◆米ドル/円の予測レンジ ドル/円の具体的な予想としては「120.2〜121.8円/米ドル」(10/26〜10/30:120.07〜121.56円、同期間の当事務所予想:119.50〜121.25、ほぼ予想の範囲内)。
軟調な非農業部門の雇用者数が市場予想を180万人増加へ雇用創出ペースが加速したり、平均時給も前年に比べ2.2%増から2.3%増に上昇したりすると、12月利上げの確率が高まったとの見方が強くなり、米ドル下支えの材料となるかもしれません。
◆ユーロ/米ドル、ユーロ/円の予測レンジ ユーロ/米ドルは「1.085〜1.0125米ドル/ユーロ」(10/26〜10/30:米ドル/ユーロ:1.0897〜1.1096米ドル、同期間の当事務所予想:1.0900〜1.1185米ドル、ほぼ予想の範囲内)、ユーロ/円は「131.1〜134.2円/ユーロ」(10/23〜10/30:131.60〜133.92円、同期間の当事務所予想:133.15〜136.00円、予想に比べ下振れ)とそれぞれ予測します。
ユーロ/米ドルの動きは、4日に発表のドラギ総裁の記者会での内容次第という状況でしょう。米ドル相場の動向に振られる展開となりそうです。3日に発表予定のISM製造業の下振れが下支えの要因の一つになります。
しかし、6日発表の米雇用統計のインパクトの方が大きく、改善に向かっていれば、米ドル高が強まり、1.09米ドル割れの展開となるかもしれません。
◆豪ドル/米ドル、豪ドル/円の予測レンジ 豪ドル/米ドルの予測レンジは「0.705〜0.720米ドル/豪ドル」(10/26〜10/30:0.7068〜0.7270米ドル/豪ドル、同期間の当事務所予想:0.7160〜0.7350米ドル、予想に比べ上振れ)、豪ドル/円の予測レンジは「85.0〜87.5円/豪ドル」(10/26〜10/30:85.51〜87.99円、同期間の当事務所予想:85.9〜88.0円、予想のほぼ範囲内)と予測します。
豪ドル/米ドルは、すべては3日に開催するRBA理事会での会合内容次第になります。豪CPIが低下し、利上げ期待が急速に高まっています。
ただ、市場は利上げ期待に過敏に反応し、利率が2.00%での据え置きと、0.25%利下げとの見方の二手に分かれており、どちらになっても豪ドルは上下に大きく振れる可能性は大きいでしょう。
メーンは据え置きの様相。豪ドルの買い戻しが起きる一方で、コモディティ価格の下落基調が続くと、利下げ期待だけが残ります。その場合、上値は限定的となるかもしれません。逆に、利下げで緩和方向に向かうと、0.7米ドルのラインに近づくでしょう。
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