東京新聞の非常に良い記事 | |
[日本の政治] | |
2017年9月28日 0時0分の記事 | |
少し前ですが、東京新聞で非常に良い記事が出ています。記事では、日本の年金資金が武器製造メーカー世界トップ10全てやその他軍事関連会社に大量に投資されていると報じています。この記事を見て、本気で東京新聞を購読しようかと考えています。とにかくこの記事は目の付け所がよく、立派です。 「GPIF年金運用 軍事上位10社の株保有 本紙調べ」(2017年9月17日 東京新聞)
まさにこの記事は、お金と戦争、資本と軍事の関係を示すものですが、ザ・フナイ2017年7月号では「日本の年金が戦争を起こし、世界を滅ぼす!?」と書き、警鐘を鳴らしました。まさにそのものズバリです。安倍政権下でこのような戦争関連への日本からの資金の流れについてザ・フナイで様々、書いてきました。GPIFの資金も、実際にはこの東京新聞で報じられているものだけではないでしょう。むしろ、この記事は、そのような日本から戦争関連に流れた資金の流れを示す一部であり、同時に証左でしょう。消費税の使われ方も恐らくこのようになっていくものと考えます。 こういうものが本ブログ「安倍政権はアメリカがお好き??」(2017年9月18日)で書いたような、イージスアショア(ロッキードマーチン。トップ企業、記事中投資額第二位)の意味不明な配備となって現れていくわけです。そして、北朝鮮情勢の本質も実のところ、ここに本当のポイントがあります。戦争は常にお金(戦略物資)と支配権、そしてその利益の構造のことを念頭に置かなくてはなりません。それは、それが何より中心的なものだからです。誰かの利益になるようになっているわけです。そして、そう見たとき、このことの及ぶ範囲は容易に国境を越えるのです。国単位では国際情勢の本質は見えないのです。今の日本の政治情勢もまたこのことの例外ではありませんし、このことは優に150年以上前から実はあることなのです。お金は簡単に国境を越えるのです。 戦争があると老後の生活が保障されるという構造、そういう人の生き血で生きるようなことが不問に付され、まかり通り、全く批判の対象にならない国はいずれ必ず亡びます。この記事が意味することは、日本人一人一人の人生観そのものが現状、試されていると言うことです。間違った人生観がはびこれば、必ず社会に不幸が蔓延するでしょう。そしてそういう国は必ず亡びます。今の政治状況も、日本人の人生観の投影と私は思います。 人々の幸福を考え、平和をつくり出すことを日本人一人一人が考えるようにならなければ、未来は開けないでしょう。そう、この記事は警鐘を鳴らしていると考えます。 活発化している野党の動きが、このようなことをちゃんと追求できる結果となるか否か、そこがポイントでしょう。 | |
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