『未来からの守護者』7 | |
[『未来からの守護者』] | |
2008年4月29日 17時52分の記事 | |
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今日は昭和の日で休みです。ゴールデンウィークなのに今週はこの一日しか平日の休みはありませんねぇ・・・。 その分、来週に期待です(´∀`;)
〜日記〜 今日はあったかくなりましたぁ〜。ちょっとずつ春も過ぎようとしていますね。 というわけで、夏に先駆け、S体育館へプールに行ってきました。そうしたら、アクアエアロビクス教室みたいなことをやっていて、一つのプールが貸切状態になってました。 仕方なく隣のプールで妹と遊んでたんですが、お母さんがそのエアロビクスを真似し出して、ちょっと呆れました。 本当は、過酷なプールの授業に耐えるための秘かな特訓だったんですけど、お母さんに泳ぎを教わることはありませんでした。お母さんは中学の時は水泳凄くやってたみたいで、新記録も打ち出したそうです。私と妹はプール大っ嫌いなのに、不思議ですね。(笑) プールからあがってからは、コインロッカーから戻って来た100円でお決まりのセブンティーンアイス。前は110円だったのに、120になっててびっくりΣ(゜Д ゜;) 今回は姉妹そろってチョコレート味を買いました。妹はホワイトチョコで、私はビターチョコ。チョコレート好きはお母さんも同じです^^ こうやって自由に泳ぐ分にはプールも楽しいんですけどね・・・。授業となると、タイム計ったり、ノルマがあったり、ほんと大変です。 小学校の頃は良く考えたものです。 「なんでこんなことしなくちゃいけないんだろう・・・。」って。 他の授業もおんなじように思っていました。だって、理科の実験が将来何の役に立つでしょう?数学の公式はいつ使えばいいんでしょう? ・・・いっつもそんなふうにいちゃもんをつけては、勉強を投げ出してました。 けど、最近は全く不満にならなくなりました。 大人になってから役立つかどうかなんて、そんなもの全然関係ないんです。勉強しないと、これからの道を真っ直ぐ進めないから勉強するんです。理屈なんて存在しなかった。「なんで?なんで?」ってぐだぐだ言ってるよりも、早くワークに取り掛かった方がよっぽど今後の役に立つんですよね。 受験とか、脳を鍛えるとか、勉強って自分自身のために進んでやるべきことなんだな、って今はそう言い聞かせてます。 大人はみんな、「なんでだろう?」って思いながら勉強してきた人たちです。そうした人生の先輩が、もっと勉強しておけば良かったって言ってるんです。やった方が良いに決まってます。今はそれだけの理由で頑張ってます。役立てるためじゃなくて、自分のために勉強は大切なんですよね(^−^) ********* 〜私の小説〜 『未来からの守護者』7 「そ、そんな、冗談でしょ?」 「冗談でたまるかよ。もし、全てが冗談で済むなら、たちが悪すぎる」朔は苦しそうな顔をして言った。 「・・・・・・分かった、信じる」 「ありがとう、天音」朔は静かに言った。 「・・・・ねぇ、じゃあ、朔はなんで私を守りに来たの? というか、何から守ろうとしてるの?」私は恐る恐る聞いた。何か嫌な予感がしながらも、朔を懸命に見つめ、答えを待った。 朔はまた真剣な眼差しで語りだした。「天音、今から聞くことは、全て本当のことだ。でも、我慢して聞いていてくれ」 私は唾を飲み込み、初めて見る朔の厳しい表情に目を凝らした。 「俺の本来居るべき三ヶ月後では・・・・・・・天音は生きていないんだ」 「え、それってつまり・・・」 「殺されたんだ」 私はめまいがした。生まれて初めて、全身がふら付く感覚を味わった。 「天音、大丈夫か!?」そう言って、朔が私をベッドに座らせてくれた。 しばらくして落ち着いた私は、また朔の方に目を向ける。 「心配するなって。さっきも言ったように、俺は天音を助けるために未来から来たんだ。これから、全力でお前を守るよ」 「朔・・・・・・」よく分らないまま私は呟いた。 「大丈夫だから」朔は混乱する私を察しているようだった。 すると、朔は私の手を取り、握り締めた。初めて手をつないだ時と同じ温かい両手は、とても懐かしく感じられた。 私はだんだんと、心に余裕を持てるようになった。 | |
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