カリギュラ | |
[日本の政治] | |
2016年2月27日 23時57分の記事 | |
カリギュラ(カリグラ)は、残虐、快楽主義のローマ帝国皇帝として有名です。カリギュラという名前は実は、「小さな軍靴」を意味する愛称で、本当の名前はガイウス・ユリウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクスと言います。
残虐を極めた希代の暴君として有名なカリギュラですが、実は皇帝になって最初は非常に寛大な施策をしていました。前任者のティベリウスが非常に不人気であったところに、登場したカリギュラはとても民衆から歓迎もされていましたが、その上で、就任当初、カリギュラは大変な大盤振る舞いの施策をしていますから、とても人気がありました。ただ、その結果、財政は破綻します。そういう意味でとても場当たり的でもあります。 そんな大盤振る舞いをしていたにもかかわらず、暴君へと豹変し、悪政、恐怖政治となっていくわけです。その変貌の原因を患った病気とする説もありますが、恐らく青年期に敵であるティベリウスにとらわれていたときに形成された人格にポイントがあるものと考えます。 大変な大盤振る舞いをしたカリギュラも、残虐を極める政治を行うカリギュラも根は同じで、どちらも民衆とコミュニケーションをとらないという面があるものと考えます。鵺(ぬえ)と言える本質があるとも言えますし、対話が出来ない人格がそこにあるのではないかと考えます。そういう人格ですから、当たり前のように民衆に嘘をつくと言うこともあると思います。 為政者で、大盤振る舞いをしたり、平気で嘘をつくと言うことがある場合、豹変し、悪政を行うと言うことを想定するというのは、歴史の教訓であろうと考えます。これは古今東西、どこでも通じるものでしょうし、現在においても為政者を見極める重要なポイントであると考えます。 政治というのは民衆・国民との対話というリーダーとして当然の資質があって、初めて良き方向に進むものと考えます。 | |
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