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菅改造内閣に「喝」 |
[随想] |
2011年1月14日 14時57分の記事
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菅直人首相(民主党代表)は14日午後、ねじれ状態の通常国会を 乗り切るため、内閣改造・党役員人事を行った。
【写真特集】第2次菅改造内閣の顔ぶれを見る
たちあがれ日本を離党し無所属となった与謝野馨・元同党共同代 表は、税と社会保障・経済財政担当相に起用。法相に江田五月前参 院議長、国家公安委員長兼拉致問題・公務員制度改革担当相に中野 寛成元衆院副議長、官房長官には枝野幸男幹事長代理が就任した。
17閣僚のうち11閣僚が留任し新鮮味の乏しい陣容となった。 閣僚ポストが変更となった2人を除くと、新顔は4人どまり。
同日夕に皇居で認証式を行い、午後6時から首相が記者会見して、内閣改造・党役員人事について説明する。
第2次改造内閣の顔ぶれは次の通り。
▽菅直人首相
▽片山善博総務・地域主権相(留任、民間)
▽江田五月法相(新任、参院)
▽前原誠司外相(留任)
▽野田佳彦財務相(留任)
▽高木義明文部科学相(留任)
▽細川律夫厚生労働相(留任)
▽鹿野道彦農相(留任)
▽海江田万里経済産業相(ポスト変更)
▽大畠章宏国土交通相(ポスト変更)
▽松本龍環境・防災担当相(留任)
▽北沢俊美防衛相(参院、留任)
▽枝野幸男官房長官・沖縄北方担当相(新任)
▽中野寛成国家公安委員長・拉致担当・公務員改革担当相(新任)
▽自見庄三郎郵政・金融担当相(国民新党、留任)
▽与謝野馨経済財政・税と社会保障担当相(無所属、新任)
▽玄葉光一郎国家戦略・科学技術担当相(留任)
▽蓮舫行政刷新・消費者・食品安全担当相(参院、留任)
▽藤井裕久官房副長官(新任)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110114-00000005-maiall-pol
今回の内閣改造は、17閣僚のうち11閣僚が留任し新鮮味の乏しい陣容となった。閣僚ポストが変更となった2人を除くと、新顔 は4人どまりである。
内閣改造をすると少しは新鮮味が出るものだが、今回は全くそれが出せない。小沢派を排除するからである。
菅総理の行なった内閣改造は、消費税増税、TPP参加をめざす布陣である。しかしながら、与謝野馨、藤井裕久というように健康に不安を持っている人もその中に含まれる。「ゾンビ内閣」と言われる由縁である。
そればかりか、ほとんどの閣僚が「たらい回し」「回転ドア」状態である。結果としての菅総理の力のなさ、層の薄さを内閣改造にて、示してしまたのであり内閣の支持率はさらに今後下降するであろう。
マスコミは菅政権を応援しているが、菅政権はもはやどうしようもないということが国民の前に露呈してしまったといえよう。しかしながら、マスコミも今さら引き返せないところまで踏み込んでしまっている。まさに、マスコミも菅政権と共に蟻地獄、泥沼にはまり込んだのである。まさに、泥舟の連鎖である。菅泥舟政権と呼ぶ由縁である。
菅総理の内閣改造をあえて評価するとすれば、植草一秀氏がいう悪徳ペンタゴン八人衆が炙り出されたことである。それが、今回の改造の成果であるといえるのではないか。悪徳ペンタゴン八人衆とは、菅直人氏を筆頭とする仙谷由人氏、岡田克也氏、野田佳彦氏、前原誠司氏、枝野幸男氏、玄葉光一郎氏、そして裏側の渡部恒三氏の8人衆のことである。
ことここにいたると、この「菅コミカル劇場」を国民は飽きずにじっくりと見続けて、どこにこの国の問題があるのかを、しっかりと認識しないといけないと思う。
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