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「検察官適格審査会」を親小沢、反小沢で伝える拙劣さ |
[小沢氏関係] |
2010年10月26日 9時56分の記事
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以下、産経新聞記事
検察官の適性を審査する法務省の「検察官適格審査会」の委員に今月になって、「検察批判」の急先鋒(きゅうせんぽう)で民主党の小沢一郎元代表に近い同党の川内博史、辻恵両衆院議員、森裕子参院議員が新たに就任した。 委員は有識者や国会議員計11人で構成されており、このうち4人が民主党議員に割り当てられている。残留した高山智司衆院議員を含めると4人全員が“親小沢”となった。 特に川内、辻の両氏は同党の「取調べの全面可視化を実現する議員連盟」の会長と事務局長で、小沢氏の強制起訴を議決した検察審査会の不透明さを批判している。 http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20101023115.html
以下時事通信記事 検察官の適格性を審査し、罷免を求めることもできる検察官適格審査会で、委員を務める民主党国会議員4人のうち3人が今月になって交代し、全員が小沢一郎元代表に近いメンバーとなったことが22日、分かった。 検察庁法に基づき設置されている同審査会は、国会議員のほか、最高裁判事や日本弁護士連合会会長、学識経験者ら11人で構成。民主党議員では、今月8日に森裕子参院議員が、同19日に川内博史、辻恵両衆院議員が新たに委員となった。残留した高山智司衆院議員を含めると、4人とも「親小沢」の顔触れだ。 特に、川内氏は同党の「取り調べの全面可視化を実現する議員連盟」の会長を務めている。辻氏は小沢氏の政治資金規正法違反事件を審査した検察審査会事務局に接触して審査手続きの説明を求め、野党から批判された経緯もある。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-101022X720.html
以下、朝日新聞記事 検察官の罷免を決める権限を持つ「検察官適格審査会」のメンバーが今月に入り一部交代し、政治とカネを巡る事件で検察と対立した民主党の小沢一郎元代表に近い国会議員が増えた。特捜検事の証拠改ざん事件で検察批判を強める小沢系議員に、法務省は早くも「無言の圧力」を感じ始めている。
同審査会は法務省の管轄で、衆参両院議員6人のほか、日本弁護士連合会長や最高裁判事、学識者ら計11人からなる。そのうちの9人が「検察官として職務を遂行するに適しない」と判断すれば罷免を求めることができる。理屈の上では検事総長を罷免することも可能だ。 http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/K2010102004790.html
産経新聞、時事通信、朝日新聞共に検察官の適性を審査する法務省の「検察官適格審査会」の委員に今月になって、民主党の小沢一郎元代表に近い同党の川内博史、辻恵両衆院議員、森裕子参院議員が新たに就任したことを報じている。
産経新聞は、川内、辻の両氏は同党の「取調べの全面可視化を実現する議員連盟」の会長と事務局長で、小沢氏の強制起訴を議決した検察審査会の不透明さを批判していたといっている。川内、辻両氏の検察審査会に対する危惧の念は何らおかしいものではなく心ある議員ならば声を上げて当然のことである。
時事通信は、辻氏は小沢氏の政治資金規正法違反事件を審査した検察審査会事務局に接触して審査手続きの説明を求め、野党から批判された経緯もあるとしている。しかし、検察審査会の審査過程は極めて不明瞭である。このことにいち早く着目した辻氏の炯眼をこそマスコミは評価すべきではないのか。マスコミは、むしろ検察審査会の不透明さを追及する責任があるのではないかとおもうが、小沢氏の問題と絡めてその責任を放棄している。マスコミはまさに無責任窮まりないといえよう。
朝日は、小沢系議員に、法務省は早くも「無言の圧力」を感じ始めているといっている。ここも、論調は親小沢、反小沢の呪縛を脱していない石頭の発想が見られる。
産経、時事通信、朝日ともに川内、辻恵、森裕子各氏の就任に危機感を持って報じているいる事が共通している。
川内、辻氏が「取調べの全面可視化を実現する議員連盟」の会長副会長であるというが、マスコミは現在の検察不祥事等を踏まえてむしろ可視化の声を大きくあげていかねばならないのではないか。
マスコミは、「検察官適格審査会」がこれまで機能してこなかったことにこそ問題意識を持つべきだと思う。強大な検察権力に対してきっちりとした監視が必要なことは当然であり、マスコミもむしろ検察に対して批判的に眺めなければならない立場である。
さらには、第二の検察となり今では強大な権力を持った「検察審査会」についても、もっともっとその危険性の認識が必要だと思う。このことについても、マスコミは意図的に目をそらせている。
親小沢とか反小沢という、言わば古い考えで論説している限り、このような問題点には切り込めない。政治も変らなくてはならないが、それ以上にマスコミこそ変らねばならないのではないかと思う。今やマスコミの制度疲労は限界点に来ているのではないか。
55年体制や東西冷戦の概念が崩壊したように、マスコミも「記者交代」すべきであるといいたい。古い感覚しか持ち合わせない、単一思考から早く脱却して欲しい。10月24日にも書いたがマスコミは「検察の在り方検討会議」の座長に千葉氏が就任することの方に懸念を示すことが大切ではないか。マスコミの劣化を心から憂いをもって見ているものが少なくないと思う。
10月24日の「察の在り方検討会議」の座長に千葉氏が就任することに懸念ありの記事 http://blog.kuruten.jp/katudharuma/137221
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