中間選挙を迎えるトランプ陣営 | |
[政治] | |
2018年10月7日 18時47分の記事 | |
11月の米中間選挙に向けて両陣営の攻防が活発化している。二大政党の国、どこかの国と比べ一強となるようなこともなく、米連邦議会という大統領の実質的解任権をもつ文字通りの民主主義を起源とする国だ。 トランプ氏の岩盤支持基盤と言われる地方不満白人層、好調な経済、アメリカ人の4人に1人のキリスト教福音派(ペンス副大統領が信者)、数々のスキャンダルはあるとしても、共和党議員の九割を押さえその政権維持の手堅さが目立つ。一方下院の民主党勢力はオバマ前大統領を牽引役として過半数を超える勢いだ。民主党の勝利となればトランプ牽制圧力は強まるだろうが。 そこで、トランプ氏は点数稼ぎにと北朝鮮との非核化交渉二回目米朝会談の開催、米中貿易不均衡解消の強硬路線、日米貿易不均衡解消が焦点となる。 それに比べ返す返すも、政治の不毛。国会をかくも愚弄してきた公文書改竄事件、国民の間接選挙(実質は直接選挙に合衆国憲法は変遷している)によるでもない総理大臣を国会がコントロールできないでいる現実。 しかるに、二大政党が政権交代をおこなうことを前提にした日本の実態にそぐわない小選挙区制が厳然と立ちふさがるという矛盾が現にある。 かつての民主党が政権交代はしたものの、二大政党を育てる見識もなく、官僚や圧力団体政治に屈し、野党自民勢力とまで手を組み、国民の信も問わず消費増税を強行しそれと引き替えに自爆解散し、国民の利益を売りわたす亡国の解散という大失政を行った。その反省も総括もないままか安倍一強政治を強野放しにしてきた経緯があった。 国民の政治不信の原因を作ったとは言うが、つくづく、民主政治の不毛を実感するばかりだ。
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