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3.11に想う
[日本の政治]
2016年3月11日 23時53分の記事

東日本大震災から本日で5年の月日が経ちました。私は当時、東京にいましたが、出来事を昨日のように思い出します。また、あの頃は、静岡県の浜岡原発のことが非常に気にかかっていたことを思い出します。しかし、一方で5年経ったのだなともまた思います。

「天皇陛下『国民が心を一つに寄り添って』 おことば全文」(2016年3月11日 朝日新聞)

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本日は東日本大震災に関連するテレビの特集番組が多く放送されています。その中の一つにNHKで午後4時から放送された『こころフォトスペシャル 家族と過ごした風景』という番組がありました。
この番組ではこれまで震災で亡くなられた方や行方がわからなくなった方の写真と家族からのメッセージを紹介してきました。そのスペシャルと言うことで、今回は被災者のこの5年間を追った内容でした。
何人かが紹介されていたのですが、その中で小5の時に震災にあい、祖父母と母、弟を亡くされた少年の成長が紹介されていました。父親と二人で震災後の人生を乗り越えていくのですが、やはり最初は父親でも背負いきれない重荷を小五の少年も背負わなくてはならないわけです。登校もしなくなってしまったりするのですが、その当時に撮った一枚の「フォト」には、成長期の葛藤と迷いの中でその重荷が覆い被さり、それを必死に耐えているそんな表情が見えるわけです。その後、米国に行ったり、友達が出来て心を打ち明けることができる仲間ができて、父親が言うように表情が変わっていくわけです。それを見ていて思わず涙がこぼれましたが、それは悲しみだけではなく、その少年の心情を想い、そしてまたそのようになって良かったという涙です。
今日は、テレビで多くの涙を見ましたが、それは愛情の裏返しなのだなと改めて思いました。

寄り添う
天皇陛下は、東日本大震災5周年追悼式でお言葉を出されています。お言葉をおっしゃっているその御姿を拝見していると本当に心安らかになる想いが致します。
お言葉の中で以下のようにおっしゃられています。

しかし、被災地で、また避難先で、今日もなお多くの人が苦難の生活を続けています。特に、年々高齢化していく被災者を始めとし、私どもの関心の届かぬ所で、いまだ人知れず苦しんでいる人も多くいるのではないかと心に掛かります。
困難の中にいる人々一人ひとりが取り残されることなく、一日も早く普通の生活を取り戻すことができるよう、これからも国民が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います。(2016年3月11日 朝日新聞)

寄り添うということはこのようなことであると改めて思います。
最近、「復興」という言葉が一人歩きをしているのではないかと思うことがありますが、本当は被災された方々に寄り添い、そして、共に生きていくと言うことが基本なのだろうと思います。そして社会的包摂をしていく。その人と人、社会の繋がりがあってはじめて復興が現実としてなされていくのではないかと思います。そうでなければ、「復興」というのが、空を切るそんなものになるのではないかと心から思います。
天皇陛下のお言葉を拝読し、またNHKの番組を見て、そんなことを心から思います。

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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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