国益にかなうグローバリズムの展開を | |
2015年2月18日 19時6分の記事 | |
フェイスブックのほうで興味深いコメントをいただきましたので、シェアさせていただきたいと思います。 >プーチン政権のうちに日本は絆を強くして、韓国北朝鮮、中国、米国との外交カードにすべきであるとの馬渕氏らの考えに一時同調していましたが、恐らくは米国の意向にそって欧州、日本は対ソ制裁に加担しました。 プーチンとの連係による対グローバリズム構想は既に絵空事になったのでしょうか。今の日本は明らかに対グローバリズムとは真逆の、開国政策に突き進んでいるようにしか見えません。 瑞穂の国の資本主義とは当初から日本のグローバル化の意味だったのでしょうか?それとも変節したのでしょうか?
日本のスタンスは、今も昔も変わっていないように思います。 最初からプーチン氏との連携による対グローバリズム構想などなかったのではないかなと思います。 安倍さん得意のリップサービスです。 「瑞穂の国の資本主義」というのは、「美しい国日本」というのと具体性に欠ける点では何ら変わりありません。 安倍さんの「瑞穂の国の資本主義」というものがそもそもよくわからないのですが、 外交政策と経済政策はリンクしますから、戦後一貫してとってきた対米重視政策は、そう簡単には変わらないと思います。 ロシアの思惑はアメリカに対抗できるだけの経済力を築き上げようというところにあったと思うのですが、なかなかそれがうまくいっていません。 今の世界情勢からすれば、アメリカの助けなしでは日本は自国を守り切れない可能性がありますから、有事を想定すれば、アメリカに追従するのもやむを得ないところではあります。 ただ、日本としては、中立の立場を保つこともできるはずです。 本当に国益を重視するなら、過去に靖国参拝を強引にして中国や朝鮮などアジア諸国から反発を受けたようなことはしないはずですし、 そこまでできるなら、なぜアメリカの言いなりにならずに本当の意味での独自路線でいけないのかが疑問ではあります。 私は日本は対ロ制裁に踏み切るべきではなかったと思います。 ウクライナ問題は、ロシアとウクライナの問題であり、日本が口出しすべき問題ではないからです。 安倍さんの政策には、残念ながら一貫性が見えてきません。 独自路線を貫く気概があるならば、もっと国民のことを、国益のことを考えて行動していただきたいなと切に願います。 経済問題については、外交政策とはリンクはするものの、一応切り離して考えることができますが、今の対ロシアに対する日本の強硬な姿勢は、ロシアとの間での経済関係にも悪影響を与える可能性があります。 日本はアメリカの傀儡政権ではありませんから、嫌なものは嫌だとはっきり言うべきです。 目先の利益のみにとらわれるのではなく、長いスパンで国益を考えたとき、日本がアメリカ追従主義を貫くことは、あまりよくないと感じます。 長いものにまかれる主義でなく、中立を保つ。 そこにこそ、日本の独自性があります。 その上で、近隣諸国と助け合ってやっていけばいいと思うのです。 それが真に国益にかなうグローバリズムではないかと思います。 Some rights reserved by A_Peach | |
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