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野党協調は日本の政治の正常化への小さな前進
[日本の政治]
2016年2月22日 23時4分の記事

野党各党による選挙協力や政策協力が少しずつですが前進していることが報道されています。

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昨今、与党においてスキャンダルや失言が多発しています。これらのことに対して、与党の対応はいまひとつで煮えきらず、政治の正常化には及んでいないと考えます。
現職大臣の賄賂疑惑が浮上し、金銭授受を当人は認めているのですから、総理の任命責任だけでなく内閣全体の、そして与党の政治責任が問われる問題です。その他、様々な失言や、平気で嘘をつくことが与党政治においてまかり通っています。政治としては既に滅茶苦茶な状況で、現在は政治の体をなしていない状況と考えます。
しかし、与党の対応は今ひとつで、政権や与党自身による自浄作用が期待できる状態ではありません。恐らく現状に対して軽く考えているからでしょう。実際、政権与党の対応は自浄作用よりはぐらかしにウェイトが置かれているものと考えます。与党の緩みを引き締めるということが言われていますが、問題点はそのようなところではなないでしょう。
このような状況になるのは、政権与党の原因・失政であるのですが、しかし、同時にこれはこれまでの野党の非力が原因であるのです。「権力は腐敗する、絶対的権力は絶対的に腐敗する」という言葉を現在の与野党の勢力状況が、ものの見事に具現化させているものと考えます。この状況を正常化に向けるためには、政権与党の自浄作用が期待できない以上、そのことを解消するためには野党勢力の拡大が必要であり、日本の政治のバランスを取り戻すために今回の野党の協調は大いにプラスの働きをするものと考えます。
政治が正常化してはじめて、正常な経済政策が動き始め、不公平がなくなり、経済においてプラスに作用し、経済を押し上げていきます。現職大臣に、それも経済再生担当大臣に賄賂疑惑があるということは、そこに「不公平」が当たり前のようにまかり通っているということであり、そのような不公平がある限り、社会において格差が生まれ、その格差を助長させていきます。経済の足を引っ張っているのは、まさに政権であるのです。
したがって、このようなことがまさに政権のど真ん中で起こったわけですから、まずこのような状況を正常化することが第一で、それではじめて経済の再生も生まれることは間違いのないことです。故に必然、現状の政治状況を温存すれば、間違いなく経済はその深刻の度を深めるだけでしょう。そろそろそのための転換期ですし、今回の野党の協調は乱れきった政治の状況を正常化し、経済を再生させるための大きな一歩になるものと考えます。

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くる天

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片桐勇治(政治評論家) さん
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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