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『未来からの守護者』18
[『未来からの守護者』]
2008年7月22日 21時16分の記事



最近、未来からの守護者の更新が少なくなってたことに気が付きました(汗)
この間、大幅な推敲をして、ある新人賞にも送り、すっかり満足していました;;
ブログで公開しているのは最終推敲前の未完成品なので、表現がしっくりこないところもしばしばあるんですよね。
まぁ、力まずに読んでいただきたいなぁ、と思っていますw


あ、小説を載せる場合はポケットモンスタースペシャルのキャラを書いてるんで、擬人化はまた明日です(^^♪

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〜今日の日記〜

昨日の午後、少し鬱っぽくなってしまいました。
ノッカにしては珍しい。爆発せずにしぼんでいくような初めての現象。今回は不発弾だったようで・・・・・・。

とにかく、全部が面倒くさくて、動きたくなかった。テレビ見るのも、ゲームするのも、挙句の果てに食事することも嫌になりました((+_+;))

ちょうどその時、お母さんもそんな感じで・・・、もしかしたらうつっちゃったのかも(汗)

とても陽気に笑っていられない・・・。
とりあえず、気分が少しでも良くなるように、ずっとずっと、ひたすら眠ってました。

私のモットーは「無理をしない」ってことですから、心も体も、「疲れたな」と感じた瞬間に、何らかの方法で休む。

今回、こんなことになってしまったのは、きっと夢と現実のギャップを実感したからなんだなぁ、と思います。「ディズニーランドはあんなに楽しかったのに・・・全部一時の幻みたく消えて・・・残ったのは、いつもと変わらない面倒な日々だけだ。」そんな風に思ってしまいました。

夜も憂鬱なままで、なんとかお風呂に入ると、すぐ自分の部屋に籠りました(>_<)

その後はちょっぴり回復して、今日は朝から大慌てで夏期講習のために学校へ向かい、午後は軽音楽部の活動をして帰ってきました。

こういう時、「いっそ死んじゃえばいい。」とかまれにバカバカしい考えに至るんですが、死んだ方がいいことなんて、あり得ないんですよ。
自分が死ぬことが、自分の救いになると思ったら、それはきっと浅はかな考えだ。
生きてることで成し遂げられるものや、感じられるものがあるってのに、それを捨てて自ら命を投げ出そうとするなんて、もったいな過ぎる。
ノッカは、死ぬことにはあんまり恐怖はないのかもしれません。けど、それによって失うものがあまりにも多いから死にたくないんだな、って自分で理解しています。
失うもののない人間は少ないと思うから、全てが無意味な経験と化してしまうことがもったいないから、死なないに越したことはないと思う。
死について深く考えたとき、まず、自分が死のうとする理由と、死んでどうなるかを考えてしまうから、決意に至るまでに感情が収まる。

「ああぁ、バカらしい」

結局、それで終了し、日々の生活に戻る。
だから、ノッカは今も生きています。生きてることが愛おしく思えるから、死を怖がらないし、本当の意味で死を受け入れない。
生きている本能とはまた違う何かを持って、私は生きているようですね。

このブログの読者さんたちが、私を哀れだな、と思うか、すげぇやつだな、と思うか、はたまたもっと違う感情を抱くのかはよくわかりません。
けど、私は自分を哀れなやつだとは思っちゃいません。
他人が変な解釈をするのは勝手でも、私は少なくとも、こんな私を好きで居るつもりです。
ノッカはこれからも、こうして強い自分を持って生活していきます。

今回の病気っぽい一日も、こうして乗り切れたのですからね(^・^)


*********

〜私の小説〜
『未来からの守護者』18

 月曜日の朝、いつものように快晴の空が眩しい。
 「行こうか」朔はまた爽やかに迎える。
 私はそっと顎を引き、自転車の鍵を外そうとポケットを漁った。
 「あれ、鍵忘れちゃったのかな」そう言って中身のハンカチやポケットティッシュを取り出し、再度探ってみた。しかし、鍵は見つからない。
 「朔、ごめん。ちょっと待ってて。鍵持って来るの忘れたみたい」
 「分かった」
 私は急いで家の中に戻った。しかし、どんなに探しても、鍵を見つけることが出来ない。お母さんも、今日は電車で行くように、と言った。私は渋々また外に出た。
 「ごめん、何でか、自転車の鍵が見つからないの。今日は電車でも良い?」
 「・・・・うん、仕方ないよな」朔は少し不安そうに言った。
 こうして、私たちは駅に向かって歩き出した。だが、私は感じていた。何かに後を付けられているような、嫌な感覚である。
 朔もそれを感じているのか、なかなか思うように会話も弾まないまま歩いていた。
 「大翔が後を付けてきてる」やっと聞き取れるくらいの小さな声で朔は言う。
 「うん、私も気配が分るよ」私も出来る限り小声で答えた。
 「・・・・・・・今度こそ捕まえる」朔は決意に満ちた表情で言った。
 私はまた寂しく思った。もし、大翔を捕まえる事が出来たら、今一緒に居る朔とは、もうお別れということになる。辛い心境だったが、私は決めていた。朔が未来に戻れるようにしなければ、彼の護衛生活は終わらない。例え私のためであっても、彼の本来居るべき場所は未来なのだ。朔の本当の幸せは、きっと未来にしか無い。彼のため、そして私のため、私は大翔捕獲に最善を尽くすつもりだった。
 私は言った。「ねぇ、こっちの道に行こう。南口は混んでるから、北口から入ろうよ」
 他の人々を巻き込まないためにも、表通りは避けようと思ったのだ。
 「そうだな」朔も快く了解してくれた。
 北口へ繋がる通りへの道は、割と入り組んでいて、人も少ない。
 建物に囲まれた狭い道を、私たちは大翔を誘い込むように歩いていた。
 朔は何も言わなかった。いかにも作戦を練っているような表情だ。私は朔のそんな姿を見て、何も話しかけたりはしなかった。
 しばらく歩き、全く人気の無い細い道に来ると、朔は突然足を止めた。
 私も覚悟を決めて、朔と少し間を取ってから立ち止まった。




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◆この記事へのコメント(投稿順)
1. スター・アニ 2008年7月25日 0時44分 [返信する]
死を選んだら、また来世は苦しい自分から始まるのです。境涯は生きてる間しか上がらない。

 


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