少年犯罪についての多次元的考察 | |
2014年8月9日 0時30分の記事 | |
いみみさん 毎日暑いですね。ブログを興味深く拝見しています。 ところで、佐世保で未成年の殺人が連続して起きているのは、一体なんなのでしょう。 それと事故と災害の両方で飛行機が落ちているのは何故なのでしょう。
後半部分の飛行機事故については、前半とは全く違う性質のものであり、ブログではちょっと書きにくいことなんかもあるので、講演会などで機会があればお話することができるかもしれません。 今回は、前半の部分について少しお話したいと思います。 佐世保だけではないですが、近年、若年者による凶悪犯罪が増えているような傾向が見受けられます。 これはなぜなんでしょう? 私はちょっと異なる見解を持っているのですが、私の高次はこう見ているというお話をしたいと思います。 まず、死というのは、自分で決めてきていると言います。 それは、自分が死ぬ時期だけではなく、何らかの理由で殺される場合や、逆に自分が誰かを殺す場合についてもです。 それは、おおまかな転生計画の蓋然的な選択肢の中に入っていると言います。 それは、殺したいほど憎いと思っても、実際にその人物を殺すのか、殺さないのかの差に表れると言います。 だからと言って、その殺人者は罪を償う必要がないということではありません。 間違いなく、殺人者は法に従い罪を償う必要があります。 それは、裁く者(たとえば裁判官)と裁かれるもの(犯罪者)が、多次元的に見ればある意味においって役を演じているわけであり、その役に徹して「裁かれる」必要があるからです。 では、仮にそうだとして、近年、若年者による犯罪が多いのは何故なんでしょうか? 高次によれば、それはある種の錯覚だと言います。 少年(少女)犯罪は戦前からありますし、戦争時には戦争の名を借りて大量虐殺が行われます。 行為者(殺人者)には、その人なりの正当化できる理由がありますから、戦争時も非戦争時も人を殺している点では状況は一緒なんです。 加えて、データの収集の仕方にも問題があります。 少年(少女)犯罪は、犯罪全体の件数から言えば、少ない方だと言います。 むしろ、他の年齢層による犯罪が減らないのに少年犯罪だけ取り上げるのは客観性を欠いている部分があります。 また、それをどのくらいの時間的なスパンで観察するかによっても状況は異なってきます。 戦後、明らかに犯罪が増えた時期がありましたが、果たして凶悪犯罪についてはどうでしょうか。 私はそこまで詳しく調べたわけではないのですが、リーディングで得た印象では、少年犯罪だけが顕著に増加しているとは言えないような印象をもちました。 もっというと、増えていないと思います。 では、仮に増えているとして、その原因は何なのでしょうか。 それは言うまでもなく、社会構造にあると感じます。 社会が人に対する思いやりをなくした結果、社会を担う若年層も思いやりが欠如し、人を物のように扱うようになります。 それによって、一部の若者は、動物を物のように虐待したり、殺したり、人を殺したりするようになります。 でもそれは、大人がすでにやっていることであり、社会構造が生み出している部分でもある気がします。 では、そういった部分をどうやってなくしていくかというと、それはもう、一人一人の意識を変えていくしかないと思います。 物質社会のみにフォーカスするのではなく、霊性の部分、 すなわち人間はなぜ生まれてきて、何のために今ここにいて、最終的にはどうなっていくのかを、 家庭や学校、地域社会で教育や話し合いなどを通して大人が教えていく必要があります。 そのためには、大人がまずは、目に見える部分だけではなく、そういった目に見えない精神的・道徳的な部分に意識を向ける必要があります。 そうして初めて、社会の中に、命あるものを大切にしようという気持ちが芽生え、 同じように命を与えられている動植物に対する思いやりが芽生え、 人間は万物の霊長などではなく、他の動植物のパートナーなんだという意識が浸透し始めます。 そうして初めて、人の命を奪うという事の意味が理解できるようになり、 自分自身の深淵な領域との相互交流の中で、人を殺めることをせずとも霊的に成長していけるようになることに対する気付きが生まれ、 そうすることをしない選択肢を取り始めるようになります。 つまり、集合意識レベルでの社会構造がより深いレベルで根本的に変化した時に、人類は人を殺すという選択肢をあらかじめ設定しなくなるものと思われます。 そのようにして、今よりも犯罪の量・質を改善していくことができるのではないかと思います。 Some rights reserved by Magpie372 ![]() | |
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