パイレーツ・オブ・カリビアン /ワールドエンド | |
[エイガ] | |
2007年6月4日 12時49分の記事 | |
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超有名プロデューサーと超有名映画会社と超有名俳優が、超有名なアトラクションをモチーフに作る海賊映画。完結編!!(ホントに?) デイビイ・ジョーンズの放った怪物・クラーケンに呑み込まれたジャック・スパロウ船長。ブラックパール号の乗組員とウィル、エリザベスは謎の女ディア・ダルマとダルマの力で死者の国からよみがえったバルボッサとともに、ジャックを救出に世界の果てに旅立つ。 世界の果てへの海図を手に入れるため、ハルボッサとエリザベスはシンガポールの海賊王サオ・フェンに協力を仰ぐ。 しかし、先に海図を盗み出すため忍び込んだウィルがサオ・フェンにとらえられサオ・フェンを敵に回してしまう。 しかし、ウィルが裏切り海軍にアジトの位置を教えたため、海軍が乱入。 どさくさに紛れて海図の奪取に成功する。 極寒の海を抜け、ついに世界の果てにたどり着く一行だが・・・世界の果てで待ち受けていたのは海水を飲み込む巨大な滝だった。
さて、週末に観てきました。 前作「デッドマンズチェスト」からの続編です。 上映時間が3時間あります。 ・・・気づけば3時間過ぎていた、という感じでしたが・・・なんというか・・・これまでの「パイレーツ・オブ・カリビアン」とは全く異なる味付けです。 見終わった後に残るのは爽快感でも憤りでも感動でも悲しみでもなく・・・ ただただ残念・・・。 今回はジャックは完全に脇役です。 ジャックがいなくても物語は成立します。いや、いない方がスッキリとまとまって良かったかもしれません。 一番残念なのは、主要メンバーの人間関係。 全2作はほどよく騙し合いながら、それとない信頼で結ばれていました。 その関係は「ルパンと銭形警部」。緊張感と安心感がほどよくブレンドされた関係です。 ところが、今作ではそんな微妙なバランスを保つことに失敗。 ただ、敵味方が全員でひたすら騙し合い。 ところどころ、そんな人間関係を全2作のようにまとめようとはしているのですが、時既に遅し。 観客は誰に感情移入して良いのやら?置いてけぼり状態。 こういった映画は登場人物に感情移入して、物語を疑似体験できるのが魅力であって、観客が傍観者になったら・・・ダメダメな映画という感想しか残りません。 せっかく第一作の敵であるバルボッサが味方として蘇ったのだから、ここはやっぱりジャックをストーリーの中心に据えて「少年ジャンプ」的ストーリー展開で、最後はスカッとハピーエンド!って行ってもらいたかったですね。 ジャックが脇役になったおかげで、これまで息抜きの役割を勤めていた「ジャックのおマヌケシーン」が無くなり、3時間息をのみっぱなし。疲れます。 今作は三部作の完結編、と唱われていますが・・・インタビューなどで制作サイドは続編を作る気マンマンのようですね。 チケット購入時に配られたブックレットにも「続編に期待しよう」という記述が。 あくまでも今作は三部作の完結編であり、パイレーツシリーズの完結編ではない、ってことなのかな。(Star Warsでいうエピソード6ジェダイの復讐みたいなもの) ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑ ココ重要。きっと続編の制作発表で「ワールドエンドで完結したはずでは?」と質問されて、こう答えるはず。 大好きなシリーズだけに、続いてくれると嬉しいけど・・・今回のような出来だと心配になるなぁ・・・。 フリーハンドで描いてみた・・・orz | |
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