来週(6月1日〜同5日)の為替市場予測、123.5円/米ドルを境に小幅上振れ | |
[金融資産運用] | |
2015年5月30日 16時30分の記事 | |
5月25日〜同29日の為替市場は、米耐久財の受注上振れ結果に基づき、米ドル/円が年初来の高値を更新、125円をうかがう展開となり、市場関係者を慌てさせました。 6月第1週(6月1日〜同5日)はどう動くのか――125円を超え、一気に126円に突入するとの見方が根強いようです。126円をうかがうほどの上振れが続くかどうかは、冬場の悪化から回復していないISM製造業景況指数や、港湾ストで大幅に悪化した貿易収支の改善状況に掛かっています。 一方、ユーロ/米ドルは強弱が交錯してもみ合いとなる可能性が高そうです。対ドルは大幅に下振れし、対円は予想の範囲内で推移しました。 ユーロ圏では、相変わらずギリシャの支援問題に足を引っ張られているものの、同政府の国際通貨基金(IMF)に対する返済が確実視されており、ユーロ下支え要因になるのではないかという見方も出ています。 豪ドルは、米ドル高と豪経済統計の下振れの影響を受け、5月最終週の5月28日には、豪CAPEXサーベイの内容が弱く、一時94.58円/豪ドルにまで急落する結果となり、年初来の安値を付けています。豪ドルを押し上げる材料にやや乏しく、下落基調が継続する可能性は高いでしょう。
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