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FRBの利下げをいかに考えるか
[日本の政治]
2024年11月8日 11時7分の記事

トランプ再選となって、その熱気も冷めないうちに、突如という感じでFRBが利下げをしました。このことをいかに考えるのか?

・ 『米FRB 0.25%利下げ インフレ率の低下傾向ふまえた判断に 』(2024年11月8日 NHK)

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それは『なぜ、FRBは利上げを2022年以来ずっとしてきたか?』ということに本質があります。
そのことについて、私がずっと一貫して指摘してきたことは、2021年に基軸通貨FRBドルが終焉したからというものでした。つまりFRBドルは2021年をもって基軸通貨ではなくなった。そして、だからこそ唯一の原油の決済通貨でもなくなった。それは、ドルがないと原油が買えないということが終わるということであり、それはドルの価値の裏打ちが揺らぎ、ドルの価値が減少するということを意味します。
しかし、英米にとって新しい基軸通貨がないので、この単なる主要通貨となったFRBドルを基軸通貨のようにするために価値を付けなければならない。それで主要通貨FRBドルという紙切れに金利をつけて価値があるようにしたわけです。これが私が数年前から申し上げてきたことです。
そして、このFRBの方向性は、戦争屋バイデン・ハリスなのです。
無論、トランプはその正反対。だから本ブログ『トランプ暗殺未遂事件 』(2024年7月14日)などで取り上げたフォーブが報じた『トランプでFRB解体』ということが出てくるわけです。以下の記事です。

・ 『米右派が「もしトラ」で狙うFRB解体とビットコイン導入の可能性 』(2024年7月12日 フォーブス)


つまり、トランプ再選となってすぐにFRBが利下げをするのは、主要通貨となったドルに金利を付けてあたかも基軸通貨のようにするという、戦争屋バイデン・ハリス時代の方向性をやめるということです。
したがって、もし、ハリスになっていれば、この年末にでもFRBは再度金利をあげたことでしょうし、新しい基軸通貨の創出に動いていたことでしょう。そして、その新しい基軸通貨創設のために第三次世界大戦があるのです。だから、中東が荒れるのです。原油を新たな基軸通貨の価値の裏打ちとするために、戦争が仕掛けられてきたのです。イスラエルの動きを観れば、それ以外にないでしょう。
しかし、今のところその方向はトランプ再選で大きく後退しています。
拙著『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』(2015年 ビジネス社)では、基軸通貨FRBドルの終焉の時期は契約なので決まっており、その終焉後に、それまでの基軸通貨FRBドルの発展的解消として新たな基軸通貨の枠組みとして出てきたのが『TPP』だと指摘しました。
しかし、そのTPPは、トランプが一期目の一番最初に離脱を決めたわけです。そこで基軸通貨FRBドルの発展的解消としての新たな基軸通貨は頓挫したのです。そして、それから約7年経って、上述のフォーブスの記事のように、トランプについてFRB解体が言われる。トランプのしていることはずっと一貫しているのです。
トランプはTPPの反対を行きましたが、一方でこのことをもっとも推進した新自由主義者はアベ氏なのです。トランプの方向性とアベ氏の方向性はこういうことでも真逆なのです。この二人は同じであるはずはない。

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○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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