出羽三山と御嶽山、富士山を結ぶ三角形について(PART2) | |
2014年10月2日 7時17分の記事 | |
前回の続きです。
前回、大陸プレートの動きと、火山活動はリンクしているというお話をしました。 特に、出羽三山と、御嶽山、富士山を結ぶ三角形の中で、マグマの対流が起きている可能性があることを指摘しました。 本来なら、火山活動が活発化した御嶽山周辺だけを見ればいいようにも思います。 しかし、御嶽山内部およびその周辺をリーディングすると、図の青い矢印のように、マグマの動きは直線状ではなくて、左回りに対流しているように感じられてきます。 右回りではなく、左回りです。 そうすると、マグマの動きは、御嶽山から富士山側へと押し出す力が強まる可能性があります。 ですが、これだけだと富士山を活発化させるほどの圧力にはならないと感じます。 なぜなら、マグマの対流は、富士山側だけではなく、出羽三山のほうにも流れるような「圧力弁」が存在しているからです。 言い換えれば、マグマの動きは直線状ではなくて左回りに対流しているために、富士山一か所に集中しにくいのです。 ですが、複雑なのは、前回指摘したようにこれに大陸プレートの動きが関係してきます。 下図の赤い矢印の部分です。 私が感じるのは、大陸プレートの圧力は、図のように日本列島の日本海側と太平洋側の両サイドから内側に向けて生じているように感じられてきます。 そして重要なのは、青の矢印と赤の矢印が出会うポイントです。 図でいうと下のほうにあります。 このポイントが富士山なのです。 どのポイントを取り出しても、マグマ対流は大陸プレートによって刺激され、大陸プレートが動いたときにできた地殻のひずみによって、マグマが上昇する可能性はあります。 ですが、今は微妙な均衡がとられていて、しかも図の上から下に降りてきたマグマのエネルギーは、まだ富士山に到達していません。 しかも、この動きは我々の想像以上に遅いと感じます。 今リーディングして感じられるのは、2020〜2025年あたりに富士山が活発化する可能性があるのを感じる点です。 (あとは2036年あたりにも活発化の可能性を感じます) しかし、日本海側で起きた出来事を太平洋側にも類推して当てはめてみると、おそらくは富士山はマグマ対流だけで活発化するのではなく、その数年前に、図の太平洋側で示した赤い矢印の方向に大規模な大陸プレートの移動が起きる可能性があります。 具体的には、フィリピン海プレートがずれて相模トラフ付近の地殻に変動が生じた時です。 図でいうと、青い矢印と赤い矢印が出合い頭に衝突しそうなポイントです。 青はマグマの対流、赤は大陸プレートの圧力を示していますから、本来なら力の性質が異なるはずです。 しかし、私はここにある種の力の均衡状態が働いているのを感じます。 この均衡が破れた時に、富士山が活発化する可能性があると感じます。 注意しなければならないと感じるのは、富士山の噴火は大地震と密接にリンクする可能性がある点です。 これは、防災対策として押さえておく必要があります。 いずれにしても、最近の地震の活発化や、火山の活発化を見る限りにおいて、早くて2017、18年頃〜2020年頃、おそく見積もって2030年頃まで、地殻変動の動きを注視していく必要があると感じます。 <参考> 大陸プレートの位置とトラフの位置について | |
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