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MAGRAV測定の精度に関してわかった新事実他
 
2016年3月23日 12時18分の記事

MAGRAVの研究(MAGRAVにかかわっていく上で必要なデータ測定)や製作セミナーの準備等のために、リトリーバルセミナーやリーディング等に大幅な遅れが出ていることをお詫びします。

MAGRAVセミナーは日にちが決まっているためにずらすことが出来ず、それまでにMAGRAV1機を製作したりコイル巻きをしなければなりません。

ですからそちらを最優先とさせていただき、あとはリーディング、そしてリトリーバルセミナーという順番になります。

皆様のご協力・ご理解に感謝します。





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最近、厳密な測定を繰り返していますが、いろんなことがわかってきました。

よくわからないところは、電気工事士の資格試験向けのテキストを読んだりして勉強しています。

いろいろご報告したいことがあるのですが、まとまりがなくなるかもしれません。ご容赦ください。





MAGRAVSの機能を測定したデータをいろんな角度から分析してみると、MAGRAVSには消費電力を減らす作用がある。これは間違いないといっていいと思います。

問題は、それをどうやって導き出すかという点です。

つまり、測定の仕方や環境によって大きく削減率が異なってくるからです。

ちなみに、いままでブログ等であげてきた削減率はすべて実測値に基づいています。

しかし、計測の仕方や測定条件によって、得られる削減率が大きく異なることがわかってきました(5.5%〜35%)。

ただ、いずれの値も厳密に計測した結果に基づいていて、計測ミスではなく、単に「測定条件の違いによる」ものなのです。

ここでいう測定条件とは、1測定に用いる電化製品がどういったものか、2測定に用いる電化製品の数、その時のコンセントの電圧、3まわりで動作している他の電化製品、この3つが最も大きな要因であることがわかってきました。

これに加えて、4計測の仕方、特に壁直結の元データの取り方やとる建物の古さ等の環境要件も重要であることがわかってきました。

まず1についてですが、これが最も重要かもしれません。例えば、ソケット直結のLEDライトなんかは最も安定していますし、インバーター付きのデスクランプ(蛍光灯)、扇風機なども割と安定した値を出します。

ところが、白熱灯、セラミックヒーターなどは、使用環境によってものすごく影響されます。

例えば、複数の電化製品を同時に稼働させてオーブントースターやハロゲンヒーターなど抵抗負荷の大きなものを稼働させると、デスクランプなどはそれほど影響を受けませんが(影響を受けているのかもしれませんがそれほどわかりません)、白熱灯やセラミックヒーターなどは複数の電化製品を稼働させたことによって引き起こされる電圧の低下によりものすごく消費電力が落ちます。

(ここが最近ずっと謎だったんですが、コンセントまわりのデジタルテスタ―による電圧の測定により原因をこのように特定できました。それによると、通常、マグラブをつないでいるコンセントは何も負荷が周囲の電源周りでかかっていない時には102.5〜104.5Vあります。

しかし、近くでオーブントースターが単独で動作すると97.2〜97.3Vに低下し、コーヒーメーカーが単独で動作すると100.5Vに低下、ハロゲンヒーター(1200W設定)作動時には95Vに低下、ハロゲン+オーブントースター動作時には90.3Vにまで低下します。

ちなみにこの電圧はマグラブの近くにあるコンセントの差込口すべてに共通しているものです。)。

ですから、例えばデスクランプ、ルームランプ、セラミックヒーター、ハロゲンヒーターを同時にマグラブにつないで稼働させると電力消費率が非常に下がる傾向にありましたが、それは電圧降下という要素も加わっていたのです。

というのも、消費電力のワット数(W)というのは、基本的にはW=(電圧)×(電流)×cosθで表すことができるからです(cosθはここでは皮相電力(見かけの電力)を表しています。)。

つまり、電圧が下がるとそれはワット数にも影響するのです。

ですから、計測するときには、計測の土台となる供給場所における供給されている電圧が何Vなのかを知る必要があります。

そして、その時動作している電化製品の種類や数を確認する必要があり、結論から言えば、我々が入手できる割と大きな負荷のかけられる電化製品で計測に最適な電化製品は、低価格のハロゲンヒーターだと思います。

最大の理由は、単純な電熱器の場合、コイルや抵抗等による皮相電力(cosθ)を考慮する必要がないからです(学生時代に習ったcos(コサイン)、あれは、0から1まで変動しますが(0度から90度の範囲)、コイルや抵抗器のない電化製品の場合、cosθ=1で計算するため、ワット数は(電圧)×(電流)で計算できるからです。)。

話がややこしくなってきますが(笑)、要するにマグラブで厳密に消費電力を計測しようと思ったら、どの電化製品をいくつ使うのかが重要で、結論をいうとハロゲンヒーター1個のみで計測するのが理想だと思います。

その結果が次の通りです。





まず、前提となる家の電圧については、先ほど述べた通りです。

あれはマグラブ(Sマグ君)を置いている私の自宅のコンセントの電圧です。

賃貸の1戸建てなんですが、築2年ぐらいの比較的新しい家です。

そして、比較のために計測したのは、築推定30年以上の建物3つです。

一般に家が古いほうが電圧が低く出ることがあるみたいですから、どちらかというとこれは測定には不利な条件といえます。

ただ、マグラブの実力をはかるには、厳しめの値がでますから、良いことだと思います。





測定に用いた建物は3つで、マグラブ測定に用いたデスクランプ、ルームランプ、セラミックヒーターは3つすべての建物で測定し平均をとりました。

これに対して、ハロゲンヒーターは、3つの建物のうち1か所で測定したデータを平均して出しました。3つのうちからそこを測定場所に選んだ理由は、先の3つ(デスクランプ、ルームランプ、セラミックヒーター)の消費電力を測定したときに最も低い値が出たためです。

計測に使ったのは、「ワットモニター」2つと、「エコチェッカー」2つです。

「ワットモニター」の精度は取扱説明書によると最大で2%±5W、エコチェッカーのほうはサイトからの情報では約5%らしいです。

実際に使った印象では、両者のこの精度の違いは近似値の取り方にあるように思います。

前者は小数点第2位までサンプリングしてそれを四捨五入している印象ですが、後者は小数点第1位までをサンプリングしてそれを四捨五入している印象です。

ですから、機械自体の性能の違いというよりはデータ処理の仕方の違いがこのような差として現れてきているのではないかと思います。





以下が測定の結果です。

デスクランプとルームランプは借りてきたもので結構古めのもの、セラミックヒーターは2カ月ぐらい前に購入したもの(TEKNOS TS-300)、ハロゲンヒーターはデータ測定用に最近購入したものです(TEKNOS PH-1211(W))。





・デスクランプ(蛍光灯)、ルームランプ(白熱灯)、セラミックヒーター(300W。温度調節機能なし、転倒時の電源オフ機能付き)の合算値の平均 → 77.4W

・ハロゲンヒーター(800W設定) → 773W

・ハロゲンヒーター(1200W設定) → 1135.6W

以上を「壁直結データ」とここでは呼びたいと思います。

この測定にはマグラブは通していませんし、マグラブの影響も及んでいない環境です(一部、測定場所に「スペース空」(事務所)が含まれていますが、測定データを見る限り、設置しているルーシー2号のナノ化の影響は及んでいないものと思われます。ルーシー2号(和室)とは別の部屋(キッチン)にて測定しました)。





それに対して、以下が、今朝(3月23日)のマグラブ(Sマグ君)を通した消費電力(瞬間値。割と安定していると思われる中間的な値を採用)とその削減率です。

<デスクランプ、ルームランプ、ハロゲンヒーター(1200W)を稼働させた場合>
(まわりでは照明と冷蔵庫以外に電化製品はほぼ動作していません。)

1123/1213=0.92549・・・ (約7.5%の削減率)

<ハロゲンヒーターのみを動作させた場合>
1073/1135.6=0.944・・・ (約5.5%の削減率)

という値になりました。





この点、興味深いデータが別にとれています。

試しに、どれだけナノ化が促進されているのかを調べるために、マグラブを通さないでハロゲンヒーターを1200W設定で3時間稼働させた時にどれくらい消費電力が落ちるかを調べてみたのです。

使用したコンセントはマグラブをつないでいるところのすぐ近くの差込口です。

それが次の写真です。






これによれば、壁直結時のハロゲンヒーターのみの消費電力は平均1071.75/1135.6となり、削減率は約5.6%という数値が出ました。

何が一番興味深いかというと、上で述べたマグラブを通したハロゲンヒーターのみの消費電力削減率(5.5%)にきわめて近いのです。

ここで比較しているのは「率」であって、「値そのもの」ではありません。

ですから、これらの限られたデータから推測すれば、約1か月弱程度でかなりの程度マグラブの環境がナノ化されるのではないかということが言えると思います。





仮説ですが、マグラブ本体の機能(パフォーマンス)によって消費電力削減になるというより、ナノ化促進装置として機能するマグラブの働きによってその置かれている環境がナノ化され、そのナノ化された環境そのものがプラズマエネルギーを供給することによって消費電力削減にいたるのではないかということです。

そうすると、マグラブの個体差によって消費電力削減率が変わるというよりも、どれだけそのマグラブが置かれている電源周りやまわりの電化製品との協調共鳴関係(ナノ化現象)が進行するかが、消費電力削減のカギを握っているのではないかと感じ始めています。

現在、新たなマグラブユニット(ルーシー3号)を考案中で(6層のコイル群、12個の二重構造のキャパシター、キャパシターの極性が製品版と逆)、来週からルーシー1号と2号のデータ測定に入りますが、最近いろんなところで集中して取り組んでいることがつながってきている気がします。

ですから、マグラブはプラズマ装置というより、ナノ化装置と呼んだほうがいいように思えてきた今日この頃です。

「マグラブが」電力を生み出しているわけでも、減らしているわけでもなく、「周りの環境が」そうしているのです。





MAGRAVSの機能についてのご質問とそれに対するお返事から。

>(MAGRAVSの)機能について、ご説明下さいませんか?

わずかな電力を用いて環境(MAGRAVSが設置された電源システム、空中、周りに存在する電化製品)から生じるプラズマエネルギーを集め、それを再び電気エネルギーに変換することによって、使用する電化製品の消費電力を抑える機能を持っています。

具体的には、銅線の上にナノコーティングと呼ばれる特殊な処理を施すことによって、銅の組成を変えて銅の粒子を30〜40000の微細な(ナノ化された)状態にします。



そしてナノコーティングの上に施されたガンズコーティング(GANS=Gas Nano Solid state)が空気中や周りの電源環境からプラズマ(と開発者のケッシュ氏が呼ぶ電磁的エネルギー)を集め、その集められたものを下のナノ層にあるナノ物質に渡します。

ナノ物質はそのエネルギーをさらに内側の銅線に渡すときに電気エネルギーに変換されて、銅線を通ってMAGRAVSに接続された電化製品に供給します。

それによって、実際に必要な消費電力よりも少ない消費電力で済むようになると考えられています。


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