助言と健康について | |
2015年1月3日 12時27分の記事 | |
The WAY TOWARD HEALTH(=健康への道)168頁からの引用です。 今回は、幼少期の信念を大人になってもずっと保持する要因の一つに、幼少期の助言(忠告)があるという話です。 小さい頃に親などから言われる様々な忠告が、その子の信念を形成し、それが大人になってもずっと生き続けていき、そのうちにその人物の中で、当初の助言や忠告以上のネガティブな行動への原動力となっていくという点について述べています。 たとえばそれが、我々の知る老化という現象や、遺伝病などにも当てはまったりすると言います。 ですが、セスによれば、我々はそれらを意図やヒーリングプロセスにおいて軽減したり、取り除くことが出来るのだと言います。
1984年4月8日日曜日午後4時30分 こんにちは。 (こんにちは、セス。) 口述を再開します。「助言と健康」という新しい章です。 助言はふつう、特定の行動あるいは仮定に対して向けられた言及です。 大部分は、助言は意識的な思考のプロセスと結びついていて、理由の口述に続いてなされることが多いです。 たとえば、こんな感じです。「もし、これこれがそうなら、これこれはこのようでなければならない。」 助言に結びつけられる魔法などはありませんが、頻繁に十分それが繰り返され、そして熱心に信じられたなら、そのような助言の数々は実際に習慣的な性質として深く取り込まれることになります。 それらの助言はもはや吟味されることはありませんが、文字通りの真実として取り込まれます。 それらの助言はその後、より自動的なレベルで人格に受け継がれ、非常に強く暗示されている特定の行動を引き起こします。 その多くは「古くさい言い回し」です。過去に属していて、新しい考えに対して通常なされる吟味を再びしないのです。 それゆえ、これらの助言はきわめて長続きし、子供時代に受け取る信念を形成するかもしれません。 今やそれが無批判に現在において受け入れられ、いまだに健康に影響を及ぼしているかもしれません。 これらの助言は、有益で賛成できるものであるか、さもなくばネガティブで有害なものである可能性があります。 ここに、多くの人にとってなじみのあるいくつかの例があります。 「レインコートなしで雨の中外出したら、風邪をひきますよ。」 「おしゃべりが過ぎたり、感情を出しすぎたら、人から嫌われますよ。」 「走ったら転びますよ。」 もちろん、多くのバリエーションがあります。 たとえばこのようなものです。 「天気が雨の時に外出したら、肺炎になりますよ。」とか、「嘘をついたら、舌が石に変わっちゃいますよ。」といった具合です。 これらの助言やそのたぐいのものは、しばしば親から子供に、良かれという意図で与えられます。 子供たちは小さいときに、無批判でそれらの助言を受け入れます。 それが尊敬する大人からやってくるので、その助言はほとんど命令として解釈されます。 次のような助言ですが、「ランチを食べた後すぐに泳ぎに行けば、溺れますよ。」といったものは、きわめて危険です。 というのも、最初の行動がなされた後に、ほとんど自動的にそれに続く破滅的な行動を予測しているからです。 明らかなことですが、食事をした後にすぐ水に入った子供たちが皆溺れることはありません。 しかしながら、そのような助言それ自体はパニックや、胃痙攣などといったすべての神経症状につながる可能性があります。 その助言は大人になってからも十分に保持されている可能性があるからです。 (しかし)我々が簡潔に述べるように、そのような助言は取り除くことができます。 同一化に伴う他の種類の助言があります。 子供は次のように言われるかもしれません。「お前はお母さんにそっくりだ。彼女はいつも神経質で気分屋だった。」とか、「お前が太っているのは、お前の父親が太っていたからだ。」などです。 これらはすべて、ある仮定に向かうように導かれた言及です。 繰り返しますが、問題は、これらの仮定に何の疑問も差し挟まないままであることが多いことにあります。 吟味されない信念がついには構造化され、自動的にそれに基づいて行動するようになるのです。 これまでの助言は、予測的なものです。 ですから、与えられたもともとの行動に続いて起こる何らかの悲しい出来事を予測するものです。 特に老化について扱う場合に、これらの多くの問題があります。 老化に近づくと、感覚や頭脳が衰えたり、病気に打ちのめされた身体は活力や機敏さを失うといった、確実に(健康が)悪化するといったことを、多くの人は一心に信じています。 多くの若い人たちは、そのようなナンセンスを信じているので、彼らが恐れているまさにそのような状況に出会うように自分自身で決めているのです。 (しかしながら)頭脳は、自分でそう決めることで、年齢を重ねるにつれてより賢くなります。 青年期に経験するのと同じような、思考とインスピレーションの加速さえあります。 それは、老化した個人に対する新たな理解をもたらすものであり、人がより大きな理解、すなわち死に関するすべての恐怖を鎮めるための理解に到達するのを手助けするはずです。 思考と信念は実際、身体的な変化をもたらします。 しばしば行われていることですが、遺伝的なメッセージを変えることさえできるのです。 遺伝したと信じている病気、すなわち遺伝的な欠損のある情報伝達によって、一つの世代から別の世代へと運ばれてくるものであると人々が信じている病気があります。 たとえば、明らかなことですが、関節炎を遺伝的に受け継いでいる多くの人々は、病気それ自体を受け継いでいません。 その一方で他の人達は実際に関節炎で非常に苦しんでいます。 この違いは、信念にあります。 そのような病気を遺伝的に受け継いでいるという助言を無批判に受け入れている人々は、それを受け継いでいるように見え、彼らはその症状を経験するのです。 実際、信念それ自体が、健康な遺伝的メッセージを不健康なそれに変えたのかもしれません、 理想的なことを言えば、信念の変化が状況の改善をもたらすでしょう。 しかしながら、一つのネガティブな助言や別のものによって否応なしに振り回されるだけではありません。 人は、数多くの信念と助言の総体を持っているからです。 そしてこれらの多くの信念と助言は、かなり忠実に物理的身体それ自体に反映されているのです。 すべての実際的なヒーリングでは、ポジティブな助言の挿入と、ネガティブな助言の除去を扱います。 以前に言及したように、それぞれの原子や細胞は、独自の成長や価値の豊富さを含んでいます。 別の言い方をすれば、それらの原子や細胞には、文字通りポジティブな助言が埋め込まれていて、生物学的に滋養を与えられているので、そういった限りでは、ある意味ネガティブな助言は不自然であり、生命の主要なゴールからはそれているというのが確かなところです。 ネガティブな助言は、(ラジオなどの)クリアーな音楽番組の中で現れるホワイトノイズと比較することができます。 Some rights reserved by hogeasdf | |
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