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小沢氏に拜一刀の影を見る。
[随想]
2011年1月4日 12時42分の記事

 謹賀新年 本年もよろしくお願いします。


 以下、『朝日新聞』記事引用

 民主党の小沢一郎元代表は4日午前、BS11の番組収録で、強
制起訴された場合に議員辞職を含めた対応を求めた菅直人首相の発
言について、「僕自身のことは私と国民が裁いてくれる。首相は僕
のことなんかどうでもいいんで、国民のために何をやるかが問題
だ」と反論した。

 小沢氏は「党内政局の話ばかりになってしまうと、国民の目も何
やってるんだとなる」と、首相の政権運営を批判。「国民の生活を
どうして守るんだ、約束したことを実現するんだというレベルで物
事をとらえないとどうしようもない」などと話した。

http://www.asahi.com/politics/update/0104/TKY201101040133.html

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 小沢氏は、自らが強制起訴された場合の対応について「僕自身の
ことは私と国民が裁いてくれる。」と述べたというが的確な発言で
あるといわなければならない。議員の身分は選挙によって審判を受
けるべきものである。それを、政治的思惑を以て語る菅氏の言動は
あまりにも稚拙である。

 なぜならば、小沢氏の強制起訴は、検察審査会の二度の議決を経
ての起訴であり通常の検察による起訴ではない。(検察の起訴はす
でに不起訴処分と成っている。)

 さらにいえば、この議決を行なった検察審査会が果たしてきっち
りと運用されているのか、その議決には問題はなかったのか、検察
審査会の審査員は存在しているのか等、実に様々な問題点が指摘さ
れている。このような、背景を持つ強制起訴なので、通常の起訴と
は対応が違ってしかるべきである。

 にもかかわらず、菅氏は政権浮揚のためにマスコミと結託して
「政治と金」の問題を利用している。今後菅総理は消費税の増税を
持ち出してくると思うが、国民はこれを阻止しなければいけないと
思う。


 小沢氏をめぐる一連の「政治と金」の報道をみていて、私は小沢
氏を「子連れ狼」の拜一刀に重ねて見てしまう。

 子連れ狼は、公儀介錯人拝一刀が裏柳生の熾烈なまでの罠を打
ち破りやがて裏柳生を崩壊させるというものである。

 裏柳生の罠が熾烈であればある程、拝一刀の強さが際立つ。ま
さに今、小沢氏は拝一刀と私の中では同化している。

 日本人の中では、たとえは平将門のようにその死後も強烈なイン
パクトを放ち続ける人がいる。恐らく小沢氏も、このような祟り神
となって今後さらに政界とマスコミとを呪縛し続けていくだろうと
思う。
 



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