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今後の最大の焦点はしっかりと感染拡大防止する新型コロナウイルス対策の実現
[日本の政治]
2021年8月22日 21時6分の記事

横浜市長選は、立憲民主党が推薦した元横浜市立大学教授の山中竹春氏に当確がでました。社民、共産も絡んでの野党共闘での勝利は何よりの朗報です。事前調査では小此木氏にダブルスコアと言われていましたが、この早い当確はその勢いを示すものです。そして、その勢いは今後の政治において最大の焦点を明確に示すものなのです。それは感染拡大を防止する新型コロナウイルス対策の一刻もはやい実現です。

「横浜市長選 立民推薦の山中竹春氏 当選確実 小此木氏ら及ばず」(2021年8月22日 NHK)

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最終的な得票数を観てみないとわかりませんが、山中氏の得票を自民系の小此木氏と林氏の得票を合わせても超えられなければ、自公にとっては極めて大きな衝撃になると考えます。言うまでもなく、小此木氏と林氏は両者共、ボロ負けです。
今回の選挙の焦点はカジノと言われていますが、やはりスガ自公政権の新型コロナウイルス対策の完全なる失敗であるのです。これは以下の記事にあるように、インターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁医師が、首相は至急おやめになった方がよいとテレビで発言したことにも、良く表れています。このような気運が社会を支配しているのです。そしてそれをスガ氏とコイケ氏が、自らつくり出してきたわけです。

「『首相やめろ』発言した理由 倉持医師から政治への警告」(2021年8月11日 朝日新聞)

「倉持仁院長 菅首相に『あなたはなにもわかっていない!現実をみよ』」(2021年8月2日 デイリースポーツ)

実際、最近、知り合いと電話などで話していると、口々にスガ自公政権・コイケ都政の新型コロナウイルス対策の杜撰さを声高に批判します。それはそうです。すでに医療は崩壊の状態、朝から救急車が行きかう音を聞いていれば、そうなります。そして、以下の記事のように、クラスターがデパートなどで起っても、その原因すらいまだにわからず、何の対策もしない。それでいて、医療崩壊なのです。それでは当然、強烈な批判がでます。

「百貨店を襲う従業員クラスター 業界にショック『対策どうすれば…』」(2021年8月20日 毎日新聞)

さらに、以下の記事のように、医療が受けられない自宅療養者への支援もまったくできておらず、完全に自宅療養者が放置状態になっています。これで、まだまだ時間がかかるワクチン以外まったくの無策のスガ自公政権とコイケ都政に対して批判が起きない方がおかしいのです。

「自宅療養者急増 滞る支援 食料『1000人待ち』届かず」(2021年8月21日 毎日新聞)

こういう状況が以下のような私の知人のメールにも現われていると考えます。
その知人は金融界で働いていますが、8月7日、以下のようなかなり激しい文面のメールを送ってきました。


逆説的ですが、私は共産党こそが本当の「保守」だと考えています。
今では共産党に政権をとってほしいと心から思っているくらいです。本当に。立憲民主党も共産党と本当に手を組めば政権はとれると思っています。バカです。


もちろん、この方は共産党とは関係の無い方です。しかし、今や自公は論外、立憲民主でも甘いと思うようになっているのです。
一般的には、すでに社民、共産が絡むことで浮動票を取り込める状態になってきているということです。時代の趨勢ですが、この最大のポイントになっているのが、しっかりと感染拡大を防止する新型コロナウイルス対策を行う方向性の実現でしょう。このことが日本における最大の政治的なポイントなっているのです。
そして、付け足していうのなら、次期衆院選で、スガ氏が神奈川二区で当選できるかが、一つのポイントになっています。これは三重一区の田村憲久氏も同じです。このまま行くとこの二人はそうとう厳しくなると考えます。

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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