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単なる親バカ宰相の権力の私物化に過ぎない
[日本の政治]
2023年5月30日 8時7分の記事

文春が報じた記事に関連して、キシダが自身の息子であり秘書官である翔太郎氏を事実上の更迭と報じられています。この問題を見ていると、もし、キシダの親族でもないものが、このようなことになったら、普通は『秒』で更迭でしょう。というよりも、今年の初めに言われたキシダの息子のパリなどでの『観光疑惑』が、キシダの親族でもない秘書官のことなら、そのときに更迭が生じていたでしょう。一連のキシダの対応をみていると、そこには明らかに親族だからと言う要因が働いていると考えます。まさに民主主義に寄生した特権階級。単なる親バカの権力の私物化に他なりません。

・ 『岸田首相長男の翔太郎秘書官 来月1日付け交代へ 事実上の更迭 』(2023年5月29日 NHK)

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とにかく、今回の件での更迭までが遅いとしか言えません。親族だから庇うという実像がありありと見えてきます。
また、実際、常識的に考えて、自分の息子を首相の秘書官にするというその起用は、そもそも国民を無視した親バカなのです。それでは、その息子に秘書官になる能力があったかと言えば、このような不祥事となったわけですから、能力がないことは十分に証明されたわけです。これまでのキシダの息子の観光疑惑や今回の写真の件をみると、普通は秘書官に起用する前に行なう調査ではじかれるだけの人物です。
そういうものを秘書官に起用したのは単に息子だからに他なりません。それでは単なる親バカ、権力の私物化に過ぎません。本当に呆れるほどです。
そして、更迭も遅い。まさに権力を私物化する民主主義に寄生した特権階級に過ぎない。それがキシダとキシダの息子の素行の本質と考えます。これが今の日本のエリートの実像なのです。
無論、秘書官にした息子について、誰よりもよく知るのはこの親バカ宰相のキシダですから、その任命責任は極めて重いわけです。まさに自分のクビを自分できったに等しい。
ところで、様々なニュースの一覧を見ていたら、このキシダの息子と長野県中野市で4人殺害事件を起こした青木政憲容疑者がほぼ同じ歳であるのです。これには少し驚きましたが、どうしても世代的にモラルの喪失という背景があるように思えてきます。

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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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