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ニギハヤヒと天照大神と瀬織津姫の関係性について
 
2015年2月18日 0時47分の記事

ミクシィメッセージからのご質問です。

ご質問とそれに対する私からのお返事です。


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>ニギハヤヒと天照大神と瀬織津姫の関係性について質問したいことがあります。

一説にはニギハヤヒ=天照大神=大国主というのがあるらしいのですが、自分にとっては疑問があります。
というのも、自分にとってはどの方(神)もそれぞれ個別に知覚するので同一の存在としてはおかしいのではないかと思うのです。

 天照大神は私には男神と知覚しています。伊勢に行くと天照大神荒御霊は瀬織津姫だと知覚してました。
とはいえ、夫婦だったか?といえば何かよそよそしさを感じるのですね。むしろ全く関係がないというような。語りたくないような。そう言う様なものを感じます。

 傍ら、ニギハヤヒは瀬織津姫を妻にしていたという説があり、こちらの方が自然だと思っています。

 その場合、ニギハヤヒは天照大神の役を担っていたのではないかと。

 天照大神は女神だとすることで裏の管理する役が男性だと気づかれないようにしていたのでしょうか?

 天照大神は女神とされていながらも表に出すことはできない、ゆえに斎宮を置くことで解決した。と

 考えることもできるのですが・・・。

 そこで、謎が発生しまして、何故伊勢にニギハヤヒと瀬織津姫がいたのか?もしくは瀬織津姫が天照大神としての代役をかって出たのでしょうか?

 私が天照大神を男性神だと知覚するのはたまたま男性神というのではなく、神の本質は光なので同時に視る人からは女性神としての性質も同時に持っているのではないかと思うので、本質的な神という意味での「天照大神」とニギハヤヒは別の存在ということで宜しいのでしょうか?

 そうでなければ、いつも知覚している天照大神って誰ですか?と言うことになるのです。

 それについては「必ずしもあなたの知覚しているものだけが全てではないし、他の人の真実ではない。しかし、あなたの知覚していることが間違いかと言えばそうではない。あなたにはあなたの真実がある。」と答えが返ってきました。

 問題が問題だけに大々的に聞くわけにもいきません。

 個人的にノンヘミで聞きに行ったり、直接聞きに行ったりもしたのですが、ヒントしかもらえませんでした。

 自分がしたことは以下の通りで

 ノンヘミで「天照大神」に会った時に直接質問をしました。

 天照大神は、瀬織津姫が妻なのか?と。これには「実際は違う。表向きにはそういう形だったが今は何も関係がない」と冷たい口調でさらりと流されました。

 ニギハヤヒ=大国主は違うだろうという証明をするために、大国主立会いの下、ニギハヤヒを呼んだら、現れたので同一の存在ではない(同じなら同時に存在できない)ことを確認。
 ニギハヤヒは大国主を父君と呼んでいたので親子なのだろうと。

 「ニギハヤヒと天照大神は同じ存在か?」とニギハヤヒに投げかけると「関係はある」とヒントだけ。

 リーディングはしたことないのでそのあたりしか分かりませんでした。

 ややこしいですが。ここ最近の悩みでもありまして「一つの話として」でもよいので助力願えないでしょうか?

(ご質問ここまで)





メッセージありがとうございます。

まず、日本の神様を実在した人物ととらえるか、とらえないかという大前提があります。

ご質問者の文脈からはその点が明確ではありませんが、私個人は、アマテラスも、ニギハヤヒも、大国主も、セオリツヒメも、人間として実在したのではないかと考えています。

その場合、すべて別の人格存在であり別人です。





そうだとして、アマテラスをどうとらえるかが問題となります。

一般には、アマテラスオオミカミとアマテルは区別して考えられていると思います。

字は両方とも「天照」の当て字を使われるかもしれません。

前者は日本書紀などに出てくる女性神の天照大神で、後者はホツマツタエなどに出てくる男性神の天照です。

ここからは私見になりますが、もともとは天照はアマテルであり男性神だと感じます。

私はその存在には、幣立神宮に非物質的に行ったときに出会ったことがあります。

また、女性神の天照大神にも、ヘミシンクの初期の探索でよく会っていました。

しかし、こちらは、天照大神のふりをしたネガティブ系宇宙人で、偽者だと思います。

したがって、実在したのは、男性神の天照だけだと思います。





では、なぜ日本書紀や古事記では女性神に天照がすり替えられているのかが問題となります。

それは、九州の天孫族と出雲族との争いで、天孫族が勝利し、日本全土を天孫族が支配するに至ったために、

それ以前に畿内地方を統治していた出雲族に関して、出雲系の神様として崇められていた男性神の天照の痕跡だけを残し、全く新しい女性神を作り出したことによるのだと思います。

ですから、内宮で男性神の天照が出てくることは自然なことですし、本当の皇位継承者は自分であることを伝えたかったのかもしれません。

内宮の天照大神は天孫族によって作られた神様だからです。





あと、私は内宮で荒魂を祭っている社には行ったことがないのではっきりしませんが、セオリツヒメは後述のように分類上は出雲系の人物だととらえることができますから、同じ出雲系のニギハヤヒの妻であってもおかしくはないと思います。

そして、昔の人は何より祟りを恐れますから、本当の神様を荒魂としてまつりつつ、作り上げた神様である天照大神を内宮全体で祀ったこともあり得ないことではないと感じます。

ですから、「何故伊勢にニギハヤヒと瀬織津姫がいたのか?もしくは瀬織津姫が天照大神としての代役をかって出たのでしょうか? 」という点については、

もともとの支配者が出雲族であったのに、あとから九州からやってきた天孫族が支配者の地位を奪い、他方で祟りを恐れて荒魂として真の支配者であったニギハヤヒとセオリツヒメを内宮に祀ったのだと考えればつじつまが合います。




あと、「私が天照大神を男性神だと知覚するのはたまたま男性神というのではなく、神の本質は光なので同時に視る人からは女性神としての性質も同時に持っているのではないかと思うので、本質的な神という意味での「天照大神」とニギハヤヒは別の存在ということで宜しいのでしょうか?」という部分についてですが、

まず、女性神である天照大神は作られた存在ですので、男性神である天照(アマテル)が実在した人物だと仮に考えてみます。





この点、私の知覚では、ニギハヤヒは天照とは別の人格存在として実在した人物だと感じます。

ニギハヤヒと大国主は兄弟であり、前者は畿内地方、後者は出雲地方を支配していたと感じます。

紀元前3世紀頃のことです。

当時、出雲族は、西日本一帯に広大な支配権を持っていました。

もともとは出雲族も大陸系の海人族(あまぞく)出身であり、他の海人族であった宗像一族や住吉一族、古代伊勢地方にいた海人族とは仲間だったと感じます。

そのために、出雲族は女性を宗像一族の男性と結婚させて血縁関係を深めたりしていました。

私の感応では、この出雲出身の女性が宗像三女神の一人のタギツヒメだと感じます。

(ちなみに、宗像三女神は、タゴリヒメ、タギツヒメ、イチキシマヒメの三柱であるとされていますが、私はタギツヒメのみが実在し、そのほかはタギツヒメを神として神格化する際に三位一体の象徴として具現化したものだと考えています。)





他方で、天孫族は九州北部に端を発する民族でしたが、上の海人族とは別の系列に属すると思います。

天孫族は、初めから勇猛果敢な一族だったわけではなく、もともとは小規模のグループで成り立ち、ヒメミコと呼ばれるシャーマンをトップに立てて、政や祭事を進めていたと感じます。

のちに天孫族が東へと勢力を拡大し、近畿一帯を治め、最終的に伊勢に出雲系の神様を追いやった時、天照大神という女性神を作り出しましたが、それはもともとは実在したヒメミコをモチーフとしていたと感じます。

ですから、私の認識では、この実在したヒメミコとセオリツヒメも別の人格神であり、生きていた年代も違うと思います。

(天照大神のモデルとなったヒメミコのほうが、古い時代の人です)





この天孫族と出雲族の日本の支配で関係すると思われる出土物に、銅鐸(どうたく)があります。

銅鐸はその使用方法が謎とされていて、かなり広範囲にしかも大量に出土しているのですが(多く出土しているのは出雲とか北九州とかです)、ある時代からパタッと出土しなくなっています。

つまり、のちの支配者が、前の支配者の影響を消し去るために、あえて銅鐸を使う文化を封印したのだととらえることができます。

その前の支配者とは、それまでに西日本一帯を広く治めていた出雲族のグループであり、のちの支配者とは、天孫族です。





あと、ニギハヤヒと男性神の天照との関係ですが、ニギハヤヒはおそらく、紀元前2〜3世紀に生きた人物で、大国主も兄弟ですから同時代です(義理の兄弟の可能性もあります)。

ですから、私の中では、男性神の天照だけが、実在していたかどうかわからないのです。

確かに、幣立神宮で男性神の天照を知覚しましたが、それは別の人類が栄えていた時(ムー大陸の時代)だとその時は感じた記憶があります。

ニギハヤヒは人間として生きた人物で、優れた製鉄技術を持って畿内地方にやってきたと感じますが、他方で優れた感覚を持っていて自分自身が内在神とつながることが出来たんだと思います。

ですから、自分自身の力でムー時代に生きた男性神の天照と交信することができましたし、他方で自分自身の内在神にも自由にアクセスできたんだと思います。





他方で、ニギハヤヒとセオリツヒメとの関係です。

エネルギー的に見れば、ニギハヤヒはシリウス系のエネルギー系、セオリツヒメはプレアデス系のエネルギー系に属していて、エネルギ―の系列が明確に異なっています。

そう考えると、セオリツヒメはもしかしたらもともとは出雲とは別系列の人物で、政略結婚的に出雲族であるニギハヤヒに差し出されたのかもしれません。

いずれにしても、ニギハヤヒやセオリツヒメが畿内地方で支配的だったのは、北九州から天孫族が進行してくる前のことであり、紀元前三世紀より前ではないかと思います。





まとめると、ご質問にあった天照大神、ニギハヤヒ、大国主はすべて実在した人物であり別人物であると私は考えています。

また、天照大神については、もともとは男性神だったものが、天孫族によって女性神に改められたのだと思います。

ニギハヤヒとセオリツヒメは夫婦だった可能性がありますが、両者は分類的には旧出雲系に属する人物であり、天孫族が畿内地方一帯を支配してからは、伊勢の内宮において荒魂として祀られることになったのではないかなと推測します。

ニギハヤヒと大国主はもともと兄弟であり、同じ出雲族出身だと感じます。

ですから、別人格です。

ニギハヤヒと男性神の天照は関係がありますが、同一時代(次元)に生きていたわけではなく、ニギハヤヒは紀元前3世紀の今の我々と同じ三次元世界の人間、男性神の天照はムー時代の神官のような存在だと感じます。





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