ナチョ・リブレ 覆面の神様 | |
[エイガ] | |
2007年3月29日 14時36分の記事 | |
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「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック主演。笑いと感動の笑撃ムービー。 イグナシオは幼い頃に両親を亡くし、孤児院(教会)で食事係の修道士として育てられた。 大人になり、子供たちを愛しく思いながらも、修道士になじめないでいた。 イグナシオはルチャドール(レスラー)になりたかったのだ。 しかし、キリスト教ではレスリングはお金と虚栄のために戦う卑しいスポーツとして禁止されていた。 ある日、配膳ミスを叱られ激昂したイグナシオは教会を飛び出し、ルチャドール・ナチョとしてレスリングの新人トーナメントに出場する。 結果は惨敗。ところが、その負けっぷりに観客は大喜び。プロモーターはファイトマネーをナチョに渡すし、来週も試合を組むと告げる。 イグナシオはファイトマネーで食材を買い、教会に戻る。 コスチュームも新調し定期的に試合に出場するようになる。 ある日勝てないことに悩むイグナシオは、ひょんなミスからナチョとしてルチャ・リブレのリングに立っていることがばれてしまう。 「オレはバトルロワイアルに出場し、賞金を手入れる!その賞金でバスを買って子供たちを遠足に連れて行ってやりたいんだ!」 そう告げて教会から去っていくイグナシオ。 果たしてイグナシオはバトルロワイアルに勝ち残ることができるのか!? そして教会に戻ることができるのか!?
孤児院の子供のために、覆面で素顔を隠しレスラーとして戦い、ファイトマネーは孤児院のために寄付する。 と言えば、日本人なら間違いなく「タイガーマスク」を思い浮かべるのではないでしょうか? 端的に言ってしまえば、タイガーマスクそのものかもしれません。 でも、主演はジャック・ブラック。 まともなシリアスドラマには到底ならないであろうことは容易に想像できます。 たるみきった体。 走ればタップンタップンと揺れるお腹。 短い手足。 一方、タイガーマスク・伊達直人は 引き締まった体。 しなやかな筋肉。 長くスマートな手足。 これではタイガーマスクをパクるのは無理ってモノです。 ストーリーコンセプトは同じだけど、できあがったモノはまた区別モノでした。 虎の穴で地獄の特訓に耐えたならまだしも、ただ好きなだけで訓練もなにもしていない男が、そのままリングに立ち、チャンピオンと戦おうって言うんだから・・・ 観る我々も、画面の中で展開される、あらゆることを笑って許す寛容さが無ければなりません。 それができない人は・・・観ない方が良いかもしれませんね。 ジャック・ブラックの出世作となった「スクール・オブ・ロック」の出来が素晴らしかっただけに・・・今回も期待した人も多かったと思いますが、少々期待はずれな出来。 笑いのポイントもずれているし、登場人物の描写が荒いため感情移入もしづらく感動が薄いです。 ストーリーは王道中の王道で、次は感動する場面だなって心構えができるだけに、うまく感情移入できればとてもおもしろい映画になったかもしれません。 やりたいことはわかるけど・・・すべてが独り相撲で終わってしまったって感じです。 ジャック・ブラックの「結果オーライ」的キャラクタが好きな人にオススメです。 | |
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