完全な非核化の意味 | |
[政治] | |
2018年6月17日 12時58分の記事 | |
米朝首脳会談で完全非核化は合意文書に署名されたものの、北の非核化と朝鮮半島の非核化は不可分だ。朝鮮戦争は米の核恫喝に金日成が屈し以来南に核が1000発近くあったとされる。であれば、対抗上核開発は不可避であった。 アジア最良のウラン鉱脈をもち、濃縮の材料に事欠かなかった。金日成は核に反対だったが先軍政治、金正恩党委員長になって一挙核実験の多発ミサイル搭載され攻撃兵器として完成に至ったとされる。 しかし、あくまで核は米に向けられたものでしかなくそれ以上のものではない。 であれば、米が北の安全(体制)を保証するのであれば、理論的には完全な非核化は可能である。 しかし、核能力は核施設はもとより、核技術(設計図等)、核技術者を含む核開発勢力を抑え込まねばならない。それらの反発も予想される。しかし、これは手段でしかない。検証はIAEAである。 いずれも、金委員長が経済重視に舵を切った以上その意思により実務者レベルで進められなければならない。 結局非核化は一挙に完遂できる筋合いのものではないのだ。
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◆この記事へのコメント(投稿順) | |
1. 非核化について 2018年6月17日 16時7分 [返信する] アメリカは核放棄したら体制の保証と援助をすると言い、北朝鮮は体制の保証と段階的な援助をするなら核放棄すると言う。 今後は核技術者の処遇、核関連施設の廃棄、査察の問題や廃棄の工程・期間などについて熾烈な交渉が待っていると思います。
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