パプリカ | |
[DVD] | |
2007年6月1日 14時36分の記事 | |
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筒井康隆のSF小説「パプリカ」を、「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」の今敏が監督しアニメ映画化。 第63回〈ヴェネチア国際映画祭〉コンペティション部門出品作品。 サイコセラピスト千葉敦子は、パプリカに変身することで他人の夢の中に侵入できる能力を持つ。その力を知っているのは敦子の勤める精神総合研究所の所長と同僚の時田だけであった。 時田はパプリカと同じ効果を生み出す装置「DCミニ」を発明。 しかし、実験段階で「DCミニ」が盗み出されてしまう。医療目的で開発された機械だが、悪用されれば大変なことになる。 焦る敦子たちだったが、時既に遅く・・・所長がその犠牲となる。錯乱状態に陥り、高所の窓から飛び降りた所長だったが、一命は取り留めた。 所長の治療中に所長の夢を分析し、そこに「DCミニ」の共同開発者である氷室を見つけ、犯人を氷室と断定する敦子たち。 急ぎ氷室のマンションに向かうが既にもぬけの殻だった。 所長の依頼で粉川刑事の治療を行うパプリカ。しかし、そこに氷室の夢が流れ込んでくる。 DCミニによるアナフィラキシー効果が増大し、他人の夢を浸食し始めたのだ。 未曾有の危機に敦子とパプリカはどう立ち向かうのか!?
おもしろい映画ですが・・・やや難解な部分があるかもしれません。 万人にお勧めできるかというとちょっと・・・。 ま、難解と言っても、普通の人なら問題ないと思います。 僕の周りには思いも寄らない感想を持つ人が多いので、 ({アイ・ロボット」のラストシーンを観て「あのロボット、他のロボットに強割れちゃうんだ」とか・・・あんな単純明快な映画で、しかも劇中で何度もラストシーンと同じ光景を説明しているのに、なぜそうなる!?) そういう人には難しいかもしれません。 押井守がスキ。 特に「うる星やつらビューティフルドリーマー」や「紅い眼鏡」などが好きな人にはオススメかもしれません。 夢の中の不条理な世界と現実がごちゃ混ぜになって、今の自分は自分が見ている夢なのか?現実世界に暮らす自分自身なのか? そんな世界の映画です。 ラスボスとの戦いがややあっけないです。 いえ、あっけなさ過ぎです。ラスボスに変身するまでの方が、パプリカが追い詰められてハラハラドキドキです。 作画も乱れることなく、高いレベルで安定。 動きも手抜き無し。 シナリオは複線がいっぱい。でも、どれも破綻せずきれいにまとめています。 約90分の上映時間も長すぎず短すぎず、うまくまとまっています。 万人にはお勧めしかねるけど、やっぱりみんなに勧めてみてもらいたい。 アニメだからた毛嫌いしないで観てもらいたい。 そんな一本でした。 | |
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◆この記事へのコメント(投稿順) | |
1. Ageha 2007年6月1日 21時51分 [返信する] のろろさん、オヒサです♪ 最近なかなか更新も巡回もできなくってどうも。 この映画、感覚ではわかるけど レビュー書くの難しい、 言葉に変換して面白さを伝えるのがやっかいでした。 ボキャブラリーなさすぎた、トホホ・・・。 と、いうわけで、(どういうわけだ?) よそのブログさんとこで 声優談義でもりあがるしかなかったのよね。(笑) 2. のろろ 2007年6月2日 3時30分 [返信する] >Agehaさん ごぶさた! なんの予備知識もなくDVDを借りてきて観ちゃった映画でした。 確かに、感覚的にわかっちゃうけど、言葉にするのが難しい映画でした。 声優談義っつても古谷徹と林原めぐみしかわかんないし・・・。 アニメは好きでも、声優さんにはあまり詳しくないんです。・・・身近に声優関係者が結構いるにもかかわらず。
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夢の中ならなんでもアリ。~「パプリカ」~ (ペパーミントの魔術師) 2007-06-01 21:47:36 そうそう、だからね、 映画行ってるヒマなんかないのって言うてたんだけど。 行ってきました。(オイ) 昨日バイトのPayDayだったし。 なんかひとつくらい自分にごほうびあげてもええやんって。 この映画、人と夢を共有し、相手の夢に入り込んで精神治療する トラックバックURL https://kuruten.jp/blog/tb/sukima/14374 |