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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第31期無線工学第8章電気回路 (6)コイルの働きその3 |
2023年1月31日 9時30分の記事 |
第8章電気回路 (6)コイルの働きその3 今回は、コイルに交流を繋いだ時の 位相差やリアクタ ンスについてお話をします。 1.コイルに交流電圧を加えた時の電流 それでは、 コイルに交流電圧を加えた時の電流と電圧 の関係から考えてみます。 コイルに直流を繋いだ時は、 瞬間的な事を除けば、コ イルの持つわずかな抵抗分:r と電圧:Vdc (直流電圧 )で電流:Idc (直流電流)が決まります。 この時は、 コイルは、 コイルが持つ僅かな抵抗分: r を 持つ抵抗として働きますので 以下の式の関係になりま す。 Idc = Vdc/r 一方、交流を加えた場合は、 コイルの持つわずかな抵 抗分: r より、はるかに自己インダクタンス:L の影響が 大きくなりますので微小な抵抗分:r の事は、 考えませ ん。 自己インダクタンス:L のコイルに瞬時電流:i が流れた 時、コイルに逆起電力:eが発生しますがその値は、 i = sqrt(2)・I・SIN(ω・t) (1) e =−L・(di/dt) =− sqrt(2)・ω・L・I・COS(ω・t) (2) (2) 式では、(1) 式の電流を時間で微分しています。 コイルに交流を繋いだ回路では v + e =0の関係があり ますのでコイルに加わる電圧:v と 逆起電力:e の大き さは、等しくその向きは、(2) 式で ”−”が付いています 様に極性が逆向です。 v = −e v = sqrt(2)・ω・L・I・COS(ω・t) = sqrt(2)・ω・L・I・SIN(ω・t + π/2) (3) (1) 式と (3) 式を見ますと、(1) 式は、 電流の式です。 そして、 (3) 式は、コイルの両端電圧を示しています。 (3) 式の電圧は+π/2 だけ位相を進めてそれに ”ωL" を掛けたもになっています。 この事については、後ほど、お話を致します。 コイルに加わる電圧とそこに流れる電流の関係は、図- 1の様になります。赤い線が電圧。青い線が電流です。 [コイルに加わる電圧と電流の物理的意味] 続きは、続きを読むをクリックしてお読み下さい。 [受験クラブより] 貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に値し ない資格なのでしょうか? 新コロナ・ウィルスで中々外へも出掛けられい今だから こそ、受験勉強をしてみるのも良いのでは、ないでしょ うか? 合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていま すか?。 本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いてあり ます。 特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大 変重要な試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み 下さい。 |
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[カテゴリ:無線工学] |
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