2015年4月16日 8時30分 |
雇用情勢、限定的な国内回帰で楽観視、昇り切れば… |
日経平均株価が2万円台を回復した。そして、4月1日に公表された日銀短観(2015年3月調査)の業況判断DI(「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いたもの)は、大企業製造業だけでなく、中小企業も製造業、非製造業ともプラスを維持している。 14年12月調査時点の先行き見通しでは、中小企業の業況判断DIはどちらもマイナスになると予想していた。景気を慎重にみる中小企業の場合、業況判断DIは辛目に予想し、厳しい見通しになるものの、先行きも「良い」と「悪い」が同水準で推移している。しかも、大企業は「良い」が大きく上回っているのが特徴だった。 しかし、登山と同じように、昇り切れば後は下るしかない。景気も同様で傾斜が急なのか、緩やかなのかで、雇用情勢も大きく変化する。高水準で推移している株価と業況判断だが、今後の雇用情勢はどのように動くのか――。 |
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