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検察審査会の議決は極めて問題あり |
[小沢氏関係] |
2010年10月6日 9時48分の記事
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関係者によると、11人の審査員たちは、お盆休みのある8月中は隔週でしか集まれなかったが、9月に入ってからは、平日に頻繁に集まり審査を行った。
9月上旬には、「起訴議決」を出す場合に義務付けられている検察官の意見聴取を行った。意見聴取では、東京地検特捜部の斎藤隆博副部長が1時間以上にわたって説明。斎藤副部長は「元秘書らの供述だけでは、小沢氏と元秘書らとの共謀の成立を認めるのは難しい。有罪を取るには、慎重に証拠を検討することが必要です」などと、審査員らに訴えたという。
審査員に法律的な助言をする審査補助員を務めた吉田繁実弁護士は、暴力団内部の共謀の成否が争点となった判例や、犯罪の実行行為者でなくても謀議に参加すれば共犯として有罪になるなどと認定した1958年の最高裁大法廷判決を審査員に示し、「暴力団や政治家という違いは考えずに、上下関係で判断して下さい」と説明した。
起訴議決が出たのは、民主党代表選当日の9月14日。第5審査会の定例の審査日は毎週火曜日で、この日は偶然、審査日にあたっていた。ただ、この日に議決を出すことが予定されていたわけではなく、議長役を務める審査会長が審査中に「議決を取りますか。それとも先に延ばしますか」と提案したところ、審査員らから「議論は煮詰まった」との声が上がり、議決を出すことになった。
議決の後、「こんな日になっちゃったね」と漏らす審査員もいたという。多数決の結果、起訴議決が出たのは午後3時頃。代表選で開票の結果、小沢氏の落選が決まったのは、その約30分後だった。
(2010年10月6日03時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101006-OYT1T00087.htm?from=main1
一度は見てほしい「ニコニコ生放送」緊急特番「徹底討論!民主党小沢氏強制起訴を問う」です。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv28656293日、
この番組をしっかりと見るといかに検察審査会の議決がいい加減な物であるかという事がよく分かります。郷原氏の、説明には思わず引き込まれました。
上記に読売新聞の記事を引用していますが、ニコニコ動画を視聴してからこの記事を読むと検察審査会の問題点がより鮮明になります。
読売の記事によると、、「11人の審査員たちは、お盆休みのある8月中は隔週でしか集まれなかったが、9月に入ってからは、平日に頻繁に集まり審査を行った」という。
そして、「9月上旬には、「起訴議決」を出す場合に義務付けられている検察官の意見聴取を行った。意見聴取では、東京地検特捜部の斎藤隆博副部長が1時間以上にわたって説明。斎藤副部長は「元秘書らの供述だけでは、小沢氏と元秘書らとの共謀の成立を認めるのは難しい。有罪を取るには、慎重に証拠を検討することが必要です」などと、審査員らに訴えたという。」。 議決が行なわれたのが14日なので実質二週間足らずで議決が出されたことになる。一般の庶民が、恐らくは仕事をしながら果たしてこのような短時間で、ある面では日本の政局を左右する政治的にも重要な案件を議決できるのであろうか。
吉田繁実弁護士は、「暴力団内部の共謀の成否が争点となった判例や、犯罪の実行行為者でなくても謀議に参加すれば共犯として有罪になるなどと認定した1958年の最高裁大法廷判決を審査員に示し、「暴力団や政治家という違いは考えずに、上下関係で判断して下さい」と説明したという。政治資金問題について、吉田弁護士の説明は妥当性を欠いているのではないか。
ニコニコ生放送を聞いて、読売の記事を読んでみて、検察審査会の議決は「おかしい」という思いはさらに強くなった。
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