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The UNKNOWN REALITY(=「知られざる」現実)セッション708から(前半)
[セス]
2013年6月17日 17時35分の記事

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セッション708

1974年9月30日水曜日 午後8時58分

こんばんは。

(こんばんは、セス。)

意識は、コード(符号)システムとでもいうようなもので運営されています。

(符号といっても)これらは数え上げることができません。

それゆえ、意識は特定のフォーカスを支持するのに役立ついくつかのコードシステムの中で運用されることによって、意識それ自体が各々異なるものとなっています。そして、他のデータをブロックしつつ一定の重要な出来事をもたらしています。




もちろん、これらの他のデータは、異なるコードシステムでは重要であるかもしれません。しかしながら、これらのシステムは相互に関連性があるので、他のレベルでは、いわば二番目のデータとして、それらの間でコミュニケーションが成立しています。それは、サポートするものであって、第一次的には適用されません。





これらのコードシステムは、分子構成や光学的価値を含み、ある意味では、この光学的価値は、あなたがたのアルファベットと同じくらい正確にかつ効果的に用いることのできるものなのです。

例えば、ある種の生命は、あなたがたにとってなじみのないスペクトラムに明らかに反応します。

しかし、それを超えて、あなたがたにとって完全に未知である電磁気的な範囲、あるいは電磁気的な範囲の広がりがあって、それに他の生命体は反応しているのです。





繰り返しになりますが、これらすべてのコードシステムは相互に関連性を持っています。

同様に,個人の精神は、それ自体の中で、他の現実についてかすかな暗示やおぼろげな感覚を含んでいます。

これらは言うなれば第二のコードとして作用します。

その存在下で、あなたは正しく認識するのです。

そのような第二のシステムによって、人間の現実の持つ潜在的可能性について多くのことがわかります。そして、その現実というのは、隠れていますが、いつでも第一的な重要度に「昇格」しうるのです。

そのような第二のシステムはまた、個人や種にとって可能な蓋然的な発達をも指し示すのです。





したがって、人間の発達において実際的に起こりうるすべての蓋然性というのは、多かれ少なかれそれぞれの個人の中にあるのです。

想像しうるいかなる生物学的あるいは霊的な進歩は、もちろんのことですが、外側からやってくるのではなく、肉体を作り出した意識の遺産の中からやってくるのです。

一般的に言って、この世紀に生きている人は、ある特定の種類の方向性を選びました。

(訳者注:「この世紀」について、セスはチャネリング当時の20世紀を想定しているものと思われます。ですから今の我々に置き換えると、21世紀ということになります。)

その種は(我々のことです。一般論として述べています。)、ある種の身体的操作に関して特化することを選び、ある方向性に関してそのエネルギーを使うことに専念しました。

それらの方向性は、独自のやり方でユニークな現実をもたらしました。

別の言い方をすれば、人類は自らを道に迷わせるようなことはしませんでした。

彼は、意識の本質について研究し続けてきました。それは、あたかも自分が他の自然から取り残されているかのように意識を用い、したがって特別な光の中で自然や世界を見ていたのです。

(しかし)その光は、最終的には彼を孤立させ、一人ぼっちで、他と比べてパワーがないと感じさせました。





彼は自分自身の意識という光の使い方を今学んでいるところです。そして、意識の光を使うある特定の方法にどれだけ頼っているのかについて気づき始めているところです。

彼は、特定の物事に意識の焦点を合わせて自分ができることを学びつつあります。

彼は今、自分が別の光も同様に必要としていることを発見しつつあります。

言い換えれば、彼は多くの方向に用いられる内なるサーチライト全体のうちの、小さな部分だけに今まで頼ってきていました。

人類の意識にとって本質的であり、効果的にそれらが用いられることが待ち望まれる他の方向性のいくつかを見てみることにしましょう。





私はあなた方の歴史的な意味合いで話しています。というのも、あなた方が気づいている歴史的体系の前に、人類は実際にこれらの他の方向性について実験してきており、その中には成功したものもありました。

これは、現在の人類が、霊的に高い達成状態から現在の状態にまで落ちたということを意味しているのではありません。





意識が地球的な経験を形成し、ひと続きの歴史を詳述するサイクルというのがあります。

それゆえ、あなたがた自身のほかにいくつかの他の人類の種というのが今までに存在し、それぞれの人類は独自のやり方で身体的データを扱っていたのです。

それゆえ、そういった人類の中には、あなたがたが選ぶ方向性でなく他の方向性をとるものもいました。

しかしながら、たとえそれらの小道が隠れていて第二次的であるにせよ、あなた方自身の個人的そして集団的経験の中に(それらの方向性は)存在しているのです。

それらはあなた方の中にあり、あなたがたが望むとおりに個人あるいは集団で(それらを)選択するかしないかといった他の現実をあなた方に示すのです。





もちろん、それぞれのシステムは、その独自の文化、「科学技術」、芸術、そして科学をもたらします。

身体には、現在あなたがたが医学の見地から理解しているよりもはるかに健康で長生きできる有機体としてそれ自体を維持する機能が基本的に備わっています。

細胞の理解により、きわめて自然に作用するあらゆる内なる治療が提供されます。

(訳者注:別のところでセスは次のような趣旨で細胞のはたらきについて述べています。「それぞれの個体には、たぐいまれなるオリジナリティがあり、細胞レベルで、自分自身の考えや信念に基づいて変容していく力が本質的に備わっている。」(セッション705の部分的要約))

あなたがたの理解を超える、身体と環境との間の物質的なギブ・アンド・テイクがあります。

あなた方が避けている内なるダイナミクス(躍動性)がここにあり、それは植物、動物、そして人類を結合させます。

もっともシンプルで平凡な例で言えば、あなたがたがかなりバランスが取れていて、健康的な環境で生活しているならば、あなたがたの家の中にある植物や動物もまた健康的でしょう。

あなたがたが自分自身の環境を作っているのであり、あなたがたはその環境の一部なのです。

あなたがたはそれに反応し、しばしばその環境との関係を忘れています。

理想的な話をすれば、身体には優れた健康を維持する機能が備わっていて、しかしそれ以上に、身体的に達成しうる最も高いレベルで自分自身を維持する能力が備わっているのです。

あなたがたの中の偉大なアスリート達の功績は、身体の真の能力についてのヒントをあなたたちに与えます。

しかしながら、あなたがたの信念体系の中では、それらのアスリートたちは、訓練を積み、その方向性に向けてすべての注意を集中的に向けなければなりませんし、多くの場合彼ら自身の経験の他の部分を犠牲にしなければなりません。

しかし、彼らのパフォーマンスはあなたがたに、身体は何ができるのかを示してくれます。





繰り返しになりますが、理想的に言えば、身体にはあらゆる病気を取り除く能力が備わっていて、いわゆる老化の進行が安定し、全体的な変化が徐々にのみ伴うようにする力が備わっているのです。

そして、ベストな状態では、その全体的な変化は霊的な変化をもたらしてくれるでしょう。

例えば、あなたがたが休暇をとって(旅行に)出発する時、あなたがたは自分の家を閉めます。

これらの理念的な意味では、死というのは物質的な家が閉められることを含みます。

あなた自身が朽ちて崩壊するわけではないのです。





さて、個人の中には身体についてのこの偉大なヒーリング能力にそれとなく気づき、それを用いている人もいます。

医者は時々、いわゆる不治の病の患者が突然治癒するのに出くわします。

「奇跡的な」ヒーリングというのは、単に本質(自然治癒)を妨げない例にすぎないのです。

以前述べた完全なる医者というのは、身体の真の本質やそれ自体の潜在能力を理解する人々であり、それゆえそのような考え方を他者に伝え、身体の有効性を信頼するように促す人物なのです。

(訳者注:「・・・完全なる医者とは存在の躍動性や、魂と肉体との関係を理解しようとしている人で、彼または彼女自身の身体が健康である人です。」(以上、Vol1,p206より引用)

「患者というのは、医者が治療しても、しなくても、「治る」可能性があり、生産的な生活を続けることがきます。

・・・完全なる医者は、生命力の内なるメカニズムを理解しようと努めるでしょうし、彼がなしうる限り、これを促進しようとするでしょう。

彼は精神のパターンを確かめようとし、それらに従います。

彼は患者に、彼もしくは彼女自身の物質的人生での目的を確かめるために、そして霊的な強さを強化するために、患者の心の声に意識を合わせるように促します。

完全なる医者は一人の人間であり(ロバートバッツ注:その人物が男性でも女性でも)、ずば抜けて健康であり、それゆえ彼自身、霊的なバイタリティと物質的な健康状態との間に作用する特定のダイナミクス(躍動性)を理解しているのです。

それが、彼のもつスペシャリティ(専門性)なのです。」以上、vol1,p212より引用。訳者注)

身体の能力の中には、あなたがたにとって不可能なようにも思えるものもあります。というのも、それらを支持する証拠がないからです。

(しかし)多くの臓器はそれ自体完全に入れ替わることができ、病的な部分というのは新しい組織によって入れ替わることができるのです。





多くの人々は、そのことを知らないので、癌(ガン)が見つかるとそれを取り除きます。

外科手術で取り除かれた虫垂も、元に戻るのです。

これらの身体のパワーは、実際的な意味において生物学的に十分達成可能なものですが、(医療における)焦点の合わせ方や(その人の持つ)信念を完全に変えることによってのみ、なしえるものです。

あなたがた自身を自然から切り離す事実によって、自動的に、あなた方が身体の生物学的側面を信頼するのが妨げられ、さらにはあなた方の宗教上の概念によって、あなたがたは身体のもつ霊的側面からさらに遠ざけられてしまうのです。

(訳者注:セスは身体のもつ霊的側面の中に、本来のパワーの源泉があると考えているようです。そう考えると、「完全なる医師」の話とも整合性がとれます。)





他方で、あなた方の現実では、通常、意識イコール身体であるとみなされます。つまり、あなたがたは自分の意識が常に肉体の中にあるとみなしています。

しかし、個人の中には身体の外に自分自身があることに気づき、完全に意識を保ち自覚している人がいます(ロバートバッツ注:ジェーンや私のように。)。





したがって、ある状況下では、身体は「メインの意識が」肉体から離れている間に、自分自身を維持することができます。

そして、身体の意識は全体的な均衡を十分に保つことができるのです。

睡眠状態におけるあるレベルにおいて、これは実際に起きています。

夢遊病では(夢遊病:無意識の状態で起きだし、歩いたり何かをした後に再び就眠するが、その間の出来事を記憶していない状態。wikipediaより。訳者注)、身体は活動していますが、メインの意識は「目覚めて」いないのです。

(その時)意識は身体を操作していません。

メインの意識は別のどこかにあります。

そのような状況下で、身体は課題を実行することができ、驚くべきバランス感覚でもって、しばしば巧みに操ります。

繰り返しになりますが、このような巧妙さは、通常用いられていない身体的能力を暗に示しています。

メインの意識は、そのもつ信念のために、普段の目覚めている生活において、そのような身体の操作能力をよく邪魔しています。



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