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考えるまでもないオリンピックの再延期 (4)
[日本の政治]
2021年4月10日 0時34分の記事

昨日の本ブログ「考えるまでもないオリンピックの再延期 (3)」(2021年4月9日)の続きです。

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再延期、2022年開催というのは
今年、東京オリンピックを開催しても、来年の北京冬季オリンピックとの期間のズレは半年です。ですので、ほぼ同年開催なのです。そして、当然、来年に東京オリンピックを開催しても、北京冬季オリンピックとの期間のずれは半年なのです。はっきり言えば、北京冬季オリンピックの半年前にやるか、半年後にやるかの違いでしかなく、さしたる違いはまったくないです。来年に再延期して東京オリンピックをしない理由はまったくないのです。

アベ・スガ政権の責任、特にアベ政権
以下の朝日新聞の記事はこれまで何度も取り上げてきました。昨年4月1日の記事ですが、当時、東京オリンピック延期を1年にした経緯が書かれています。そこには大会組織委員会会長の森喜朗氏が2年の延期を考えていたのに対して、当時の首相・アベ氏が1年延期を主張、それで決まったと書かれています。

「森会長が語る舞台裏 『なぜ1年』問われ首相は断言した」(2020年4月1日 朝日新聞)

はっきり言えば、この無脳宰相の判断が諸悪の根源なのですが、さらに昨年8月28日の退任発表時に以下のように、アベ氏がその後の新型コロナウイルス対策をすべて決めたと述べている訳です。アベ氏が決めた新型コロナウイルス対策の上でスガ政権が走り、その後、感染が爆発的に拡大、緊急事態宣言発令となったわけです。


現下の最大の課題であるコロナ対応に障害が生じるようなことはできる限り避けなければならない。この1か月程度、その一心でありました。悩みに悩みましたが、この足元において、7月以降の感染拡大が減少傾向へと転じたこと、そして、冬を見据えて実施すべき対応策を取りまとめることができたことから、新体制に移行するのであればこのタイミングしかないと判断いたしました。

「安倍内閣総理大臣記者会見」(2020年8月28日 首相官邸)


つまり、アベ氏が東京オリンピックの今年開催を強権的に決めて、しかし、自ら決めた新型コロナウイルス対策で感染が拡大、東京オリンピックの今年開催を非常に問題ある状態にしているわけです。このことによって、上述のように日本国民の犠牲者は増え、アスリートはまったく中途半端な状態に置かれたわけです。こう考えれば、まずはアベ氏に全面的に責任をとってもらうことから始める必要があるわけです。やめれば責任がないと考えるのは本人だけなのです。

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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