高齢者がこれまで住んできた持ち家に住み続けながら、その持ち家を担保に年金ではまかないきれない生活資金の融資を金融機関から受け、その高齢者が亡くなった後に、持ち家を処分して元利金の返済に充てる「リバース・モーゲージ」(持家担保融資)。
高齢者が住み慣れた地域や自宅に暮らし続け、最後を迎えることができる方策の一つとして、「打ち出の小づちみたいな方法」(住宅ジャーナリスト)ともてはやされたが、リバース・モーゲージの利用が頭打ち状態になっている現実がある。
「持ち家を担保に融資を行う金融機関の慎重姿勢がネックになっている」(金融機関関係者)との指摘があるように、担保割れのリスクを回避したい金融機関が「あまり乗る気ではない本音が垣間見える」(前述の住宅ジャーナリスト)という。
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