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第7話 「ひだる神のこと」
[夢の構造講座]
2018年10月3日 19時0分の記事

第1回・夢の構造講座
第7話 「ひだる神のこと」

 
 
 最大の霊的な悪夢の原因は、饑神《ひだるがみ》と呼ばれるものです。
 
 この神は「さわらぬ神に祟りなし」と言う言葉が伝えるように……さわることで祟る神です。

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 この「さわる」と言う言葉を漢字では、「障る」と書きます。
 
 
 一般的な「触る」の方の漢字は、ここでは使いません。
 
 この「障る」と言うのは、障《さわ》りがある行為を意味しています。
 
 障りがある行為とは、「無作法な」とか、「非礼な」参り方をすることです。
 
 気付かずに、神域に入っていて……適当に無礼を働くと、障りがある場合が多いです。
 
 
 ここで言う「非礼」とは、近づいただけでも、「非礼」になることがありますので、注意する必要があります。
 
 無礼になる場合は、結界霊符と呼ばれるもので、神域を示している場合がほとんどですので……山奥などの霊地へ行ったら、よく注意する必要があります。
 
 この饑神《ひだるがみ》と呼ばれる神は、信仰心のなくなった祠などに住む神です。
 
 通常の「神」と呼ばれる存在は、「饑神」にはなりません。
 
 信仰心がなくなると、祠が荒れて来ます。
 
 雑草がボウボウと生えて、ゴミが散らかっていたりします。
 
 そのような祠で、本来、人を守るハズの霊的な存在が、人に害をなすモノに変容する現象を「饑神」と呼びます。
 
 
 一度、「饑神」になってしまうと、ほとんど、手がつけられません。
 
 
 われわれ、祓いを専門にしている者は、「饑神」ではなく生霊の方を、祓うことが多いです。
 
 
 嫉妬心の強い人が放つ生霊は、やがて、まわりの様々な悪霊を取り込んで、生霊《いきすだま》に変わります。
 
 
 この種類の生霊は、極めてあなどり難いので、注意する必要があります。
 
 覚悟して対応し、判断を誤らずに、命をかけて祓う必要があります。
 
 
 しかし、これらは、自業自得の場合が多い為、なかなか「祓う」と、言うことにはなりません。
 
 それは「祓いの規則」の中に「自業自得の者は、たとえ頼まれても 祓うべきでない」と伝わっているからです。
 
 また、これらのモノは、特に女性に付くことがあります。
 
 
 それらは伝承に……女子に、憑依するモノは 蛇が多く、あるいはキツネや、あるいは、ひだる神が多いと伝えられています。
 
 これらの理由は、生きる力が、特に男性に比べて強いからです。
 
 ですので、その強い霊的な力を求めて、悪霊がやって来ると言う訳です。
 
 
 さて、もう少し夢のことですが……伝承の中に……自分の過去へ、あるいは未来へ行って、未来の自分の現実に接したりする時に、見る夢があると伝えています。
 
 これらは、「うつつのようで区別がつかない」とも伝えています。
 
 
 この「うつつ」とは、多くは「現実」と書きます。
 
 この言葉は、現実と、夢の区別がつかない状態を意味しています。
 
 
 
 夢の世界には、時間軸と言うものがありません。
 
 ですので、過去の出来事も、未来も、一緒くたに、見てしまうのです。

 
 
 時々、未来の出来事を見て、それを思い出すこと「未来の思い出」と呼びます。
 
 過去ではないことを、過去形で表現するのは、おかしいですが……その未来の思い出を、思い出すことがあるのです。
 
 
 
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この記事のキーワードは「ひだるがみ」です。

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はじめまして、播磨陰陽師の尾畑雁多《おばた・かりんど》です。

 陰陽師には京都系統の「都《みやこ》陰陽師」と、播磨の国の「播磨陰陽師」の二種類の系統があります。  播磨陰陽師は、応仁の乱の時に京の都から播磨に戻った陰陽師達の子孫のことですが、播磨の国はもともとの陰陽師達のふるさとでした。

 播磨陰陽師には、夢に関してや、武術のことなど様々な伝承を持ちますが、今回はその中から「不幸のすべて」に関するお話と私が体験した不思議な体験「近世百物語」をお届けさせていただいております。



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