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ほとんどの国民が理解しないうちにゴリ押しするという非民主的なキシダ
[ザ・フナイ]
2022年12月15日 23時58分の記事

キシダが防衛費をいきなり2倍にするという議論は去年からやっていたとかなんとか言っているこということですが、そもそもそのような国民的な議論はまったくこの1年なかったと考えます。ただし、1年前の本ブログ『《日本の政治》 やはり岸田政権の言動はおかしい』(2021年11月9日)では以下のように書きました。

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この岸田政権は非常に危険な内閣になると考えます。危険とはかつての軍国主義・国家神道への復古という意味です。日本の政治において最悪・最凶の政治状態が、この戦前・戦中期の時代です。この時代への復古を岸田政権で行なうと考えます。残念ながらこれから日本は暗黒の時代に突入します。
そして、当然、岸田政権は大政翼賛政権となると考えます。スガ政権が田中義一政権になぞらえるのなら、岸田政権は近衛大政翼賛会内閣でしょう。岸田政権の言う新しい資本主義とは国家独占資本主義のことで、それは当然、戦争経済と考えます。積極財政政策などは必要と考えますが、岸田政権はまったく違うと考えます。




まさしくこの分析は的中したと考えます。
昨年、このような危険性をキシダ政権に見いだしていましたが、しかし、キシダ政権が公明正大に防衛費増額の議論をしてきたかと言えば、実質、していないと私は答えます。実際、私は知りません。キシダが新しい資本主義とかなんちゃらと言っていたことは記憶していますが、その他の議論はまったく知りません。これはほとんどの国民がそうでしょう。
議論していたとしたとしても、公明正大に国民的な議論をということではなく、既定事実にする会議をちょこちょっと開いた程度の話でしょう。防衛費をいきなり2倍にするというこの防衛費増額問題は、少なくとも3年くらいかけて、公明正大に国民的な議論をしなくてはなりません。それが民主主義の手続きというものです。
こんな、国民が気がつかないようなレベルでやっていて、それをやってましたと豪語して誤魔化す姑息なやり方は、民主主義を否定するもので、それでいてキシダは民主主義国家日本として独裁国家・中露と対峙するといっているのですから、トンデモナイ欺瞞です。お前こそ姑息な独裁者だろう。
現状、防衛費増額とそのための増税についての話題も、これまでテレビなどのマスコミもほとんど報道していません。最近、いきなり報道し始めただけです。去年からみても報道は非常に少ないですし、国民にはまったく届いていません。
昨日取り上げたTBS『ひるおび』も、本日の内容はワールドカップばかりです。その程度なのです。
この番組は報道番組ではなくバラエティ番組なのかもしれませんが、それなら昨日のように防衛費増額についての疑問に対して封殺するごとくの報道姿勢をとるべきではないでしょう。要するにご都合主義で、そのご都合とは保身と政権への忖度ではないかと考えています。この番組はそういうものがアベ政治時代からずっと続いていると考えます。だから生き残った。でもこれからはわかりません。
今回の臨時国会中でもこの防衛費増額問題は基本的にマスコミはしっかりと伝えてはいません。国民にとってこの防衛費大幅増額問題は、何か、知らないうちに話がどんどん進められている感じです。キシダ政権に国民への視線はありません。それはそうでしょう。国民の6割以上が反対した安倍晋三さんの所謂国葬を強行したのですから。このことについてのキシダ政権の姿勢が、国民に対する基本的姿勢と考えれば良いと考えます。
このような非民主的な姿勢で防衛費大幅増額をゴリ押しすれば、当然、信用を失うのはその防衛なのです。このようなやり方は、いずれかならず大きな反作用として戻ってきます。

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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