第13話「映画の思い出」 | |
[播磨陰陽師の独り言] | |
2018年11月12日 19時0分の記事 | |
播磨陰陽師の独り言 第13話「映画の思い出」 第13話「映画の思い出」 私が幼稚園に行っていた頃は、まだ、モノクロでしたが……テレビ自体は存在していました。 『怪獣ブースカ』とか、『ウルトラQ』とか、リアルタイムで見ていた世代です。 しかし、まだテレビがある家は、珍しい方でした。 そんな時代に、近くの親戚が、銭湯を経営していました。 しかも、同じ幼稚園に通う子供がいた為……運動会などの時、モノクロの16ミリカメラで撮影して、上映会をしてくれたものです。 まだ、8ミリカメラは、十勝には普及していません。 高価な、モノクロの16ミリ光学フィルムで……しかも、銭湯の広い場所での上映会は、かなりの迫力がありました。 音は付いていませんでしたが……それでも、かなりの、迫力がありました。 この時、『映画』と言う物が存在していることを、初めて知りました。 まだ、テレビでも、映画を見たことは無かったのです。 やがて、テレビの地方局が北海道に出来て……放送する物が無かったのか……映画ばかり放送するようになりました。 それを見ていたのですが……幼い頃からテレビで映画を見ていた為……ひとつ、問題がありました。 それは、吹き替えを理解していなかったことです。 「外国の映画は、基本的には日本語で話す」と、思っていたのです。 そして、 「歌う時や、文字を使う時は、意味の分からない記号を使う」と、思い込んでいたのです。 当時のテレビは、字幕の無い、日本語吹き替えの映画が主流でした。 英語など、聞いたこともありません。 たまに、ミュージカル映画の歌うシーンの時、英語を聞いて、字幕を読むだけです。 しかし、 「聞いている言葉が理解出来ない」と言う以外 ……英語であるとか、外国の言葉と言う認識は、なかったのでありました。 播磨陰陽師の独り言 前回の話◀[もくじ]▶次の話
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