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ゆりかもめ
[日本の政治]
2017年2月7日 23時59分の記事

先日、所用で東京臨海副都心の有明にある東京ビックサイトに行きました。豊洲から『ゆりかもめ』に揺られて5つめの国際展示場正門駅がその最寄りでした。

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ゆりかもめに乗って臨海副都心を見回すと、今や東京に新しい都市が出現したかのような壮大な光景が拡がります。この光景には、改めてその開発ぶりに驚きます。そういう一大都市を縫うように高架をゆっくりと走るのがゆりかもめなのですが、豊洲から3つめに『市場前』という駅があります。まさに今、話題の中心となっている豊洲新市場の最寄りの駅です。最寄りと言うより目の前の駅です。まさに豊洲新市場のために作られた駅であるわけです。
このゆりかもめに乗ると見えてくることは、問題となっている豊洲新市場というのが、この臨海部における開発事業の一部であると言うことです。つまり豊洲新市場の問題は、壮大な臨海副都心の開発事業の問題であると言うことで、豊洲新市場の問題は、豊洲新市場だけを見ていてはわからないと言うことです。言い換えれば、臨海部開発という全体像からこの豊洲新市場の問題を見なくてはその本質はわからないと言うことです。
臨海部再開発と豊洲新市場がセットであることは、臨海副都心を走るゆりかもめと整備された自動車道が豊洲新市場にしっかりとアクセスしていることからも明らかです。
ゆりかもめは1995年に開業しますが、その年に臨海部再開発をメインとした世界都市博の中止を宣言した青島都知事が誕生します。明らかにゆりかもめは臨海部再開発に併せて作られたことがこのことからもよくわかります。そして、同時にこの臨海部再開発は、30年以上前からはじまるビックプロジェクトであったことも非常によくわかります。そして、その一端が豊洲新市場であるということです。
豊洲新市場については都庁のデタラメな対応や様々な疑惑が問題となってきました。これらの問題は、明らかに都庁職員が行ったことですが、そのような行為にいたったのは、人事の裏打ちという要素がなければまず起こらないものと考えます。つまり、そのようなデタラメをやっても身分が保障されていたと言うことです。さらに言えば、誰かがそのようなデタラメをさせたということです。そこには明らかに豊洲新市場だけではない、臨海部全体に及ぶ巨大な利権構造が背景にあることが、ゆりかもめに乗っていると容易に想像でき、それが豊洲新市場の問題の核心と考えます。そして、この巨大な利権構造は、都議会自民党のドンや前知事だけの問題ではないでしょう。その闇はさらに大きなものと考えます。このような闇をさらけ出さなければ、都政の正常化はまずないものと考えます。

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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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