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くる天
プロフィール
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、爾来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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スガ政権のコロナ対策は具体策がない ?
[日本の政治]
2021年4月1日 23時12分の記事

本ブログ「スガ政権のコロナ対策は具体策がない ?」(2021年3月31日)の続きです。

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2010年に出版された広瀬隆さんの「原子炉時限爆弾」(2010年 広瀬隆著 ダイヤモンド社)
には、東日本大震災・福島第一原子力発電所事故が発生する前の日本の原発をとりまく状況が、以下のように非常に良く描かれています。このような記述に、いまだに続く日本の本質がはっきりとあるわけです。


この章では、最近ほとんど議論しなくなった「放射能の基礎知識」に始まって、行方の知れない「高レベル放射性廃棄物の地層処分」の絶望的な未来について述べた。この一事だけで、原子力を断念するべき状況であることはお分かりであろう。さらにそこに、青森県六ヶ所村の「再処理工場」が完全に行き詰まり、百パーセント失敗が保証されている福井県敦賀市の「高速増殖炉”もんじゅ”」が無謀な運転開始に踏み切り、絶対にやってはいけない「プルサーマル運転」によって、全国の原子炉の危険性が加速しているのである。打ちひしがれて希望の絶えた原子力産業が置かれた末期的な状況がこれである。しかし、大地震は、まってはくれない。
このような全身衰弱した状態にある原子力の全体像は、新聞とテレビを見ても、まったく教えてもらえないという、不思議な国に私たちは生きている。むしろ、原発ルネッサンスなどという大嘘が横行して、あたかもこれからは原子力の時代だという、三〇年前の悪夢を再び日本人に植えつけようと、新聞とテレビがやっきになっている。

「原子炉時限爆弾」(2010年 広瀬隆著 ダイヤモンド社 267頁)


まさに地震は待ってはくれず、この広瀬さんの本が書かれた2010年から一年を経ずして、東日本大震災・福島第一原子力発電所事故となり、その被害はいまだに続ているのです。
この広瀬さんの文章を読むと、当時、原発政策が明らかに行き詰まり、衰退していることがよくわかります。しかし、そのようなときに原発超推進派の民主党政権が登場して、次々に原発推進が行われ、東日本大震災における福一の原発事故が発生したと言うことなのです。2010年のもんじゅの再稼働も、CO2温暖化説を前面に押し出す民主党・鳩山政権で、CO2削減のためということで行われたわけです。
しかし、面白いことにこの民主党政権と同じロジックで、現在、米国民主党のバイデン(ハリス・イギリス)が原発推進をしようとしているわけです。奇妙に一致しているわけです。もちろん、それはCO2で温暖化するからではありません。広瀬さんは「二酸化炭素温暖化説の崩壊 」(2010年 広瀬隆著 集英社新書)で、二酸化炭素温暖化説はインチキ、デタラメだと明快に指摘しています。
最近(2019年)でも以下のアエラの記事で広瀬さんは同じことを繰り返し指摘しています。要するに広瀬さんが2010年の「二酸化炭素温暖化説の崩壊 」で書かれたことが、今以てまったく覆されていないと言うことなのです。つまり、二酸化炭素温暖化説はインチキ、デタラメということです。

「広瀬隆『二酸化炭素温暖化説の嘘が警告する地球の危機』」(2019年8月21日 アエラ)

もちろん、広瀬さんの考えは正しいと考えますが、CO2温暖化説が原発推進のための詐欺的ロジックであることは、常識と言えば常識の話しです。だから、そういう常識がわからないと、以下の東京新聞の読者投稿記事・ミラーにあるようにグレタ・トゥンベリさんが、原発を容認したと言うことに落胆したという反応になるわけです。そもそもグレタ・トゥンベリさんのロジックを見れば、その先に原発推進があるのは見え見えなのです。それはまったく2009年からの民主党政権と同じなのです。もちろん、それはバイデン(ハリス・イギリス)ともまた同じなのです。世界的に同じことをしているのです。原発推進のために。そういう人たちがいるわけですが、それが世界の実相なのです。

2020年3月20日 東京新聞 ミラー 『温暖化対策 日独牽引を』

グレタ・トゥンベリさんの純粋な気持ちはとても評価しますし、私も同じ年代で同じように環境のことを考えました。ただ、グレタ・トゥンベリさんと広瀬隆さんのどちらが科学的かと言えば、言うまでもなく広瀬さんの方でしょう。広瀬さんはそういう比較を好まないかもしれませんが、やはりそのように思います。グレタ・トゥンベリさんは大人に利用されているのではないかといつも思います。
ただ、グレタ・トゥンベリさんの主張が、原発推進だけではなく、日本の核武装化、憲法改正に繋がると言うことは十分にあるのです。だから、日本のマスコミがグレタ・トゥンベリさんをもてはやすという構図はちゃんと念頭に入れるべきでしょう。
いずれにせよ、CO2温暖化説を前面に押し出して原発を推進するその内実は、日本の民主党政権時に最悪の原発事故が発生したように、杜撰、いい加減、リスク対策なしのリスク無視なのです。なぜなら、問題だらけの原発を推進するための目くらましがCO2温暖化説だからです。そもそも主眼は何が何でも原発推進なのです。

「スガ政権のコロナ対策は具体策がない ?」(2021年4月2日)へ続く。

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