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日本には確実に天皇陛下よりはるかに偉いと思っている人たちがいる
[日本の政治]
2016年9月8日 23時5分の記事

7月13日午後7時に、NHKニュースでの「天皇陛下、生前退位のご意向」のスクープ報道があり、それに続いて8月8日には天皇陛下のお言葉がございました。
しかし、その時以降からおかしな発言が左翼よりも右翼の側から生じています。政権の対応も明らかにおかしいものと考えます。

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天皇陛下のお言葉では、摂政を立てることに前向きではないご発言がございました。しかし、一方で右翼の論者・渡部昇一氏は、このお言葉があった以降、摂政を立てるべきと発言しています。明らかにそこには齟齬があります。お言葉に対して真っ向から否定しているわけですが、渡部氏は本当にすごい方なのだなと心から感心します。
彼にそこまで言える何かがあるのかと考えるのですが、明らかにご自分の方が偉い、よくわかっていると思っているということだけは明らかです。もちろん、実際にはそんなことはないのですが、そう思っておられるのでしょう。ただ、実際のところ渡部氏は「誰かから」聞いたことをそのまま言っているだけでしょう。彼にそこまで言える実力はないものと考えます。渡部氏は誰かに言われたことを垂れ流しているだけと考えるのが、自然なものと考えます。その誰かは色々な人に同じことを吹聴しているのは明らかなものと考えます。
また、一方で、その渡部氏の発言の後、今度は田原総一郎氏が安倍首相に会い、生前退位は特別立法で対処すべきと進言しています。これもすごい発言だなと率直に思いました。
今上陛下が、天皇のあり方をおっしゃっているのに、皇室典範を変えずに特別立法ですべきというのは明らかにおかしなものです。そもそも生前退位について法的な対処をするということはご意向を汲んでのことです。皇室の長である今上陛下のご意向は、皇室典範に反映されるのは明らかに当然のことです。ご意向を皇室典範に反映しないのは、今上陛下を皇室の長として認めていないということに他なりません。むしろその地位より自分たちの方が上であると考えているからこのような発言や発想が出てくるのだと考えます。
しかし、田原総一郎氏はそう言っているのです。田原氏は本当にすごい方なのだと心底、発言を聞いて思いました。しかし、もちろん実際にはそんなことはありません。けたたましいだけで何も実績がない田原氏がそのような地位にあるとは考えられません。これも渡部氏と同様、「誰かに」言われていることをそのまま言っているだけに過ぎません。その誰かは色々な人に同じことを吹聴しているのは明らかなものと考えます。
日本の近現代、実は天皇陛下の御存在は、非常に軽視されています。特に戦前はそのことが激しくあります。そのことをはかった人々は、1947年に皇籍から外れています。しかし、未だその影響はあります。
戦前は明らかに二重権力というか、天皇陛下の権威を利用し、跋扈し、その人々は国を崩壊までさせています。そして、それは今も変わりありません。だからこそ、このことによって上記のような右翼からの発言になるものと考えます。その人達の使者として渡部氏がいて、田原氏がいるものと考えます。その両名は自分で考えているわけではないものと考えます。
その本体が誰なのか、なぜ今動き、何を目的としているのか。これは日本人にとって非常に重要な問題であり、「命」に関わる問題です。これが近現代を通じて日本が抱える宿痾であると考えます。
そして、その人達の代弁をしているのが現政権であるのです。

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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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