賛否五分五分のギリシャ国民投票、120円台まで下げの様相――今週(7月6日〜同10日)の為替市場 | |
[金融資産運用] | |
2015年7月6日 2時0分の記事 | |
ギリシャの国民投票の結果はもうすぐです。賛否はほぼ半々となっているようです。欧州中央銀行(ECB)やユーロ圏各国の改善策提案に賛成多数ならチプラス首相は退陣、逆に反対多数であればユーロ圏脱退を盾に追加支援策を要求しそうな動きが垣間見える同首相のしたたかさが見え隠れしています。 どちらの結果になっても、ギリシャ国民にとっては痛みを伴うものでしょう。賛成多数であれば、米中長期債利回りの上昇とドル高円安につながる可能性はあるかもしれません。ただ現実味を帯びているのは反対多数の方で、そうなった場合はギリシャのユーロ離脱、欧州連合(EU)脱退のリスクが市場を大いに刺激し、米中長期利回りが大幅に低下、ドル安円高が一気に進む可能性はありうるでしょう。 ギリシャのチプラス首相のしたたかさが目につきますが、民主主義政治・統治発祥の地の同国の国民が判断する投票の結果に目が離せません。ユーロ市場の動きと歩調を合わせ、東京の外為市場は朝から混乱含みは必至です。 米ドル/円の動きは、ギリシャ問題で、反対多数となった場合、1米ドル当たり120円台まで一気に円高が進行する可能性を否定できません。併せて、ユーロの信頼性が低下し、ユーロ/米ドルも米ドル高に推移可能性もあるでしょう。通貨の信頼性が「米ドル<円」となれば、円高が再燃するかもしれません。
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