第8話「他人の夢に入ることと自分の夢に入られること」 | |
[夢の構造講座] | |
2018年10月10日 19時0分の記事 | |
第1回・夢の構造講座 第8話「他人の夢に入ることと自分の夢に入られること」 夢の世界は、とても奇妙な世界です。 他の人の夢の世界に入ったり……それとは逆に、知らない人が、こちらの夢の世界に入って来たりすることもあります。
これらの現象は、意図して出来ることではありません。 偶然、起こる出来事ですので、再現性も、意味もありません。 ただ、時々、夢を見る人の心が、それらの偶然を引き寄せることもあります。 夢の世界自体は、集合的無意識の世界です。 このように、他の人の心と、接触することもあるのです。 また、知らず知らずの内に……こちらが他の人の過去に入って、夢に見たりする現象もあります。 過去の出来事を鮮明に見るのですが、知らない人の過去であり、しかも、何十年も前の出来事だったりしますので……意味の分からない夢として、片付けられてしまうことが多いです。 さらに、知らない人の未来へ行って、 その人の現実や夢に接し、それを夢に見たりすることもあります。 もちろん、知っている人や、自分の未来に行くこともあります。 しかし、行ったからと言って、 必ず、その通りの未来になるとは限りません。 人々の日々の選択と行動によって、未来は常に変化するのです。 今日、素晴らしい未来を夢に見たからと言っても、 明日からの行動や言動によって、別な悪い未来を向かえることは、まま、あるのです。 また、その逆に、今まで悪い人生を生きていたからと言って、しかも、悪い未来を夢に見たからと言っても…… 明日からの行動や言動いかんによっては、良い未来を作ることも出来るのです。 こうなると、夢は、今の現状を変えるチャンスとなります。 それと、呪いの類いは、これのような状態が、とても多い現象です。 他人の未来や過去へ行って、他人の未来に不幸の種を植え付ける行為です。 しかし、呪いは、自分の未来にも、同等の不幸の種を植え付けます。 物事には、常に、対価を交換して成り立っている部分があり、それが自然の法則と言うものだからです。 また、例えば、恋愛を実現しようとして、 知らず知らずの内に相手の夢や未来の現実に入り……残念なことに、かえって不快な印象を与え、失恋することもあります。 こちらは、強い想いを持ち過ぎている場合に、現実を勘違いして、あるいは思い込みで相手を見ている人に多い現象です。 そして、生きている他の人が、こちらの現実や夢に接触する時に、見る夢もあります。 夢の中で、現実に存在している他人と接触すると……奇妙な感覚が発生します。 それは、振動する二種類の映像が重なり合って、互いに不安定な振動を感じるような、気妙な感覚となります。 もし、他人が入って来たと思う時は……手を延ばして、空間に触ることです。 ただし、恐ろしいと感じることが多いので……恐ろしければ、触らないで下さい。 その理由は、恐怖の感情が、夢の世界を恐ろしい世界に変化させるからです。 また、すでに死んだ過去の人が、こちらを夢の中で呼んだり……あるいはこちらから、死んだ人の夢の中に入る時に、見る夢まであります。 これは、何だか少し恐ろしい夢ですが、好んで見ようとする人もいます。 強い霊力を持っているから見ると勘違いして、見ることを喜んでいるのですが…… ただ死期が近づいているだけだったり、あるいは、疫病神の類に、とりつかれている場合に見る夢なのです。 もし、疫病神にとりつかれていても、 本人がそれを望んでいるような場合は、祓うことも、救うことも出来ません。 疫病神と同列の貧乏神などは、種類が違うので、もっと厄介です。 貧乏神は、貧乏を自慢したり、他人の陰口を叩いたりすると、離れなくなるからです。 よく、他人の不幸は蜜の味と言われますが……この蜜は、心と体と、人生までも、ジワりジワりと蝕む蜜なのです。 そして、気づかない内に、だんだんと、貧乏から抜け出せなくなるのです。 夢の構造講座 前回の話◀︎[もくじ]▶︎次の話 この記事のキーワードは「はいる」です。 | |
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