第10話「現実そのものと夢は、境界線がない」 | |
[夢の構造講座] | |
2018年10月31日 19時0分の記事 | |
第1回・夢の構造講座 第10話「現実そのものと夢は、境界線がない」 夢と現実は、おおむね同じものです。 それを理解するには、 「現実を、どう受け取って、認識しているのか?」について、理解する必要があります。 夢に見たことも、想像したことも、現実に体験したことも……脳の中には、区別なく、記憶されています。 区別するのは、後になってのことで、
「これは夢の記憶だから」とか、 「こっちは、現実に体験したこと」とか言ったラベルをつけて……夢と現実を、区別しています。 しかし、時として……人は、信じられない出来事や、矛盾を解決出来ない現実に……出会った時、その記憶の多くを「夢」の方に分類する傾向があります。 これと同じような構造で、夢の方の記憶を現実と混同し……あたかも現実であるかのように、記憶違いしてしまうこともあるのです。 夢を、現実に変えるには、この「記憶違い」を利用します。 さて、脳は、勘違いしても、しなくても……現実だと思ったことに向かって、無意識の行動を起こすような構造を持っています。 もし、現実の世界で体験したことを、夢だと思ってしまったら……それは、記憶の片隅に追いやられ、やがて消える運命を持ちます。 しかし、夢の方を現実だと勘違いしたとするならば……その記憶は、現実を変更してまで、辻褄を合わせようとするのです。 この辻褄合わせが極端になった場合……「虚言癖」と言う、やっかいな病気を、引き起こします。 脳が正常に作用してさえしていれば……このような状況に、陥ることはありません。 正常に脳が作用する時と……正常ではない場合との違いとは……いったい、どのようなことでしょう? 正常な脳の状態で、現実と区別のつかない夢を見たり、妄想すると……それは、あなたの未来の現実を変えるのです。 一方、正常ではない状態で、現実と区別がつかない夢を見たり、妄想すると……それは、あなたの未来の性格の方を破壊して、やはり現実を変えようとします。 その結果、まわりの人から批難されたり、不幸な出来事が起こって、 「悪いのは、まわりの人であって、自分ではない」と言う結論に陥り易くなるのです。 これは、正常な状態ではありません。 正常な状態の夢と、現実世界は……「健康な食事」と、「休息」と、「適度な運動」と言うような、人間としての基本的な部分にあります。 これらが、不健康になっては、夢の方も、不健康になりがちです。 また、多くのお酒を飲んで、内蔵が病んで、記憶もなくなり易い人は……やはり、夢の方が狂う傾向が強いです。 これらに関連して……風邪をひいただけで、「夢が断片的になる」と言うことが……昔から知られています。 また、悪夢を見たからと言って、無闇に恐れる人がいますが……それは、誤りです。 悪夢に、立ち向かいましょう。 どうせ、夢なのですから……どんなに恐ろしい物事でも、立ち向かって損はしません。 むしろ、現実そのものを変えるチャンスが、転がっているのです。 夢の構造講座 前回の話◀︎[もくじ]▶︎次の話 この記事のキーワードは「きおくちがい」です。 | |
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