内なるリアリティのとらえ方 | |
2014年8月23日 0時16分の記事 | |
内なるリアリティのとらえ方には、様々なやり方が考えられます。 ここでいう内なるリアリティとは、心の目で見たときに見えたり感じられたりする内的世界のことです。 これを非物質界ととらえてもいいですし、非物質界だけでなく妄想の世界もここに含まれてきます。
なぜこのような内なるリアリティの話をするかというと、 そもそも我々は、肉体の目を使いすぎているために、 目の前に見えているイメージの源泉が自分の内なる領域にあることを忘れ去っていることが多いので、 もう一度外側のリアリティの源泉である内なる領域にフォーカスしたいからです。 そもそも、現実世界(外側の世界)がすべてであると頑なに信じている人にとって、内なる領域にフォーカスすること自体、取るに足らないことに思えることでしょう。 我々の意識の領域とは広大であり、様々な意識間でのネットワークをなしているものであり、そのネットワークを情報源ととらえた場合、アカシックレコードの本質が見えてきます。 すなわち、アカシックレコードとは情報のネットワーク構造そのものであり、これはまさに、我々の脳内の認知作用や記憶の構造と相似象をなしているところがあります。 すなわち、膨大な情報を収めた記憶の場というのは意識のネットワーク構造の中にあり、物質的なシナプスの結合だけでは解明できないものです。 我々が内的リアリティにフォーカスする理由はここにあります。 目に見える世界だけでは、影を見ているようなものであり、その影の源泉である内なる領域を見つめることで初めて物事の真相が見えてくるからです。 ただし、あらゆる物事の諸相は、現実世界で起きていることとパラレルに内なる領域においても見出すことができます。 その意味で、現実世界を直視することは、内なる領域へのアクセスをも本当は可能にするものなのです。 具体的には、瞑想というやり方や、リーディングを用いるやり方、何もせずにぼぉーっとするやり方などがあります(笑)。 ぼぉーっとする時には、今見ている物から意識をちょっとだけずらすようにすると、その背後にある非物質界が見えてきたりします。 あるいは、物を見るのをやめて、ハートに意識を置いて心の目で物や人を見る方法もあります。 これがいわゆる霊視のやり方の基本で、霊視とは肉眼で見ることをやめて、心の目で見る作業のことです。 慣れてくると、肉眼で見ながら霊視をすることもできるようになります。 私は早朝リーディングをほぼ毎日しているのですが、その時にはパソコンに映し出されたクライアントさんの顔を見ながら、過去世につながったり、ハイアーセルフにつながったり、魂の起源や転生間惑星滞在、ライフシールを読み取ったりしています。 次に大事になってくるのが、内なる目で物事の諸相を見たときに、どのようにして見えたもの、感じられたものを受け入れるかということです。 なぜこれを問題にするかというと、我々は、リアリティというのは、はっきりくっきり見えるものであるという頑な信念を持っているからです。 それ以外のうっすらとしたもの、何となく感じられるものについては、リアリティの範疇から除外します。 そうやって、何がリアルで、何がリアルではないのかを、暗黙の内に分けているのです。 これが、先日お話した、二元論的な見方によって世界が成り立っている仕組みの一つでもあります。 それが良い悪いではなくて、それを一つの事実として認識しておく必要があるわけです。 私が普段用いている内なるリアリティを受け入れるコツとしては、「習慣化」にあります。 かすかな印象しか得られないものであっても、ひとまず別次元での現実、体験であると受け入れる「習慣」をつけるわけです。 別の言い方をすれば、リアルに見えるか見えないかは、物事の真偽には直接関係ないと割り切って、はっきりとはわからないけれども何となく感じたことを事実としていったん受け入れる練習をするわけです。 そうやって得た内なるリアリティからの真実は、検証できることもあれば、できないこともあることでしょう。 でも、検証できることは、たまたま我々の信念体系にマッチして現実世界に現れてきただけですから、それ以外が真実でない保証はどこにもありません。 つまり我々は、小さな針の穴に入った糸だけをリアリティだと認識していて、針の穴に入らなかった膨大な糸をすべて切り捨てているだけなのです。 ですから、その切り捨てているたくさんの糸を拾いあげる作業が、瞑想やリーディングをしたときに見えたり感じられたりした出来事をいったん受け入れる作業なのです。 現実世界も大事ですが、内なるリアリティに「も」目を向けてみること、そこで得た情報、感覚をいったん真実として受け入れてみること、ぜひ皆様もお試しください。 Some rights reserved by notfrancois | |
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