MAGRAVSの計測データが家電製品の構造上の問題によって引き起こされている可能性について | |
2016年3月16日 18時31分の記事 | |
MAGRAVSのデータ計測に対していただいたコメントと、それに対する私からのお返事です。
>日々の検証お疲れさまです。 マグラブ前後の計測データ拝見しました。 マグラブ後の値が低いのですが、もしこれが逆に高く出ていたならば、マグラブが電力を供給してくれている可能性がありました。 気になる点ですが、テストに使用されているヒーターがスイッチング(高速でON/OFFする)機器であることから、マグラブのインダクタンスが電流を減衰させている可能性が指摘できそうです。 そのためヒーターの実際の出力が表示されているワット分の仕事量にまで低減されているのではないでしょうか。 またマグラブ前後の差分ですが、これは酸化銅線の接触抵抗成分がマグラブの発熱に変化したものと推定しました。 電力量計のデータがほぼ正確であることを前提として考えていますが、使用されている電力量計も周波数の高いスイッチングまで計測できるものでないという懸念もあります。 ですのでこの点を考慮すれば、スイッチング機器でない機器を用いて検証することが我々のような簡易計測には大事なポイントだと思います。 ただ仕事量まで確認するのは現実面では難しい面も多いです。 簡便な方法は湯沸かしヒーターに一定量一定温度の水を入れて一定時間の水温の上昇をカロリー換算するなどの方法もあります。 昔の渦巻型アナログダイヤル付き赤熱ヒーターとか裸電球、安物のドライヤーとか?検証にはマイコン制御の入ってないものをお勧めします。 コメントありがとうございます。 私は、マグラブ後の値にはそれほど注目していないといったら変ですけど、マグラブ前すなわち家側の計測値のほうを重視しています。 もしこの数値が、別のコンセント直結で計測した数値よりも明らかに低ければ、それはマグラブを通した結果であると推定できるからです。 最近私も計測の難しさを感じていて、まだ実験段階ではあるのですが、デスクランプ(蛍光灯)とルームランプ(白熱灯)といったそれほど計測値に変動が出ないもので計測しても、他の箇所で壁直結で取得したデータと比較して、最大で約19%計測値が下がりました(下の計測値は見えにくいですが65Wを示しています)。使用した電化製品のマグラブを通さない壁直結データは80Wで計算しています。 この19%というのは、壁直結側(マグラブを通す前)の計測値ですから、マグラブのコイルが生み出す抵抗値云々は理論的には関係がないことになります。 ルームランプは昔ながらのものですからマイコン制御は入っていませんし、デスクランプに仮にそれが入っていたとしてもワット数が16Wにすぎませんから誤差を生み出したとしても推測ですがせいぜい10%以内(1.6W程度)だと思われますので、19%も計測値に影響を与えるとは考えにくいです。 その時のマグラブ側の計測値はこちらです。 この数値には、セラミックヒーターは入っていません(ルームランプの白熱灯とデスクランプの蛍光灯のみ)。 ただ、そもそも壁直結の数値が、計測ポイントによってかなり誤差があることも確認しています。 上のルームランプとデスクランプの壁直結データをマグラブを通さないで都合3箇所の建物内で計測しましたが、計測データ間に最大で約5%の誤差が生じていました。 しかし、それを考慮してもなお、マグラブを通した場合の消費電力は、すべての計測ポイントでのマグラブを通さない場合の計測値よりも下回っていました。 セラミックヒーターを計測に用いている点を(スイッチング機能がある?)計測自体の正確性を欠く可能性の要因と思われているのではないかと思いますが、ご指摘のような計測に用いた電化製品の構造上の問題を見込んでも、明らかに消費電力は落ちているのです。 一番いいのは、家全体の電源の根元部分にマグラブを通して、マグラブを使った時の電気料金を1年間ぐらい計測しつつ、それを使わなかった時の電気料金1年分と比較してみるといいと思うのですが、残念ながらそれにはまだ至っていません。 現実的な範囲内でいろんな角度から可能な限り検証してみて、やはりマグラブを通した場合には消費電力は削減されているというのが、現段階での私自身の結論です。 | |
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