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江戸浅草物語14「月こそ心よ花こそ心よ」 (無料公開)
[【時代小説発掘】]
2015年12月6日 12時26分の記事


【時代小説発掘】
江戸浅草物語14「月こそ心よ花こそ心よ」
佐藤 高市(さとう たかいち)


(時代小説発掘というコーナーができた経緯)


梗概:
 浅草寺に近い浅草花川戸むじな長屋の住人たちの物語。
 天海僧正は、江戸城を守護するために四神相応(しじんそうおう)の結界を作った。だが、利根川の東遷で、東を守る青龍の位置が変わった。
 将軍吉宗は、富士山大噴火を言い当てた陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法に、ほころびた結界を修復するように命じる。
 その頃、西国で貴人の石棺が見つかり、石棺の天井には星宿図が描かれていた。星宿図には、天球の星座と太陽や月の動きがそこに示してあった。石棺の四面の壁には、四神が描かれ、そこには、十二支像も描かれていた。
 石棺に葬られた天皇等の貴人は、その空間の中で永遠の眠りにつく。星宿図は、中国で生まれ、朝鮮半島を経て日本にもたらされた。
 佐藤瑞法は、星宿図が描かれた石棺の空間に森羅万象をつかさどる宇宙を見る。
 星々は、北辰(北極星)を中心にして、東方の青龍、北方の玄武、西方の白虎、そして、南方の朱雀へ動くのだった。
 将軍吉宗は、江戸城から星々の動きを常に見ていた。星の動きには、秩序だった筋道があった。
 吉宗と佐藤瑞法は、星宿図によって、中国の二十八宿に辿りついた。太陰(月)は、二十八の星座を一日ずつ巡る。
 陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法は、天の動きを陰陽五行の占いに取り入れようとしていた。それが、天海僧正の結界のほころびの修復につながるはずであった。
 将軍吉宗は、財政が安定したことを世間に示すために、神君家康が眠る日光東照宮への社参を終えて、徳川幕府の盤石な体制を築いていた。
 浅草花川戸のむじな長屋の住人たちは、新しい年を迎えようとしていた。吉宗の享保の改革によって、徳川幕府の財政破綻は、ひとまず免れたのだった。


プロフィール:   
酉年でも喧嘩鳥の生まれ年で単純明快 東京都生まれ 
小説「谷中物語」で茨城文学賞受賞
江戸を舞台の小説「入梅」が韓国の常緑樹文学に翻訳掲載
江戸の歴史研究会会員 
 

これまでの作品:

江戸浅草物語1 「浅草花川戸むじな長屋の住人たち」
江戸浅草物語2「徳川幕藩体制の最大の危機」
江戸浅草物語3「徳川幕府の危機に陰陽五行の天才占い師参上」
江戸浅草物語4「徳川吉宗、雌伏して時を待つ」
江戸浅草物語5「神君家康の化身徳川吉宗が将軍職に就く日」
江戸浅草物語6「北辰(北極星)に神君宿りて、江戸を守り給え」
江戸浅草物語7「津軽から来た力士柏富士を愛でる相撲甚句」
江戸浅草物語8「徳川幕府の結界が破られる時、北辰(北極星)は輝きを失うのか」
江戸浅草物語9「星宿図の謎に陰陽五行の天才占い師が挑む」
江戸浅草物語10「江戸の結界の謎を解く陰陽五行の天才占い師(続編)」
江戸浅草物語11「筑波山神社の天地開闢(てんちかいびゃく)の剣が江戸を守る」
江戸浅草物語12「徳川幕府安泰への祈りは続く」
江戸浅草物語13「天海僧正の結界が破られる時、魔界の者たちの進撃が始まるのか」



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【時代小説発掘】
江戸浅草物語14「月こそ心よ花こそ心よ」
佐藤 高市(さとう たかいち)



(一) 月こそ心よ花こそ心よ

 むじな長屋の住人たちは、大晦日になると灯りもつけずに辺りをうかがっていた。それは、毎年のことだった。大晦日の深夜まで、戸を叩く掛取りの声に怯えていた。
 味噌や塩、そして、酒の付けを盆からたまった付けを払わなくてはならなかった。付け帳を持った掛取りは、大きな財布を肩にかけて、大晦日の深夜まで家々を廻るのだった。 大晦日には、家に籠って欲を断ち、新しい年には、祖霊である歳神様を迎えなければならなかった。大晦日に出歩いていれば、新しい年を迎えることができなかった。
江戸っ子たちは、掛取りに怯えながらも、神棚に燈明をあげて歳神様を迎える準備をしていた。
 長屋の左奥にあるトラの部屋は、ひっそりとしていた。今年の夏には、亭主の飲兵衛安が急死した。トラは、突然、ひとりになった。
 亭主の安がいつものように飲んだくれて、帰ってきたが、翌朝には、そのまま息を引き取っていた。安は、突然に霊山に旅立った。
 トラと安は、酒のことでいつも喧嘩をしていた。二人の夫婦喧嘩は、むじな長屋の名物だった。
 一方、倅の長太郎は、読み書きそろばんができて、寺子屋でも評判の子だった。
 鳶が鷹を生んだと言われて、今では、日本橋の呉服の大店に奉公をしていた。長太郎が奉公に出てから、十年の歳月が経とうとしていた。
 大店の主人の伊平は、長太郎の正直な性格と非凡な商才に感心していた。そして、ひとり娘のお初の婿になることを決めていた。長太郎とお初の挙式は、年が明けた二月であった。
 大晦日の夕刻であった。むじな長屋に長太郎が姿を見せた。長太郎は、母親を思って天ぷらや切り餅を手に持っていた。
「母さん、店の裏手に部屋が空いているんだ・・・花川戸から引っ越さないか・・・旦那様からも言われているんだよ」
 トラは、久し振りに会った息子の長太郎を見てうれしかった。この話は、亭主の安が死んでから、長太郎から切り出されていた。
 トラは、長屋を出る決心がつかなかった。家族のような長屋の人たちから離れたくはなかった。
 そして、日本橋に行っても、字も書けない自分は、倅のお荷物になることを心配していた。
「長太郎ちゃんは、日本橋の大店の主人になるんだよ、トラさん、浅草寺の観音様のお陰なんだよ・・・」
 向かいのおかみさんのマスは、元気のないトラに声を掛けていた。
 トラは、倅の長太郎が麻疹(はしか)で死にかけたことや逆子で生まれてきたことを思い出していた。
 そのたびに、観音様にお参りをして、その御利益で、長太郎は無事に育つことができた。貧しくても親子三人で、喧嘩をしながらも、むじな長屋で暮らしてきた。
 トラは、亭主と酒のことでよく喧嘩をしたが、振り返れば楽しい生活だった。トラは、最近になって、昔のことを思って、ため息ばかりつくようになった。
 いつも思い出すのは、長太郎が奉公に出ることになった時だった。奉公先の大店で、先輩たちに長太郎がいじめられることをトラと安は心配した。
「心配だよ。大店には、たくさんの奉公人がいるからね、その中には、意地の悪い人もいるよ・・・」
 トラは、長太郎が奉公先に行く朝まで心配だった。
「かかぁは、いつもため息ばかりさ・・・心配するなよ、観音様が守って下さるさ・・・三年の年季が明ければ、長太郎は、また戻って来るさ」
 飲兵衛安は、そう言うと情けない声を出して涙ぐんだ。安はトラよりも倅と別れるのが辛かった。
 安は、長太郎の無事息災を観音様に祈っていた。大工仕事に行くときも浅草寺に向かって、手を合わせていた。
 大店の主人の伊平が姿を見せたのは、今年の梅雨の上がった頃だった。伊平は、ひとり娘のお初を連れていた。
 伊平は、安とトラに向かって、二人の大事な倅の長太郎を婿にいただきたいと畳につくほど頭を垂れた。お初も又伊平の後ろで、畳に額を付けていた。
 安は、腰を抜かすほど驚いて、しばらく言葉が出なかった。トラは、気丈に振舞っていたが、こらえることができずに涙を流していた。悲しいやら嬉しいやら、トラ自身もどうしていいのか分からなかった。
 伊平は、長太郎が朝夕浅草寺の方角に向かって、手を合わせていることを話した。長太郎は、浅草寺の観音様に誓願をしていることを知った。
「花川戸の両親の無事を祈り、私の店の繁栄を祈っている姿を見て、私は長太郎に教えられました・・・商売は心こそ大事であると・・・この年で教えられましたよ」
 安とトラは、伊平の話を聞いているうちに、段々と心が落ち着いてきた。
お初は、安とトラに丁寧な挨拶をした。お初は、長太郎と同い年だった。
「長太郎さんは、商売熱心です。着物を貸すことを考えまして、大名家からの引き合いも多いのです。今では、大きな商いとなっております」
 お初は、長太郎の商才について、詳しく話をするのだった。
「長太郎とお初は、初めて会った時から心が通じていたのです・・・不思議なことですが・・・恐らく前世からの縁なのでございましょう」
 伊平は、自分の産土神(うぶすながみ)の神社の宮司に、二人の婚姻を占ってもらった。これ以上の縁はないとのことであった。
伊平は、二人の仲が良いことや商売に対して積極的な様子を話した。安とトラは、観音様のご加護に感謝をしていた。
「分かりました・・・二人の門出に対して、こんな、嬉しいことはありません・・・見ての通りの貧乏所帯ですが、心こそ大事であれと思って、三人で生活をしてきやした・・・」
安は、そう言うと伊平の手を握った。トラは、その場で涙していた。お初が、トラの手を握ってうなずいていた。
 伊平は、付き添いの者に命じて、祝い酒と天ぷらを用意させた。安は、上等な酒を口にするとすっかりご機嫌になった。
 トラは、あの時の様子を思い出していた。それから、ひと月もしないで、安は冥途に旅立った。トラは、好きな酒を小言も言わずに、飲ませばよかったと悔やんでいた。
 長太郎は、炭を買ってきて長火鉢にくべる。そして、長屋の人たちに、母親のことを頼むのだった。
 長太郎は、むじな長屋を後にすると、待乳山聖天社の隣にある寺に向かった。その寺は、幼馴染である日寿の寺であった。寺の本堂の屋根瓦がはがれているのが見えた。貧乏寺であった。
 日寿は、霜月から下総の寺で荒行を行っていた。粥と梅干の食事とわずかな睡眠、そして、日に七度も水をかぶった。
 百日にも及ぶ荒行は、身内の者でも面会は難しかった。百日間の修行で、霊力や福徳を身につけることができるという。
 住職のいない寺には、老いた日寿の母親がいた。長太郎は、トラに届けたように日寿の母親にも切り餅と天ぷらを渡した。
 日寿の母親は、若き住職の倅の無事を祈っていた。初めての荒行で、子どもの頃から体の弱かった日寿を思っていた。
 長太郎は、この寺の境内や待乳山聖天社でよく遊んだ。大川に浮かぶ白帆の船を見るのも好きだった。
「倅に持たせたものと同じ御守りです。長太郎さん、身体に気をつけて、商売に励んでください・・・親は子供が元気で働いてくれるだけでいいのですよ」
 日寿の母親は、そう言って御守りを長太郎に渡した。
 長太郎は、山門を出ると待乳山聖天社の門前にある八百屋をのぞいた。
 三太の店であった。近在の村から仕入れた大根を店先に並べていた。聖天社に御参りをする人たちが、大根を買って石段を上り、待乳山聖天社に奉納するのだった。
 待乳山聖天社は、男女の良縁を祈願する多くの男や女が祈願に訪れていた。三太もかつては、むじな長屋に住んでいた。観音様に祈りを続けて、俸手振りから八百屋の店を持つまでになっていた。
「長太郎じゃないか? ちっとばかし、寄っといでよ」
 三太が、店の奥から出てきた。おかみさんのキヨと娘の綾が店番をしていた。粋な芸者が大根を買っていく。
「おっかさんに、会いに来たのかい?」
 三太は、そう聞くと店の奥に長太郎を招いた。
 三太は、長太郎が日本橋の大店に婿に入ることを聞いていた。三太は、幼い頃から、読み書きそろばんが得意な長太郎をよく知っていた。
「長太郎が日本橋の大店に婿に入ることになって、亡くなったおとっつぁんも喜んでいるよ・・・おっかさんは、長屋から出ることは承知しないのかい?」
「三太さん、そうなんですよ。日本橋よりも慣れ親しんだ花川戸がいいって、むじな長屋を梃子(てこ)でも動かないと言い張るんですよ」
「いいじゃねぇか、おっかさんは、まだひとりでもやれるし、長屋のみんなが、助けてくれるよ」
 むじな長屋に住んでいれば、向かいのおかみさんのマスや俸手振りの正太、そして、大家の権助が毎日、トラに声を掛けてくれる。長屋に住んでいれば、安心だった。
 長太郎は、二股大根を三太の店から買うと聖天社の石段を上って行く。大根を奉納して、歓喜天と毘沙門天に手を合わせた。
「これは・・・あなたの背中には、炎が見えるぞ・・・炎と煙で大きな商家が燃えているのだぞ」
 長太郎の前には、年老いた小太りの旅の僧侶がいた。合掌したまま、そうつぶやくの
だった。
 僧侶は、かつて、三太が、吉原遊郭の扇屋の台所で働く娘の死霊にとりつかれた時、
金龍に乗って助けてくれた仏の化身であった。金龍は、浅草寺の観音様を守護していた
「男と女の交合(まぐあい)は、最高の喜びではない・・・それが、分かるかな・・・おまえたちは、何度も生まれ変わっては、そうして、心中をしているのだ。それを悟れば、歓喜天の教えに近づくのだ・・・わっははは」
 仏の化身は、そう言って、死霊と共に心中をしようとしていた三太を救った。仏の化身は、懐から金龍が描かれたお札を出した。
「龍は、水神様であるぞ。必ず、火災から商家を守ってくれる。このお札を商家の出入り口に貼るのだぞ」
 長太郎は、そう言われてお札を受け取った。僧侶の姿は、大勢の参拝客の中に消えた。長太郎は、花川戸から白帆の船に乗り、日本橋のお店に急いで帰った。
 長太郎から、火事の話を聞いた伊平は、先祖を祀る仏壇に手を合わせた。お札にたっぷりの糊をつけて、出入り口の目立つ場所に貼った。
 大晦日の夜は、年越しの支度で商家は忙しかった。除夜の鐘がなるまで半時を残す頃であった。
 ひとりの浪人が煙管を取り出して、煙草を吸っていた。安酒を飲み、掛取りから逃げていた。
 伊平の店の前であった。浪人は、煙管の火種を捨てた。それが、掘割の枯れ草に風に運ばれた。浪人は、それに気づかずにそこを立ち去った。
 火はちろちろとくすぶっていたが、やがて赤い炎が立ち上がった。用心していた伊平の店の奉公人たちが、天水桶から水をかけようとした。
 炎は、たちまち人の腰までにもなった。その時、稲妻が走った。同時に、雷鳴が響き渡った。一瞬にして、すさまじい驟雨が来た。
 外に出た伊平と長太郎は、いかずちの光が一瞬、金色の龍を映し出したのを見た。
奉公人たちは、火事を消すのに懸命で、それには気がつかなかった。立ち上がった炎は、滝のような雨によって瞬く間に消えた。
 伊平は、天空に向かって合掌した。江戸で評判の呉服を商う武蔵屋は、こうして、金龍に守られた。火事で武蔵屋のすべてが、灰燼に帰すところであった。
 伊平は、その場で腰が抜けたようで、使用人たちに担がれて座敷に戻った。
 やがて、雨上がりの空に半月が見えた。そして、浅草の各寺から、除夜の鐘が聞こえてきた。人の煩悩を除くために、百八回つき鳴らすのだった。
 その後、伊平は、火事を消し止めてくれた金龍に感謝をして、金龍が守る浅草寺と待乳山聖天社に多額の喜捨をしたのだった。


(二)年の初めに

 正月の朝は、雨戸を開ける音もまばらだった。昨晩までの掛取りとのやりとりで、長屋の住人たちはくたくたであった。
 日が昇って、扇売りの大声がすると長屋の住人たちは安心した。年が明ければ、掛取りは来ない。とりあえず、取り立ては、半年後に延びたのだった。
 むじな長屋の大家である権助は、倅の小太郎と共に白帆の船を夜明け前から操っていた。四つ木八幡宮への初詣の客たちを乗せるためであった。
 権助の船は、白い帆一杯に風を受けて、大川を滑るように進む。
 元旦の夕刻には、権助の船宿近江屋にむじなに長屋の住人たちが集まる。新年の祝いであった。それは、むじな長屋の恒例の行事だった。
 按摩の五郎八が、小太郎に手を引かれて近江屋に来た。トラは、向かいのマス夫婦と一緒だった。三味線の師匠のお滝は、三味線を持って粋な着物を着ていた。
 新鮮な魚を商う俸手振りの正太は、取って置きのまぐろを両手に抱えてきた。若い力士が樽酒を荷車から下ろした。
 その後から、蔵前の神明神社の横にある牛尾部屋を継いだ柏富士が姿を見せた。元旦の恒例である新明神社での奉納相撲を終えて、駆けつけたのであった。
 柏富士が津軽から江戸に来て、金子が底をついた。知り合いもいなかった。飢える寸前で握り飯を持ってきてくれたのは、むじな長屋の住人たちであった。
「はぁーえー あー どすこい どすこい、津軽いいとこ 岩木のお山に柏富士 あー どすこい どすこい」
 若い力士の甚句によって、津軽から江戸にやってきた柏富士の人生が謡われていく。
 柏富士は、目を閉じて、当時のことを思い返していた。あの時のことを思うと涙が溢れる。
 長屋の住人たちも柏富士を愛でる甚句を聞きながら、当時のことを思って涙を拭っていた。
 権助の女房のセツが、お屠蘇の用意をした。酒器の中には、丹頂鶴の頭部のような赤い三角の袋が入っていた。袋には、山椒などの薬種が入っていた。
 お屠蘇は、年の若い者から注がれるのだった。小太郎が最初だった。その次は、正太であった。
 権助が、正太にお屠蘇を注いだ。
「正太には、姉さん女房がいいぞ。四つ木村の喜作の娘が夫に死に別れて戻ってきている。後家だが、器量のいい娘だぞ。乳房もでかいぞ」
 権助は、そう言って、霜月に、その娘と正太と見合いをさせたことを話すのだった。
 正太は、魚屋をこの三月から開く予定だった。表通りの小間物屋が店を閉じたので、権助が仲介をした。
 店には、干物やあさりやしじみを置く。取り立ての魚は、得意客に直接持っていく。その日の早いうちに、全ての魚を売り切る商いを目指していた。
 そして、正太は、包丁さばきが巧みであったので、店の中に酒が飲める場所を設けて、刺身や潮汁を出してみたいと思っていた。
 店の名は、『千寿』ということを決めていた。そして、女房は、権助に紹介された喜作の娘を貰うつもりであった。
 その娘の名は、千と言った。その名にかけて店の名を決めたのであった。
「宝船売りから、このとおり買いました・・・今夜、枕の下にこの宝船の絵を入れて、めでたい初夢を見るつもりですよ」
 正太は、そう言って、宝船に七福神に鶴と亀が描かれためでたい絵を見せた。
 権助の女房のセツが、雑煮を運んで来た。雑煮は、醤油汁で、大根、里芋、昆布、すずなや小松菜が入り、鶏肉も入っていた。
 重には、色とりどりの御馳走が入り、長屋の住人たちは、それを口にすると思わず笑みが出た。
 切り餅は、火鉢で焼いて、海苔を巻いて醤油をつけて食べる。
「江戸っ子は、醤油を少しつけて食べるんだよ。それが粋と言うもんだよ」
と正太が言う。
 近江屋の玄関先で、立派な駕籠が付けられ、陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法が姿を見せた。瑞法は、たびたび読売に載る江戸の人気者であった。
 天海僧正の結界を修復した佐藤瑞法は、一時、身体を壊したが、今では、健康を取り戻していた。そして、髪を剃って入道のような風体になっていた。
 集まった一同は、瑞法を迎えて歓声を上げた。
 権助は、佐藤瑞法を迎えながらも、玄関先で瑞法を遠巻きに守る者たちの気配を感じていた。大川端で、猿回しを行う芸人がいた。芸人は、船宿近江屋を見ていた。
 正月凧を売る年寄りは、目つきが鋭かった。恐らく、将軍吉宗の下で働く根来衆たちであると権助は見ていた。
 佐藤瑞法は、陰陽五行と星宿図を駆使して、江戸の結界を修復した。瑞法は、星宿図が描かれた貴人の石棺の空間に森羅万象をつかさどる宇宙を見る。
 星々は、北辰(北極星)を中心にして、方角を守る四神である東方の青龍、北方の玄武、西方の白虎、そして、南方の朱雀へ動くのだった。そして、太陰(月)は、二十八の星座を一日ずつ巡る。
 吉宗と佐藤瑞法は、星宿図の秩序だった動きの中に、揺るぎのない筋道を見つけようとしていた。その真如の理法を政や人々の安穏な暮らしに役立てることが願いであった。
吉宗は、信頼する根来衆に瑞法の護衛を命じたのであった。関ヶ原の戦いの怨念をいまだに持つ西国の落ち武者たちの怨霊は、常に江戸の結界のほころびを探しているのだった。 富士山大噴火を言い当てた陰陽五行の天才占い師は、源義経公の忠臣の佐藤一族の末裔であった。年老いたが、将軍吉宗は、瑞法を頼りにしていた。
 佐藤瑞法は、久し振りに会った長屋の人たちと手を取り合っていた。瑞法は、家族のような長屋の住人たちと楽しいひと時を持った。
 そして、権助が、四つ木八幡宮の喜八の体調が良くないことを瑞法に伝えた。
 瑞法はうなずくと、近いうちに四つ木八幡宮を訪れることを権助に伝えた。やがて、瑞法は、従者に促されて、赤坂の紀州藩邸に戻るのだった。


(三)さらば、風の喜八

 権助は、花川戸の船着き場か船を出した。早朝で、大川には朝霧が立ち込めていた。
中空には、満月が残っていた。
 船には、佐藤瑞法の姿があった。正月を迎えた江戸は、月半ばになってようやく活気が戻ってきた。瑞法は、年の暮れから寝込んでいる風の喜八を見舞うのだった。
 大川には、くちばしと足が赤い都鳥が羽ばたいていた。白い羽には、朝日があたり、大川の川面がきらきらと輝いた。権助の倅の小太郎が、船を進めていた。
 やがて、前方に四ツ木八幡の森が見えてきた。昨日降った雪が、木々に残っていた。時折、音を立てて枝から雪が落ちた。その音に驚いた都鳥の群れが一斉に羽ばたいた。
 佐藤瑞法は、四ツ木八幡の船着き場に降りると赤い鳥居を目指した。小太郎が、先に走って、四つ木八幡宮に向かった。
 喜八は、庫裏の奥の座敷で、床に就いていた。喜八の妻のお勢は、陰陽五行の天才占い師佐藤瑞法が訪ねてきたことに驚いた。
 座敷には、喜八の娘のお登勢がいた。お登勢は、富岡八幡宮のそばにある仲町の料理屋に嫁いでいた。傍らに座った倅の良雄は、肩を落としていた。
 佐藤瑞法は、静かに眠っている喜八を見た。瑞法は、かつて、風の喜八と対峙したことがあった。
 瑞法は、喜八が両手を上げて、丸木の棒を構える姿を思い出していた。白木の棒を使った夢想流杖道の構えだった。
 瑞法の長刀に対して、喜八が白木の棒で立ち向かう光景があざやかによみがえった。
その時、瑞法は、喜八の後ろに、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)や堀部安兵衛等の赤穂浪士たちの姿が見えた。
 瑞法は、赤穂藩の隠密として生きて来た喜八の姿に涙が溢れた。思わず長刀を投げ捨てて、手を合わせていた。それが、喜八と初めての立ち合いであった。
 お勢は、喜八が昨日から意識がないと言った。瑞法は、喜八の耳元で陰陽五行の秘法を唱えていた。しばらくして、喜八は、薄っすらと目を開けた。
「大石様が迎えに来て下さったよ・・・もう、思い残すことはない・・・」
 赤穂義士の大石内蔵助が喜八を迎えに来ていた。
 喜八は、大石内蔵助に命じられて、堀部安兵衛の動きを探り、吉良上野介(きらこうずのすけ)を討ち取るまでの日々を思っていた。
 赤穂浪士たちは、吉良上野介を討ち取り、英雄のような扱いを受けた。だが、切腹を命じられた義士たちには、二度と会うことは叶わなかった。
 喜八は、死に臨んで、穏やかな赤穂の海を思っていた。大石が、赤穂を去る時に、何度も振り返った穏やかな海であった。
 風の喜八は、赤穂藩に仕えて、大石内蔵助の隠密として、討ち入りまでの長い日々を江戸で送った。ひとりでも討ち入ろうとする堀部安兵衛の動きは、目が離せなかったのである。
 喜八は、霊山に旅立つ前に浪士たちの声を聞いた。討ち入りために、谷中の寺に集まった浪士たちの顔が次々に浮かぶのだった。悲願であった浅野家が再興し、徳川幕府の隠密として働くことができたことに感謝をしていた。
 本堂の前では、深編笠を被った虚無僧がいた。周囲には、服部半蔵の再来と言われる清三や幕府の隠忍たちが、参拝の客に紛れていた。大柄な虚無僧姿の男は、将軍吉宗であった。
 吉宗は、四つ木八幡宮の本堂を訪れていた。そこには、紀州藩の窮地を救った幕府隠密木村源浄の十文字鎌槍が奉納されていた。
 木村源浄は、かつて、幕閣から密命を受けて、紀州徳川家に潜入した。
将軍綱吉は、紀州徳川家に嫁いだ愛娘の鶴姫を可愛がり、娘の夫である徳川綱教を将軍に就かせようとしていた。
 これには、徳川光圀をはじめとした幕閣は、綱吉の亡き兄綱重の子である甲府宰相綱豊に継がせるのが天道であると主張していたのであった。
 幕閣は、徳川幕府の安泰を切望して、木村源浄に密命を与えた。
 それは、紀州徳川家の祖であった徳川頼宣が、幕府転覆を企てたとされる由井正雪と関係していたことを江戸市中で流し、紀州でも人心のかく乱を企てることであった。
それにより、次期将軍の座を紀州の徳川綱教ではなく、甲府宰相綱豊に仕向けるためであった。
 神君家康の子である紀州徳川家の初代藩主である徳川頼宣は、由井正雪と交流があった。当時の幕府も疑いを持っていた。
 そのため、徳川頼宣は、十年の間、国元の紀州には戻ることができなかった。
 紀州の人々は、次期将軍は将軍綱吉の娘を娶った徳川綱教が六代将軍に就くと信じていた。だが、鶴姫が非業の死を遂げ、綱教も続いて亡くなった。
 木村源浄は、与えられた密命よりも紀州藩の窮乏に目を向けたのであった。
 当時の紀州藩には、六代将軍のために費やした莫大な借財が残った。さらに、紀州徳川家は、宝永四年の大地震と大津波に襲われ、疲弊していた。
 木村源浄は、若き藩主である徳川吉宗や幕閣に紀州藩の窮状を詳(つまび)らかに伝えた。
 落日のような紀州藩には、一刻の猶予もなかった。人心は乱れ、紀州藩に対して武士や領民の不満が向けられれば、徳川の幕藩体制そのものが危機に瀕することになる。
 幕閣は、木村源浄の訴えに驚き、即座に、紀州藩主徳川吉宗の書状を紀州藩に届けさせたのであった。その役目にあたったのが、風の喜八であった。喜八は、命を懸けて紀州に向かった。
 若き藩主の思いのしたためられた書状によって、紀州藩は危機を乗り越えることができた。
 困窮にあえぐ人々にとって、吉宗の書状は、闇夜を照らす一灯のようであった。
木村源浄の訴えが無かったら、紀州藩は崩壊していた恐れもあった。そのことを一番知っていたのは、吉宗本人であった。
 困窮した紀州藩を救った吉宗の手腕は、その後、幕閣から高い評価を受けた。それが、将軍吉宗に繋がったのであった。
 宝蔵院流十文字鎌槍の剣豪である木村源浄は、亡くなる前に愛用の十文字鎌槍を喜八に託した。
 虚無僧姿の吉宗は、本堂に納められた十文字鎌槍に手を合わせた。本堂を出ると稲妻と共に雷鳴がした。
 それはまるで、四つ木八幡宮を守る白龍の吠える声のようであった。神が鳴っていると吉宗は感じていた。
 白龍と共に風の喜八が霊山に旅立ったことを吉宗は知るのであった。吉宗は、庫裏に向かっていた。喜八を弔うためであった。
 忠義の臣である喜八の遺骸の顔は、まるで笑みを浮かべているようであった。










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10/19 08:33 「本日のマーケット」(FX編)・・・午前11時に発表される中国の一連の経済指標に注目
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