3)の組合せたもの等がありますが、
       航空無線通信士の試験範囲を 超えていますので
     割愛いたします。
       この方式は、LANや防災無線の変調方式として使
       用されいます。

以上の様に電波に 音声信号を乗せる方法は電波の
周波数または、位相を変えるしかありません。   
 

2.VORの構成
VORとは、VHF Omni-directional Radio Range: 
超短波全方向式無線標識の事です。
それぞれのVOR局の電波の周波数は、112.0 [MHz]〜
118 [MHz]
の中から1つの周波数が割り当てられてい
ます。周波数も試験に出る事がありますので、 各航法
支援施設の周波数は、覚えておいて下さい。

続きは、記事をお買い求めの上、お読み下さい。



[受験クラブより]

貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に値し
ない資格なのでしょうか?
新コロナ・ウィルスで中々外へも出掛けられい今だから
こそ、受験勉強をしてみるのも良いのでは、ないでしょ
うか?


合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。


「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていま
すか?

本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いてあり
ます。
特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大
変重要
な試験になります。
独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。
試験迄は、思った程、時間がありません。
時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み
下さい。


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[カテゴリ:無線工学]
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