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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第31期無線工学第1章空中線と伝播伝搬 (7)空中線と給電線の整合その2 |
2022年9月25日 9時30分の記事 |
第1章空中線と電波伝搬 (7)アンテナと給電線の 整合その2 今回は、 送信機の電力を アンテナへ送る方法には、”平 衡形” と ”不平衡形” がある事をお話します。 (アンテナ に誘起した電圧による電流を受信機へ送る場合も同様で す。) 同軸ケーブルは 、不平衡形である事をすでにお話を致し ました。 そして、アンテナにも”不平衡形”と”平衡形”があります。 半波長ダイポール・アンテナは、”平衡形”になります。 [平衡や不平衡とは何か?] まず、”平衡”とか “不平衡”とは、どう言う事かをお話致し ます。 不平衡 図-1の上側の図をご覧ください。緑は、大地(アース: 地球)です。 左側に電源(丸にSIN波のマーク)が有ります。 電源の上側に繋がれた導線は、負荷(負荷とは、電力 を消費するものです。)の上側に繋がれています。 負荷の下側と電源の下側は、それぞれ大地へ繋がれ ています。 電源の上側から流れ出た電流は、 負荷を通して大地 を通り、電源に戻ります。 この様な電気の繋ぎ方をするものに電車があります。 変電所から架線に繋がり負荷となる電車のパンタグラ フ→ モーター(実際の負荷) → 線路(先ほどの説明 の大地に当たります。) → 変電所へと繋がります。 図-1 交流の場合、逆向きにも電流が流れます。 ここでは、電流の通路の一つが大地です。通信装 置の中では、大地の代わりとなるアースとかグラ ンドと呼ばれる電流の通路を作ります。また、装 置の筐体(装置のケース)も装置の中のグランド と繋がれています。 装置の中のグランドは、最終的には、大地に接続 されています。 よって、装置内のグランドと大地は、同じ電圧レ ベルになります。 電気の全ての基準は、大地(地球)です。 アース(earth)とは、地球の事です。 ここまで、電流についてお話をしましたが、電流 が流れる為には、負荷の両端に電圧の差がなけれ ばなりません。 大地は、基準ですので、常に、0 [V] です。 負荷の下側は、 グランド(大地)につながれてい ますので常に 0 [V] です。 電源又は、信号源の電圧が仮に +10 [V] 〜 −10 [V] 迄変化するとします。負荷の上側が +10 [V] の時は、グランドが 0 [V] で良いのですが、電源 又は、信号源のグランド側が +10 [V] になった時 は、どうなのでしょう? グランドは、常に、0 [V]ですので 電源又は、信 号源または、負荷の上側は、大地が+10 [V] にな るはずが 0 [V] ですので、電源又は、信号源また は、負荷の上側も 10 [V]下げて考えなければなり ません。 よって、−10 [V] と言う事になります。 つまり、大地は、 常に 0 [V] で負荷の上側は、+ 10 [V] 〜−10 [V] の範囲で変化すると言う事で す。 ゆえに、 負荷の上側と下側では、電圧がバランス していませんので不平衡と言います。 続きは、記事をお買い求めの上、お読み下さい。 [受験クラブより] 貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に値し ない資格なのでしょうか? 新コロナ・ウィルスで中々外へも出掛けられい今だから こそ、受験勉強をしてみるのも良いのでは、ないでしょ うか? 合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていま すか?。 本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いてあり ます。 特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大 変重要な試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み 下さい。 |
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[カテゴリ:無線工学] |
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