全国の15年度公共工事発注、15年4〜16年1月期累計は前年同期比4.8%減の約11兆9,315億円 | |
[全国の景気動向] | |
2016年2月17日 9時0分の記事 | |
15年4月〜16年1月期に全国で発注された公共工事の発注金額は、前年同期に比べ4.8%減の11兆9,315億43百万円となりました。 東北エリアは、金額ベースで前年同期に比べ7%台後半で減少しているものの、発注規模は相変わらず高水準で、東日本大震災の被害が甚大だった宮城や福島は、北陸4県の総計の発注金額を超え、中国5県に迫る勢いのままです。しかも宮城、福島の両県の発注金額総計は、20年開催のオリンピック関連投資で沸く東京すらも追い付かない状況です。 建設需要がおう盛な東京の湾岸周辺の神奈川、千葉も増加基調にあります。なかでも神奈川では横浜環状道路の発注が佳境に入り、残り2ヵ月を残した段階で前年同期に比べ2けた増で推移しています。 半面、関東以外のエリアは軒並みマイナス基調の低水準で推移しています。北海道や北陸、四国、九州の各エリアは2けた減となっています。 なかでも富山の31.4%減、和歌山の25.5%減、山形の24.7%減、宮崎の22.7%減となっており、「土建が風邪をひけば地域経済全体が風邪をひく」と言われている地域での落ち込みが激しいのが特徴です。 全体的に上げ潮ムードの関東エリアでも、千葉が盛り返し、再び増加に転じ、埼玉以北の北関東の各県は軒並みマイナス基調で推移しています。公共投資が南関東に集中している実態が浮き彫りになった格好です。
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