仏のウクライナ派兵発言の真意 | |
[政治] | |
2024年3月27日 19時36分の記事 | |
仏マクロン大統領のウクライナキ-ウ・オデッサへの派兵の言及があった。ロシアにウクライナ戦争を勝利させてはならないという趣旨であるという。 NATO米国そしてロシアの反発は大きかった。核保有国仏が核に物言わせての発言であればプ−チン氏の核の恫喝がかねてからあった通り誰も望まない核戦争の悲惨な結果を招来してしまう。 孫子の兵法にある通り戦端が開かれたならばその終結は大変な困難を伴う。すべからく戦争は最後の手段としてしかも勝つ戦争しかしてはならないというに大きく抵触する恐れすらある。 そもそもウクライナ戦争の場面はプ−チン氏によれば単なる自国民保護にとどまらずウクライナの中立化そして西欧文明は世界を制するものではなく多元国家こそが世界を制するという価値対立的なものであったとされる。 仏ナポレオンのロシア遠征がブルジョワ革命の敷衍であったにせよ多くの犠牲を払いつつも撃退したロシア。ナチスドイツによる反共を目的とする大祖国戦争においてこれも勝利したロシア。 これらを踏まえつつロシアに具体的に向けられた攻撃はウクライナ戦線を舞台として単なる歴史の繰り返しから、世界史的には西欧の世界を制するかのベクトルはむしろ逆方向に働きつつあるのではないか。世界史においてそれらはへ-ゲルの言う世界精神の理念の必然的契機となる。多元世界精神がそれであり、スラブ民族はじめこの契機において生きている民族とその行為が己の目的を完遂して幸運と名声を得るであろうというように描かれているのであるが。
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