天皇・皇后両陛下、長野で植樹祭にご出席し被災者とご懇談 | |
[日本の政治] | |
2016年6月5日 23時37分の記事 | |
天皇・皇后両陛下が長野県をご訪問され、第67回全国植樹祭の式典にご出席され、その後、2011年の長野県北部地震で被災した栄村の住民5名の方々とご懇談されたと報道されています。 「天皇、皇后両陛下 植樹祭に出席し被災者と懇談…長野」(2016年6月5日 毎日新聞)
両陛下が、栄村の被災者の方々とのご懇談をご希望されたとのことです。両陛下のお姿に、東日本大震災、福島県民、熊本地震と変わらず長野県北部地震で辛い思いをされている方々の痛みを癒やし、分かち合おうというお心をひしひとと私は感じます。記事では両陛下が栄村の方々から復興の歩みをお聞きになられたとあります(2016年6月5日 毎日新聞)。 長野県北部地震は2011年3月12日未明に発生しました。私は、当時、前日の東日本大震災で、テレビの報道に釘付けになり、真夜中、眠れないでいたのですが、長野県栄村などで地震が発生したという速報がテレビに流れたとき、パニック映画の中に身を置いている気持ちになりました。 被災の規模は東日本大震災に比べると小さいですが、住宅の全半壊合わせると約400棟にのぼり、被災者用の仮設住宅が設けられています。前日の東日本大震災のインパクトがあまりにも大きいので、この長野県北部地震は忘すれられがちになりますが、この地震でも多くの人々が辛い思いをされているわけです。 両陛下は、そのような方々も忘れず、ご懇談され復興の状況に御耳を傾けられているわけです。そのお姿に私は辛い思いをされている人々のことを忘れてはならない、そしてそのような人々がしっかりと歩めるように支えなくてはならないと私たちに示されているように思えてなりません。そして、間違いなく、私たちはそうしなくてはならないと心から考えます。それが政治の根本です。 記事では、栄村の消防副団長だった男性が、震災時、阪神大震災の教訓から村民の家の通電を消防団員が止め火事を防いだことを話されると、 天皇陛下は「過去の蓄積を生かしていくことが大切ですね」(2016年6月5日 毎日新聞)とお話しになられたとあります。この「過去の蓄積を生かしていくことが大切ですね」は現在の私たちにとって何よりも大事なことであると考えます。これもまた政治の根本です。このことをないがしろにしてはならないと心から考えます。 | |
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